千葉 柏の通り魔事件 男の無期懲役が確定へ
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おととし千葉県柏市で、男性4人が次々と襲われ、1人が殺害された通り魔事件で、強盗殺人などの罪に問われた被告に対して、最高裁判所は、上告を退ける決定を出し、無期懲役が確定することになりました。
おととし3月、千葉県柏市の住宅地の路上で、当時31歳の男性が殺害されて現金などが奪われたほか、別の男性3人が次々と襲われ、竹井聖寿被告(26)が、強盗殺人などの罪に問われました。
裁判では刑事責任を問える精神状態だったかどうかが争われ、1審の千葉地方裁判所と2審の東京高等裁判所は、精神鑑定を行った医師の証言などを基に責任能力があったと認め、無期懲役を言い渡しました。
また、2審で弁護側が、「服用していた薬の副作用で、攻撃性が高まっていた」と主張したことについても、東京高等裁判所は、「逮捕を免れようと逃走した状況などから見て、副作用による異常な言動はうかがえない」として退けました。
これに対して被告側が、上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大橋正春裁判長は、12日までに上告を退ける決定を出し、無期懲役が確定することになりました。
裁判では刑事責任を問える精神状態だったかどうかが争われ、1審の千葉地方裁判所と2審の東京高等裁判所は、精神鑑定を行った医師の証言などを基に責任能力があったと認め、無期懲役を言い渡しました。
また、2審で弁護側が、「服用していた薬の副作用で、攻撃性が高まっていた」と主張したことについても、東京高等裁判所は、「逮捕を免れようと逃走した状況などから見て、副作用による異常な言動はうかがえない」として退けました。
これに対して被告側が、上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大橋正春裁判長は、12日までに上告を退ける決定を出し、無期懲役が確定することになりました。