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渦中の長谷川豊アナ、「『退場』を受け入れる」

人工透析を巡る“炎上”と番組降板を振り返って

2016年10月12日(水)

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騒動後、食欲がほとんどなくなったと苦笑いする長谷川豊氏

 真面目に書いた論文なんて誰も読まない。誰も読まない文章は発信していないのと一緒ですよと。僕は無関係の人に関心を持ってもらう努力はすべきだと思っています。サービス精神というか、それが走り過ぎた部分はありました。

これまでは今回の騒動のような大きな失敗はなかったのですか。

長谷川:フジテレビ時代の14年間、そしてフリーになってからの3年半、18年間近くアナウンサーとして正確な日本語を使い続けてきた自負があります。テレビの世界で問題を起こしたことは一度もありません。

閲覧数伸ばすために過激になった

 ですが、ネットの世界は異常です。堀江貴文さんとか、死ね、アホ、バカ、カスと言いまくっているわけですよ。最初は大丈夫なのと思いました。でもフリーになってブログを始め、きちんとした文章を書いていたのですが、閲覧数が全然伸びないんですよ。

今のブログとはトーンが違っていたのですか。

長谷川:公式ブログを2つ作りました。Amebaブログの「長谷川豊アナの夢の日を越えていこう!」は僕の日常生活を書いて、1日に3万~4万ページビューぐらい。ですが、問題になった「本気論 本音論」は乱暴な言葉を使うようになって閲覧数がどんどん増えていきました。

 乱暴な言葉は本音に見えるんですよ。たとえ本音ではなくっても。こちらは少ない日でも10万ページビューはいきます。ここ数日は80万~90万ページビューまで増えました。

今回、ネット上の炎上がテレビ番組の降板につながりました。ネットとテレビを切り分けて考えていたのですか。

長谷川:炎上のメカニズムをきちんと理解していなかったところはありました。入り口にアンチがいて、それに乗っかる拡散力のある人間がいて、後は悪ノリした大衆が便乗する3段階の構図になっています。拡散力のある連中は僕のところに直接文句を言いには来ません。その代わりに弱みを突いていきます。

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「渦中の長谷川豊アナ、「『退場』を受け入れる」」の著者

林 英樹

林 英樹(はやし・えいき)

日経ビジネス記者

大阪生まれ。神戸大学法学部卒業後、全国紙の社会部記者として京都・大阪で事件を取材。2009年末に日本経済新聞社に入り、経済部で中央省庁担当、企業報道部でメディア・ネット、素材・化学業界などを担当。14年3月から日経BP社(日経ビジネス編集部)に出向し、製造業全般を取材している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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