NHK世論調査 安倍内閣「支持する」7ポイント低下

NHK世論調査 安倍内閣「支持する」7ポイント低下
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NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より7ポイント下がって50%、「支持しない」と答えた人は、7ポイント上がって33%でした。
NHKは、今月8日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象は1533人で、64%の979人から回答を得ました。

それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より7ポイント下がって50%でした。一方、「支持しない」と答えた人は、7ポイント上がって33%でした。

支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が41%、「実行力があるから」が20%、「支持する政党の内閣だから」が15%だったのに対し、支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が40%、「人柄が信頼できないから」が25%、「支持する政党の内閣でないから」が14%となっています。

天皇陛下が「生前退位」がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、政府が有識者会議を設置し、今月17日から議論を始める予定であることに関連して、天皇の生前退位について、どう対応するのが望ましいと思うか聞いたところ、特別法を作って、いまの天皇陛下に限って認めるが27%、皇室典範を改正して、今後すべての天皇ができるようにするが56%、生前退位は認めず、現在の制度の範囲内で対応するが7%でした。

自民党が、現在「1期3年、連続2期まで」となっている総裁任期を、連続3期まで延ばす案や、任期の制限自体を撤廃する案の導入を検討していることについて、どのようにすべきだと思うか聞いたところ、「連続3期までできるようにすべき」が16%、「任期の制限自体を撤廃すべき」が14%、「任期の延長はすべきではない」が37%、「いずれともいえない」が26%でした。

先月行われた民進党の代表選挙で新しく選ばれた、蓮舫代表に期待しているか聞いたところ、「大いに期待している」が14%、「ある程度期待している」が39%、「あまり期待していない」が24%、「まったく期待していない」が17%でした。

民進党の蓮舫代表が党の役員人事で、野田前総理大臣を幹事長に起用したことを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が9%、「ある程度評価する」が35%、「あまり評価しない」が29%、「まったく評価しない」が16%でした。

民進・共産・生活・社民の野党4党が、次の衆議院選挙で、できる限りの協力を行う方針であることについて、4党の連携を続けたほうがよいと思うか聞いたところ、「今後も続けたほうがよい」が30%、「今後は続けないほうがよい」が20%、「どちらともいえない」が42%でした。

東京都の小池知事による、豊洲市場への移転延期の決定や、盛り土問題の内部調査などの一連の対応を評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が48%、「ある程度評価する」が36%、「あまり評価しない」が6%、「まったく評価しない」が2%でした。

東京オリンピック・パラリンピックの競技会場をめぐって、東京都の調査チームが、東京以外の施設への変更など計画の大幅な見直しを提案したのに対し、大会組織委員会の森会長が、見直しは困難だという見解を示していることについて、見直しに賛成かどうか聞いたところ、「賛成」が60%、「反対」が7%、「どちらともいえない」が24%でした。