10月12日 14時13分
埼玉県や新潟県など6つの県の、およそ130の蔵元で造られた日本酒のできばえを審査する催しが、さいたま市で開かれました。
この催しは、酒造りの技術の向上を目指そうとさいたま市にある関東信越国税局が開いたもので、埼玉県や新潟県など6つの県のおよそ130の蔵元が造った、日本酒190種類あまりが審査されました。
審査は吟醸酒と純米酒の部門で行われ、国税局の職員や酒造メーカーの社員など16人がおちょこにつがれた酒を1つずつ手にとり、色や香りを確認したあと、口に含んで味のできばえを審査していました。
審査員は、それぞれの酒を3段階で評価し、特に高い評価を受けた銘柄には11月「最優秀賞」などが贈られます。
関東信越国税局によりますと、最近は女性や外国人にも日本酒の人気が広がっていて、甘みや香りの強い酒が造られる傾向にあるということです。
関東信越国税局の阿久津武広主任鑑定官は「ことしは日本酒を仕込む1月から2月にかけて寒暖の差が激しく、温度管理が難しかったと思うが、質のいい日本酒ができあがったので、ぜひ堪能してほしいです」と話していました。
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