政府は11日の閣議で、沖縄県の米軍北部訓練場に防衛省が建設しているヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の工事現場近くで8月、取材中の地元紙記者2人を機動隊が強制排除したことを巡り、問題はなかったとする答弁書を決定した。
仲里利信衆院議員(無所属)が質問主意書で「報道の自由を侵害し極めて悪質」と批判。答弁書は「沖縄県警は責務達成のため業務を適切に行っており、指摘は当たらない」と回答した。
琉球新報と沖縄タイムスによると、両社の記者は8月20日、反対派住民を取材中に機動隊の人垣の中に閉じ込められたり、車両と車両の間のスペースに押し込まれたりした。(共同)