世界で大人気のポケモンGOですが、このゲームに熱中するあまり「スマホ症候群」を発症している方が増えています。なぜ、熱中すると、この症状が出てしまうのか？その原因を説明しながら、症状と治し方を紹介しましょう。
スマホ症候群は体に悪影響！
このスマホ症候群とは、スマホ（スマートフォン）を長時間にわたって使用を続けると発症してしまう症状です。
スマホ症候群で悪影響を及ぼす箇所
スマホ症候群は、ポケモンGOをしなくても、スマホを長時間に渡って利用している方もなってしまうので要注意です。
このスマホ症候群を発症してしまうと、眼・肩・肘・首・指に悪影響を及ぼしてしまいます。
スマホ症候群を抑える方法
よく言われているのは１日１時間以上スマホを見続けていたら、スマホ症候群を発症してしまう危険性が高いです。そのため、たまに休憩をはさむようにしましょう。
もしも、あなたがスマホを１日１時間以上も利用しているけど大丈夫だから、問題は無いと思うのは危険です。この症状はいつ起きるか分からないのです。
スマホ老眼で文字が見えづらい？
スマホを長時間にわたって使用していると、手元の文字が見えづらくなって、この症状を「スマホ老眼」と言います。
スマホ老眼の症状
文字が見えづらくなってしまうのは、眼の中にある水晶体の調整力が下がってしまった為です。本来であれば、老眼というのは加齢によって少しずつ調整力が落ちていくものですが、スマホ老眼は近くにあるスマホを長時間に渡って見続ける事によって、眼のピント調整が効かなくなってしまいます。この症状は一時的なものと言われていますが、症状が深刻化して長期間に渡って文字が見えづらくなっている方もいるので注意して下さい。
スマホ老眼の治し方
スマホ老眼を治す方法はいくつかありますが、まず暗い状態でスマホを見ない事が重要です。そして蒸しタオルやアイマスクなどで血行を良くして眼を休ませましょう。さらに老眼対策のサプリメント「めなり」などを摂る事も非常に有効です。
スマホ巻き肩で崩れる姿勢
スマホを長時間にわたって利用していると巻き肩になってしまい、肩周辺に悪影響を及ぼします。これをスマホ巻き肩と呼びます。
スマホ巻き型の症状
スマホ巻き肩になると、肩周辺の筋肉が同じ姿勢を続けていため固くなってしまいます。そして肩を動かそうとすると痛みが走って、思った通りに肩を動かせなくなってしまうのです。
このスマホ巻き肩の恐ろしい所は、肩の筋肉と関係する胸筋・背筋にも悪影響を及ぼします。そして体全体に歪みが生じて、胃腸の調子まで悪くなってしまう恐ろしい症状なのです。ここで注意して欲しいのは胸筋に悪影響を及ぼすという事は、女性の場合だと胸がたるんだりんで太りやすくなるという原因にもなってしまいます。
スマホ巻き肩の治し方
スマホ巻き肩は、同じ姿勢を続けて筋肉が固まったしまう症状なので、肩のストレッチや休憩をはさんでスマホの操作を止める事が重要です。
肩のストレッチの方法は、腕を伸ばして背伸びをしたら、左右に体を曲げたり、肘を曲げた状態で肩をぐるんぐるんと回したりしましょう。あとはスマホを操作する時間が長いようであれば、このストレッチの回数を増やして調整するようにして下さい。
スマホ肘で起きてしまう痛み
スマホを長時間にわたって操作していると、肘を伸ばした時に痛みが走ってしまい、この事を「スマホ肘」と呼びます。
スマホ肘の症状
スマホを利用する事によって、肘に痛みが生じる原因は2つあります。まず1つ目は「上腕骨外側上顆炎」というもので、手のひらを上にして、親指側の筋肉を引っ張って肘を痛めてしまうケースです。まさにスマホを利用している時の状態ですね。
2つ目は「上腕骨内側上顆炎」というもので、手のひらを上にして、腕を伸ばした時、小指側の筋肉が引っ張ってしまい肘を痛めてしまうケースです。この2つ目のケースが、なぜスマホを利用して起こるのかと言うと、最近のスマホの大型化に伴って、無意識に小指に力が入ってしまう為と言われています。
スマホ肘の治し方
スマホ肘になってしまった場合は、ストレッチによって治す事が出来ます。まず腕を肩の高さまで上げて、腕を伸ばして下さい。そして手のひらを下に向けて、ピンと手首を伸ばして、もう片方の手で手の甲を抑えながら手首を下側にゆっくりと曲げます（無理はしないで下さい）。次に手首を反対側にして、もう片方の手で手のひらを抑えて、手首をゆっくりと曲げて行きます（この時も無理をしないで下さい）。このストレッチを3〜5セットぐらい行うようにしましょう。
スマホ首で起きる障害
スマホを見る為に、首だけ前かがみになっている状態を続ける事によって起きる障害を「スマホ首」と言います。
スマホ首の症状
本来、首というのは少しカーブしているものですが、スマホを見るために前かがみになっている状態が続くと首がストレートになってしまいます。このような状態をストレートネックと言います（一部ではスマホ首はテキストネックだと言う方もいます）。
ストレートネックになると、弯曲している首が真っすぐになる訳ですから、その影響で肩などの筋肉が引っ張られて肩こり・頭痛・吐き気・首こり・めまい・手のしびれなどの症状が起きてしまうのです。
スマホ首の治し方
スマホ首になってしまった場合は、眠る時に枕を使わずに首と肩の境目あたりに丸めたタオルを敷いて眠る事が有効と言われています（もしも体に合わなかったら止めて下さい）。その他にホットタオルを首の後側に当てて、筋肉を暖める治し方もあります。
スマホ指で変形された形に？
スマホを長期間にわたって操作していると、小指がへこんでしまうような形になってしまいます。これを「スマホ指」と言います（海外ではテキスト・サム損傷と呼ばれています）。
スマホ指の症状
スマホを長時間にわたって操作していると、スマホ指になる方とならない方がいます。その差は、スマホを支える時に小指を使っているかどうかです。小指の上にスマホを置くような支え方をしていると、小指の第一関節と第二関節の間が大きくへこんでしまいます。これがスマホ指の正体です。
少しへこむぐらいないら、見た目が悪くなるぐらいですが、スマホ指が深刻化してしまうと痛みやしびれを感じるようになって小指を曲げられなくなってしまいます。
スマホ指の治し方
スマホ指は深刻な症状ですが、実はスマホ症候群の中で最も防ぎやすい方法で治せます。特に長時間にわたって操作しても問題なく治せる方法が両手を使う方法です。片方の手でグー握りでスマホを支えて、もう片方の手で操作すれば、小指にかかる負担は減るのでスマホ指は治っていきます。
どうしても片手で操作したいという方は、右手だけで操作したり、左手だけで操作したりすれば、片方の小指だけにかかる負担が減るのでオススメです。
スマホ症候群の症状や治し方のまとめ
スマホを使う事によって、色々な悪影響が出てしまうスマホ症候群の症状や治し方を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？ポケモンGOは面白いゲームですが、スマホを長時間にわたって休憩なしで遊ぶのは危険がつきまといます。
あくまでも休憩をはさむことが重要ですが、ついつい夢中になってしまうでしょう。そのような時は今回紹介した治し方などを参考にしてスマホ症候群にならないように気を付けて下さいね。
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