ノーベル平和賞の賞金を内戦被害者支援に
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南米コロンビアの内戦終結に向けた取り組みが評価され、ことしのノーベル平和賞に選ばれたサントス大統領は、日本円にしておよそ9600万円の賞金を内戦の被害者を支援するために寄付すると表明しました。
サントス大統領は、反政府ゲリラ組織FARC=コロンビア革命軍と政府との間で50年以上続く内戦の終結に向けた取り組みが評価され、ことしのノーベル平和賞に選ばれました。
サントス大統領は9日、内戦で市民など70人以上が死亡した西部の町、ボハジャを訪れ、ノーベル平和賞の賞金、800万クローナ(日本円でおよそ9600万円)を内戦の被害者を支援するために寄付すると表明しました。そのうえで、「被害者たちは、これ以上の犠牲を望んでいない」と述べ、内戦の終結を目指す決意を改めて示しました。
サントス大統領は、FARCと和平合意をまとめたもののFARCの戦闘員の減刑などが盛り込まれた和平合意は、今月2日に行われた国民投票で承認されませんでした。和平合意は必ずしも国民投票で承認される必要はありませんが、ノーベル平和賞をきっかけにサントス政権は合意の修正に向けて改めてFARCとの交渉に臨んでいます。
しかし、10日には、議員たちから戦闘員の政治参加を制限するなどとしたFARCにとっては厳しい修正案が提案され、交渉は難航することも予想されます。
サントス大統領は9日、内戦で市民など70人以上が死亡した西部の町、ボハジャを訪れ、ノーベル平和賞の賞金、800万クローナ(日本円でおよそ9600万円)を内戦の被害者を支援するために寄付すると表明しました。そのうえで、「被害者たちは、これ以上の犠牲を望んでいない」と述べ、内戦の終結を目指す決意を改めて示しました。
サントス大統領は、FARCと和平合意をまとめたもののFARCの戦闘員の減刑などが盛り込まれた和平合意は、今月2日に行われた国民投票で承認されませんでした。和平合意は必ずしも国民投票で承認される必要はありませんが、ノーベル平和賞をきっかけにサントス政権は合意の修正に向けて改めてFARCとの交渉に臨んでいます。
しかし、10日には、議員たちから戦闘員の政治参加を制限するなどとしたFARCにとっては厳しい修正案が提案され、交渉は難航することも予想されます。