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ジブリ作品を支えた「色の天才」が亡くなる…

宮崎作品の世界観を色彩で作った担当者、保田道世さんのご冥福をお祈りします。

更新日: 2016年10月12日

tea_heartさん

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ジブリにいた1人のスタッフが亡くなった

スタジオジブリの色彩設計を担当された保田道世さん(享年77歳)が病気のため10月5日死去。 nijimen.net/topics/7922 pic.twitter.com/lVkLycSMQ7

それが保田道世さん

ジブリのほとんどの映画で、絵に何色を付けるかを決める色彩設計を担当していた保田道世さん(77)が5日、亡くなった

この業界に入る前、保田さんの本を読んで色彩設計の重要性を知りました。

ジブリの繊細な色合い、色遣いがとても好き。絵に生命を与えてくれる色。 保田さん、ご冥福をお祈り申し上げます。

あのジブリ飯と言われる美味しそうなご飯もキラキラした宝石の数々もなめらかな水の表現も保田さんの色彩設定があったからこそ。ご冥福をお祈りします。

それもそのハズ…

「ジブリ色」と評される色はやわらかく、優しい。その色彩の世界の生みの親であるのが保田さん

保田さんの色彩設計があってこそ宮崎作品の世界観が保たれ、ジブリ色って言われるくらい存在感があったと思う

その手腕は映画毎に「ジブリ色」を作るほど

保田さんが使った色はナウシカで252色、ラピュタは301色、となりのトトロ303色、もののけ姫ではなんと546色にも上る

宮崎駿監督や高畑勲監督とは東映動画時代からの仕事仲間で、両監督から「戦友」「同志」と呼ばれる存在だった

74歳の時「崖の上のポニョ」を機に引退していたが、、

ある日、電話に出ると「70代がなんだ!しっかり作りなさい!」と駿に言われ、事務所に向かうと脚本を渡され「読んで」の一言。そのまま復帰

そのまま『風たちぬ』の色彩設計を担当されたとか

宮崎駿監督がゲド戦記の試写会に行かないとか言い出したとき、保田さんが誘ってあげてたな

そこまで信頼されたのは圧倒的なこだわり

保田さんは時代背景などとは別に、登場人物視点でみたときにどう感じるかで配色を変えてきた

そのため、風立ちぬの以下のシーンで本当はこうもり傘(黒)がいいと思ったというほど

それが有名なこのシーン。

結果的には全体のバランスを見て、白い傘で配色しているが、本来黒が良かったというのは驚き…!

生きていた頃の自分を見つめる、清太と節子の“幽霊”が登場するシーンは、特殊な赤色が使われています。色彩設計を担当した保田道世氏は、高畑監督から阿修羅の写真集を見せられて、「阿修羅のごとくにして欲しい。内面から発光するような感じがほしい」と言われました。

ほかにも、高畑監督のこんな無茶ぶりオーダーにも答えてきたとか

「明暗などだけでなく、作品の人物の心境を反映し、色彩を変化させることで、心境を表現できる」

「同じ場面、同じ人物でも、横顔か正面かで、影の色もずいぶんと違いますし、そういうものにこだわることで、見ている人にとって自然な場面が生まれる」

ここまでのこだわりあってのジブリ映画

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tea_heartさん

紅茶厨です´◡`

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