俺は自宅警備員27歳。
世間一般で言うニートとは違って、自宅を警備している。
朝に寝て、昼起きて、ネット見て、gdgdして 、ネトゲして、2ch見て、
深夜アニメ見て、動画見て、朝に寝る。
家族が寝ている夜に起きて、家を守っている。

そんな平凡で平和な毎日は、ある日突然崩壊した。
俺がいつも通りに2chを見ていたとき、あるニュースが目に入ってきた。

《擬人化ＤＴＭの使用を法律で禁止します》

ガセだと鼻で笑った。
それと同時に、本当にこれが起こったら自分は生きていけるのか。
そう思った。
生食パンを食べながら、いつも通りにニ〇動を開くと、一件の通知が来ていた。

『擬人化ＤＴＭの使用が法律で禁止されました。
　その為、一部の動画の回覧が禁止されています。』

最初、何のことかわからなかった。
日付も確認したが、４月１日ではなかった。
理解するにつれ、俺の心が怒りで満たされていった。
ガセではなかったのだ。

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調べた結果、犯人が分かった。BOCALOID達を殺した犯人は、５日前に新しく就任した内閣総理大臣だった。

内閣総理大臣（ないかくそうりだいじん、英: Prime Minister of Japan）とは、内閣の首長で、国政の最高責任者。文民である国会議員の中から国会の議決により指名され（首班指名）、天皇が任命する。略称は「総理大臣」「首相」。内閣の首長として強い権限を持つと同時に、与党党首として立法と行政の両面で強力な指導力を行使できる立場にあり[1]、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務や外交について国会に報告し、行政各部を指揮、監督するなどの強い権限を持っている。さらに、自衛隊の最高指揮官でもある[2]。（Wikipediaより）

要するに権利の象徴なのだ。立法に強力な権力を持つらしい。
また、天皇と国会議員が指名、任命を行うららしい。
それを確認した俺は、身近にあった鈍器と（親の）金をもって家を飛び出した。