アフガニスタン 少数派のシーア派が襲撃され14人死亡
k10010726611_201610121218_201610121219.mp4
アフガニスタンの首都カブールで、国内で少数派のイスラム教シーア派の宗教施設に男が押し入って銃を乱射して少なくとも14人が死亡し、多数派のスンニ派との間で宗派対立が一層深まることが懸念されています。
アフガニスタンの首都カブールにあるイスラム教シーア派の宗教施設で、11日夜、男が押し入って銃を乱射し、内務省によりますと、少なくとも市民14人が死亡し、40人余りがけがをしました。現場では、駆けつけた治安部隊との間で銃撃戦になり、男は数時間後に射殺されたということです。
アフガニスタン国内で少数派のシーア派は、今月、重要な宗教行事の「アシュラ」を行っていて、事件が起きたとき、この宗教施設は礼拝に訪れた人たちで混雑していました。
アフガニスタンでは、これまでもシーア派を狙ったテロや襲撃が起きており、ことし7月にも同じカブールで、シーア派の市民によるデモを狙った爆弾テロ事件が発生して80人が死亡し、シーア派を敵視する過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が犯行を認める声明を出しています。
このため、今回の事件によって、多数派のスンニ派と少数派のシーア派との間で宗派対立が一層深まることが懸念されています。
アフガニスタン国内で少数派のシーア派は、今月、重要な宗教行事の「アシュラ」を行っていて、事件が起きたとき、この宗教施設は礼拝に訪れた人たちで混雑していました。
アフガニスタンでは、これまでもシーア派を狙ったテロや襲撃が起きており、ことし7月にも同じカブールで、シーア派の市民によるデモを狙った爆弾テロ事件が発生して80人が死亡し、シーア派を敵視する過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が犯行を認める声明を出しています。
このため、今回の事件によって、多数派のスンニ派と少数派のシーア派との間で宗派対立が一層深まることが懸念されています。