次期国連総長にグテレス氏=常任5カ国から反対なし―安保理

時事通信 / 2016年10月6日 12時35分

 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会の理事国15カ国は5日、年末に退任する潘基文事務総長の後任選出に向け、6回目の予備投票を行った。元ポルトガル首相のアントニオ・グテレス前国連難民高等弁務官(67)が最多の13カ国から支持を獲得。人選で拒否権を持つ常任理事国5カ国を含め不支持を投じた国はなかった。このため、グテレス氏が次期事務総長に任命されるのは確実となった。

 パワー米国連大使は記者団に、グテレス氏の持つ「経験と洞察力、広範な分野での多才さ」が大多数の理事国の支持を得た要因だと説明した。

 安保理は6日に同氏を次期事務総長として総会に勧告する決議を採択。総会が近く任命する手はずだ。任期は慣行に従えば来年1月1日から5年間で、再任を経て計10年間務めるのが通例。 

[時事通信社]

jiji

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