iPhone7が発売されて2週間。iPhone7から新たに追加された耐水機能やおサイフ機能が付いたので、そろそろガラケーから新たにスマホへと機種変更を考えているスマホ未経験者の方も多いと思います。
そこで今回は、iPhoneとAndroidの違いをザックリ簡単に解説して行きながら、最新機種のiPhone7とXperiaX Performanceを比較してみました。
【基本知識】iPhone7とXperiaX PerformanceのOSの違い
AndroidとはGoogleが開発したスマホ用OSでのことです。iPhoneも同じくAppleが開発したOSをiPhoneやiPad用のOSとして「iOS」として公開しています。
現在、iOSが「 iOS10」、Androidは「バージョン6.0」が最新OSとして公開されています。
Androidの特徴
AndroidOSの主な特徴は、アプリ開発の自由度が高いことだと思います。私たちが使いたいアプリを見つけた場合、GooglePlayと呼ばれるアプリサイトを経由してスマホにインストールする事が可能です。
GooglePlayはアプリ審査がゆるい
アプリ登録の際に事前審査があるiPhoneのアプリに比べ、事後審査のGooglePlayはアプリ審査基準が緩く、環境が整っていれば誰でもアプリを作成できます。
自由度が高く開発者としては参入しやすく魅力的なのですが、審査基準がゆるいため、「悪質アプリ」の数が必然的に多くなっています。
また、GooglePlayを経由せずアプリをインストール出来るので、ウィルスに感染する可能性が高くなっています。
この状況は、セキュリティー的に危険です。出来るだけGooglePlayからダウンロードした方が賢明と言えます。
ファイル管理の自由度も高い
ファイル管理もMicroSDにデーターを保存したり管理できるのでWindowsのようにフォルダーやファイル形式が採用されWindows的な使い方に慣れた方には馴染みやすいでしょう。
iOSの特徴
iOSとは、Appleが開発したiPhone用OSの名称です。iPhoneでアプリのダウンロードする場合は、App Storeからのみダウンロードすることができます。
Androidのように外部からアプリをインストールすることが基本的には出来ないのが特徴です。
さらに、App Storeに登録されているアプリは、Appleの審査に合格したアプリのみ公開されています。
Appleの審査は厳しいことで知られており、アプリ利用者からするとセキュリティー上の安心感がありますね。
制限が厳しい分、利用者の自由度も低め。
AppleがOSから端末まで一貫して管理しているので、アプリの安全性が高く安定しています。
その一方で、AndroidOSと比べて自由度が低くなってしまいがち。
データ記憶容量も自分で好きなだけ増やしたいし、赤外線通信やワンセグが使えないと困る!という方には少し窮屈に感じてしまう部分もあるかもしれません。
スマホ対決!iPhone7 vs XperiaX。
では、基礎知識を整理できたところで、iPhone7 vs XperiaXを比較してみましょう。まずは、iPhone7 と XperiaXのスペックの比較表をご覧ください。
スペック比較表(※XperiaX Performanceはau版を基準に表記しています。)
iPhone7 | XperiaX Performance (SOV33) |
|
---|---|---|
CPU | Apple A10 | MSM8996/2.2GHz 2コア+1.6G×2 |
メモリー | 2G | 3G |
OS | iOS10 | Android 6.0 |
ストレージ記憶容量 | 32G・64G・128G・256G | 32G/MicroSDXC(最大200G) |
指紋認証 | あり | あり(電源ボタンに内蔵) |
画面サイズ/解像度 | 1334☓750 4.7インチ |
1920☓1080 5インチ |
カラー | ローズゴールド・スペースグレー・ゴールド・シルバー・ブラック・ジェット・ブラック | ホワイト・グラファイトブラック・ライムゴールド・ローズゴールド |
バックカメラ | 1200万画素 手ブレ補正機能搭載 | 2300万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 | 1320万画素 |
重量 | 143ḡ | 165g |
本体サイズ(縦・横・厚さ) | 138.3☓67.1☓7.1mm | 144☓71☓8.6mm |
バッテリー容量 | 1960mAh | 2570mAh |
NFC機能 | FeliCa搭載 | FeliCa搭載 |
防塵/防水機能 | IPX7 | IPX8 |
通信速度下り※下記参照 | 最大300Mbps | 最大375Mbps |
契約携帯会社 | docomo・au・SoftBank | docomo・au・SoftBank |
スペックだけをみると、全般的にXperiaの方が高いですね。カメラ機能もiPhone7より高精細です。特に自撮りで便利なフロントカメラの画素数は段違いにXperiaが良い。カメラ重視で使うのであればXperiaXの方に軍配が上がりそうです。
ただ、大きさを比較するとiPhone7の方が一回り小さいので、ポケットや小さなバッグにスマホを入れる頻度が高い人はiPhone7の方が良いとも言えます。
さらに、iPhone7に耐水やおサイフ機能が搭載したというのは、今までおサイフケータイを使いたいがためにAndroidやガラケーを選択していた人にとって、まさに朗報と言えるでしょう。
さらに、日本国内のLTE対応周波数も見てみましょう。
どこで契約する?通信速度はdocomoが速い!
iPhone7、XperiaXのどちらを契約するにしても、契約するキャリアを決めなければいけません。下記の携帯3社のLTE周波数を見てみますと、docomoだけ2.6GHz帯が使える「PREMIUM4G」と呼ばれる通信サービスに対応しています。総合情報マガジン「LH MAGAZINE -えるえいち-」によると、各キャリア別の国内LTE対応周波数は下記のようになっています。
各キャリア別、国内LTE対応周波数
LTE周波数 | docomo | au | SoftBank |
---|---|---|---|
2.6GHz | ◯ | ー | ー |
2.5GHz | ー | ◯ | ◯ |
2GHz | ◯ | ◯ | ◯ |
1.7GHz | ◯ | ー | ◯ |
1.5GHz | ◯ | ー | ー |
900MHz | ー | ー | ◯ |
800MHz | ◯ | ◯ | ー |
700MHz | ◯ | ◯ | ー |
対応Band数 | 6 | 4 | 4 |
(引用元:【Xperia X Performance】ドコモ、au、SB版それぞれの通信スペックを比較!買うならドコモがベター!? | LH MAGAZINE -えるえいち-)
ドコモは下り速度が最大375Mbpsと高速通信を売りに他社との差別化を図っていくそうです。
IIJmio meeting 6:CPUとメモリ、対応バンドを確認すべし――IIJがSIMフリースマホの選び方を解説 - ITmedia Mobile
- docomo公式発表:2016年9月13日(火曜) 記者説明会資料(PDF形式:1,669KB)
iPhone7 と XperiaX。あなたが重要視する機能を持つ方に決めよう。
今回はiPhone7とXperiaXのスペックを比較しながら紹介しましたが、性能を重視するXperiaXかブランド力のiPhone7か非常に悩ましいところです。
各3キャリアも通信速度に違いを出すことで差別化を図り、今までとは違ったアプローチでユーザー数を拡大して行くでしょう。
そういう意味で、各端末の色やカメラ機能だけに注目するだけではなく、LTE周波数にも色々種類があることを頭の片隅に置いて、使う機種を決めるポイントとして必要になってくるかも知れませんね。
以上「iPhone7とXperiaX、どちらを買うべき?カメラ・容量・大きさ・バッテリーなど、基本スペックをしっかり比較してみました。」でした。