データサイエンスとは社会に溢れているデータから<価値>を引き出す学問です。ICT(情報通信技術)の進化した時代では、あらゆるビジネスや医療、教育、行政などにおいても、高度なデータ処理能力、データ分析力が必要となっています。データから有益な<価値>を引き出すためには、これらの能力に加え、様々な分析経験を積むことが求められています。
ICT(情報通信技術)の発展を背景に従来の情報学と統計学を超えた21世紀の最新科学=データサイエンス(データ中心科学)を学びます。
データを管理、加工、処理、分析をするためのスキルは情報や統計のスキルなので理系的ですが、分析結果を価値創造に生かすためには、データの背景を十分に知る必要があり、多くの場合、文系的素養が必要となります。
本学部のカリキュラムでは、情報、統計関連科目ばかりではなく、経済、経営等の文系の授業も開講されます。また、ビジネス分野の第一線で活躍をしている方々の話を多く聞くことができる授業もあり、幅広いスキルを身につけることができます。
本学部で実施されるカリキュラムは、
本学部では、価値創造の成功体験を積み重ねることに重点を置いており、そのために多くの特徴的な講義・演習が用意されています。
例えば、
1年次から4年次まで通して、実際のデータを扱った価値創造を体験するためのPBL型の演習を行います。
この演習の中では、様々なデータサイエンスの実践例の紹介から始まり、データサイエンスが使われている様々な現場の見学、データ分析の試行錯誤を重ねながら、価値創造の経験の積み重ね、最終的には実データを使った価値創造(現場の意思決定に生かす実際の提案)を行うプロジェクトを行います。
次のカリキュラムツリーでは、各年度で開講される(教養科目を除く)授業科目と、授業の関連を示した図です。線でつながっている科目は関連の強い科目なので、履修したい授業に関し、履修年度以前で線のつながっている授業は履修されることが望ましいです。
1セメスターの教養科目には,線形代数への招待・解析学への招待・確率への招待(すべて必修)があります。高校までに履修した数学と大学で学ぶ数学との橋渡しをします。
区分 | 単位数 | ||
---|---|---|---|
教養教育科目群 | 大学入門科目 | 2 | |
全学共通教養科目 | 20 | ||
外国語科目 | 5 | ||
体育科目 | 2 | ||
専門教育科目群 | データサイエンス基礎科目 | データエンジニアリング系科目 | 11 |
データアナリシス系科目 | 16 | ||
データ解析科目 | 4 | ||
選択科目 | 39 | ||
価値創造基礎科目 | 8 | ||
価値創造応用科目 | 9 | ||
データ駆動型PBL演習科目 | 12 | ||
総単位数 | 128 |