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韓進グループ、経営破綻巡り公聴会

2016/10/5 23:55
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 ■韓進グループ(韓国の中堅財閥) 趙亮鎬・韓進グループ会長は4日の韓国国会の公聴会で、傘下の韓進海運が経営破綻に追い込まれたのは政府が支援する外国海運会社との競争が厳しかったためだと訴えた。

 趙会長は、世界7位の韓進海運が8月末にソウルの裁判所に法定管理を申請するまで同社を率いていた。韓進傘下の大韓航空も韓進海運の株式33.23%を保有している。

 同会長の証言は、韓進海運の主要債権者である政府系の韓国産業銀行の年次監査の一環として国会で行われた。趙会長は、「民間企業である韓進海運が、政府の支援を受ける外国海運会社と競うのは厳しかった。外国海運会社が運賃の引き下げ競争を主導した」と述べた。

 また、石泰寿・韓進海運最高経営責任者(CEO)は、同公聴会で同社の破綻について業界最大の海運会社A・P・モラー・マースクを非難した。石CEOは、「例えばマースクはデンマーク経済にとって重要な企業だ」とした上で、「海外の政府は公共の利益の下、海運会社を支援し保護している」と語った。

 趙会長は、経営陣が代わっても、韓国政府が会社に必要な命綱を投げてくれると期待していると述べた。(ソウル=金再源)

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