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2014/15Vリーグ今週の見どころ 【第15週版】

2015/03/06

 2014/15V・プレミアリーグより新採用したV・ファイナルステージは、ファイナル6第2週目に突入します。今週からは男女の会場が分かれ、男子が岐阜県(岐阜メモリアルセンター(で愛ドーム))、女子が京都府(ハンナリーズアリーナ)で開催されます。
 
 

V・プレミアリーグ男子

   
 「戦国男子」を象徴するかの試合内容だった大阪大会。前回優勝のパナソニックパンサーズが6位通過のジェイテクトSTINGSに敗れ、V・レギュラーラウンドでは勝利数№1だったサントリーサンバーズが堺ブレイザーズにフルセット負け。1位通過のJTサンダーズは勝利したものの、豊田合成トレフェルサ相手にフルセットの辛勝という結果でした。今週も2日間にわたり熱い戦いが繰り広げられることでしょう。
 
3月7日(土)
 第1試合では、ともに黒星スタートのサントリーと豊田合成が対戦します。レギュラーラウンドでは抜群の安定感を誇っていたサントリーが、堺の勢いに押され、最後まで自分たちの正確なバレーをすることができず痛いストレート負けを喫しました。一方の豊田合成は、マッチポイントを握りながらJTにうっちゃられての悔しい敗戦となりました。現在4ポイントで並んでいる両チームだけに、お互いに負けられない一戦です。
 注目は新旧の全日本セッターの対決です。阿部(サントリー)はファイナル6初戦で緊張したのか、トスが乱れてアタッカー陣をコントロールできずに途中交代。一方の内山も第4セットの勝負どころで1点を取れず、悔しい思いをしました。この試合も間違いなく1点を奪い合う試合になることは必至です。セッターのトス回しがカギとなります。
 第2試合では、先週、痛い逆転負けを喫したパナソニックと勢いに乗る堺が対戦します。パナソニックは、ジェイテクトにリードしながら、相手の捨て身のサーブに受身になってしまい、第5セットはエルナンデスの強烈なアタックになすすべもなく敗れました。序盤は清水・福澤がチームをまとめ、気合の入ったバレーを見せていただけに非常に悔いが残こりますが、そこは前回優勝チームの意地を見せ、巻き返しがなるか注目です。特に故障明けのチアーゴと若い渡辺の併用が考えられるポジションがいかに機能するかがポイントです。
 堺は滑り込みでレギュラーラウンド5位通過だったため「失うものは何もない…」という印東監督の言葉どおり、サントリー戦は最初からチームが一つにまとまり、レギュラーラウンド最後の3連勝のときのままのバレーを展開しました。ポイントでは2位と並んでいますが、レギュラーラウンドの成績で下回るため、勝ち続けることが必須です。
 
 
3月8日(日)
 
 第1試合ではJTが登場し、堺と対戦します。初戦は緊張感からレギュラーラウンドで見せた攻めきるバレーがなかなかできず、ヴコヴィッチ監督は小澤を八子に、深津を井上に代えて流れを手繰り寄せました。最後はやはりヴィソット、越川の二枚看板が決めてフルセットでポイントを重ね、首位を守りました。この試合でポイントになるのはJT得意のサーブ。初戦もミスが多く、なかなかリズムに乗れませんでした。勢いのある堺をサーブで封じ込めたいところです。
 第2試合はサントリーとジェイテクトが対戦します。豊田合成との熱戦を終えたサントリーがお隣・愛知県から駆け付ける大応援団の声援を受けて戦うジェイテクトに対してどう戦うか。逆にジェイテクトは絶対的エース・エルナンデスだけではなく、高橋(和)と浅野の小柄なエースが相手をかく乱出来るかがポイントになるでしょう。
 
 

V・プレミアリーグ女子

  
 男子とは対照的にV・レギュラーラウンド上位チームが力を見せつけた女子。初戦に敗れたチームにとっては、京都大会は負けられない試合となります。
 
 
3月7日(土)
 
 第1試合は、先週、東レアローズに快勝したNECレッドロケッツと、久光製薬スプリングスに敗れた岡山シーガルズとの対戦です。NECはイエリズが手を故障し、今後の出場が難しい中、リベロ岩﨑の好レシーブからリズムをつかみ、近江、白垣が確実に決めました。特に168㎝と小柄なルーキーの柳田が小気味いいスパイクでムードを盛り上げ、故障者の穴を感じさせないチームワークでの勝利でした。一方の岡山はセッター宮下を軸に持ち前の粘りのあるバレーで久光製薬から1セットを取ったものの、最後は高さに押し切られました。レギュラーラウンド2位のNECとの対戦は、ファイナル3以上を目指す上でどうしても負けられないところです。お互いにスピードを身上とするだけに、1本のミスが勝敗の流れを変えそうです。
 第2試合は上尾メディックスと東レが対戦します。上尾は先週、日立リヴァーレに対し、荒木(絵)、マーフィーという攻撃の軸がチームを引っ張り、快勝しました。一方の東レも木村(沙)、迫田の両エースが奮闘し各セットとも中盤までは競り合いましたが、ここ一番での一本が決まらずNECに敗れました。上尾は2連勝して翌週からのレギュラーラウンド上位との対戦に臨みたいところです。逆に東レはファイナル3以上に進出するためには、今後の試合を落とすわけにはいかなくなりました。チームスローガンである「結成」のごとくチームの結びつきを強めて、勝利を目指します。
 
3月8日(日)
 第1試合には連覇を狙う久光製薬が登場します。レギュラーラウンドでは3連勝と東レを力でねじ伏せましたが、これまでリーグを引っ張ってきた両チームの対戦は何が起こるかわかりません。開幕戦では東レがマッチポイントを握りながら久光製薬にうっちゃられた経緯があります。特に東レは負けられない試合だけに闘争心を前面に押し出して戦うことでしょう。
 第2試合では、NECと日立が対戦します。日立はレギュラーラウンドから選手を代えて初戦に臨みましたが、それが功を奏さず上尾に力で押し込まれました。日立もファイナル3以上に残るためには絶対に負けられない試合が続きます。こちらも全員バレーで勝負することでしょう。


 

V・チャレンジリーグ男子

 
 
 2014/15V・チャレンジリーグもいよいよシーズン大詰めを迎え、優勝争い、順位争いで各試合熱戦が繰り広げられ、ますます盛り上がっています。
先週末に2連勝し、1位に躍りでて勢いにのる警視庁フォートファイターズ。残り試合全て上位チームと対戦するため、優勝争いのキーマンとなることでしょう。またオンテレ要する大分三好ヴァイセアドラーは、1ポイント差で現在2位 につけており、ホームで埼玉アザレアとつくばユナイテッドSunGAIAを迎え撃ちます。
1レグで大分三好はつくばに敗れ、不本意な結果に終わりリベンジを果たしたい大分三好と、3シーズンぶりの優勝を目指すつくば。置かれた状況は異なりますが、どちらにとっても巻き返しを図る重要な一戦となることでしょう。