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火災のあった「地中送電線」は
10月12日 19時03分
東京電力や経済産業省によりますと、火災が起きたのは、都内に電力を供給するための27万5000キロボルトの地下を通る送電線です。
埼玉県新座市の変電所と、東京・豊島区の変電所を結ぶ「城北線」と呼ばれる送電線で、地下のトンネル内に敷設されています。
隣接する地中には、新座市と東京・練馬区の変電所を結ぶ「北武蔵野線」と呼ばれる送電線も通っていて、今回、この送電線でも一時、電気を送れなくなりました。
東京電力によりますと、ビルや住宅が密集する都市部に電気を送る場合、鉄塔を建設することが難しく、地下のトンネルやマンホールに送電線を敷設する、地中化を進めているということで、都内の地中化率は2014年度末で92%となっています。
また、停電が発生した場合、短時間で復旧させるため、停電の区間を特定して別のルートから電力を供給する仕組みがあり、今回、送電の系統がおおむね復旧するまでにかかった時間は、およそ20分間だったとしています。
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