10番本田と4番本田は別人? 伊メディアも不思議がる「彼は日本代表になるといつも……」

セリエA
ミラン
日本代表
本田
本田圭佑
gettyimages-602349172-min

本田がまたもチームを牽引した photo/Getty Images

重圧を跳ね除ける活躍を披露

プレッシャーが本田圭佑を強くする。それはまたしても日本代表において証明された。

金髪のエース擁するサムライブルーは11日、ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に臨み、敵地で1-1と引き分けた。このゲームで最も存在感を放った選手こそ、久しぶりに最前線のポジションを任された本田だ。長年にわたり日本代表に君臨するこのベテランは開始5分に素晴らしいスルーパスで原口元気の先制弾をアシストすると、随所で巧みなポストプレイを披露。輝きを失った10番の香川真司とは対照的に、4番はメルボルンの地でチームを牽引していた。もちろんこれを不思議がっているのがイタリア人だ。所属するミランでは栄光の背番号10を纏いながら、ほぼ戦力外に等しい扱いを受けており、オーストラリア戦のパフォーマンスは多くのミラニスタを驚かせるものだろう。

彼の代表におけるプレイについて、伊『Milannews.it』も「本田圭佑はオーストラリア戦で最高のパスによって原口のゴールをアシスト。ミランに居場所は無いが、代表では主役だ。ロッソネーロで10番を任されるこの男は、日本代表のゲームになるといつも決定的な仕事ぶりを見せつける」と綴った。

彼のミランにおけるライバルとしては、たびたびスペイン人ウィンガーのスソの名前が挙げられるものの、日本代表でも示した通り、本田は中央に据えてこそ活きる選手だ。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が今後本田を起用する算段があるのかは分からないが、この30歳がミランにもたらすものはまだまだ存在するように思える。

あなたへのオススメ記事

関連記事

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る

最新号を無料配信中!
電子マガジン「ザ・ワールド」
No.178 ハリルJAPANへ5つの提言

今こそ書き換えるべき代表強化の処方箋/必要なのはミスを許さない環境  我と我の熱がチームを進化させる/戦術の幅が狭いハリルJAPAN  最強の組織に足りないラストピース/攻撃面での“速さ”の追求が 守備組織の構築を遅らせている/元代表サイドバックが見た連携と守備組織の改善点とは

theWORLD(ザ・ワールド)は世界中のサッカーを網羅する、日本初のスマートデバイス対応フリーミアム 電子マガジン! 業界屈指の執筆陣によるオリジナルコ ンテンツを毎月23 日に刊行しています。購読にはID登録が必要です。

雑誌の詳細を見る

記事アーカイブ