11日
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「北方領土問題、ある種合意達成」ロシア側が前向きな見通し
北方領土問題をめぐる日本とロシアの協議が進むなか、ロシア大統領府は10日、「ある種の合意が達成される」との前向きな見通しを示しました。
インタファクス通信によりますと、ロシア大統領府のペスコフ報道官は10日、北方領土問題について「理論的に考えると突破口はあり、遅かれ早かれ、ある種の合意が達成される」と述べ、日ロ間で進められている交渉に対し、前向きな見通しを示しました。
また、日本側から「建設的な提案」があり、日ロ関係が大きく進展していることを評価し、「我々は正しい方向に向かっていて、楽観的になる理由がある」としています。
一方で、「突破口を見いだすためには入念な準備が必要」とも述べ、「この段階で正確にどのような形になるかは、まだ誰も語ることはできない」としています。
プーチン大統領の12月15日の来日を前に両国間の交渉が活発となるなか、北方領土問題の打開に向け、ロシア大統領府側の期待感が示された格好です。(11日09:01)