日々の作業を効率的するためのショートカットを、とくに使えるモノだけ紹介していきます。いきなりショートカット一覧を見せられても、どこから覚えられば良いか分からなくなると思うので、厳選してます。なお、何かしらPCにこだわりがありそうなMacユーザーということでコピー&ペースト等の超基本的なものは外してます。
絶対に覚えたい11個ショートカット
まずはこれを覚えましょう。マスターすれば作業スピードが大幅に上がるはずです。
1. 直前の操作を取り消す
大抵のアプリで使用できるショートカットなので覚えておきましょう。また、これにshiftを足した「command + shift + Z」 で「取り消しコマンドを取り消す」ことができます。
2. キーボードだけでアプリを切り替える
Command + Tabで今開いているアプリ一覧を横並びで表示します。Tabを何回か押せば、アプリを切り替えることができます。
さらに、Commandを押したままTabを離し、Command + Qを押せば、選択したアプリを閉じることができます。
3. ブラウザでタブを切り替える
control + tab でタブの切替。これも超便利なショートカット。さきほど紹介したアプリの切替(command + tab)と合わせて覚えておきましょう。
4. ブラウザのタブを閉じる。
command + W で開いているタブを閉じます。「control + tabでタブを切り替えて、このショートカットで閉じる」コンボがとても便利。さきほど紹介した通り、アプリごと閉じる場合はcommand + Q。
5. ブラウザのリンクを別タブで開く
ネットサーフィンをしているときに「command を押しながらリンクをクリック」すると、リンク先を別タブで開きます。また、検索をかけるときに「検索文字を入れてからcommand + Enterを押す」と別タブで検索結果が開きます。素早く必要な情報にアクセスするための覚えておきましょう。
6. ブラウザで最近閉じたタブを再び開く
2つ閉じてしまって、両方をまた開きたいときは、2回このショートカットを実行すればOKです。
7. (ブラウザ/Finder)ページを戻る
▼ "command" + "[ "で戻る
▼"command"+ "]"で進む
これも超便利なので覚えておきましょう。ブラウザを見ているときなら、「command+左右方向キー」でも同じ操作ができます。
8. Finderの表示形式を素早く切り替える
command + 1 or 2 or 3 or 4 でFinderの表示の仕方を変えることができます。command + 1で「アイコン表示」、command + 2で「リスト表示」といった具合です。それぞれの数字がどの表示形式に対応しているか覚えるのは面倒なので、表示を変えたくなったらcommand + 1、2、3、4と順番に押して、ベストな表示を探せば良いでしょう。
9. いつでもFinder検索 / Spotlight検索
▼Finder検索
他のアプリを開いているときでも、このショートカットでFinderが開き、すぐに文字をタイプして検索ができる状態になります。
▼Spotlight検索
control + spaceなら、Spotlight検索でFinder内のファイルだけでなく、アプリやなどもろもろのデータの検索ができます。Spotlightを使いこなせば、一瞬でWeb検索やアプリを開くことができるようになるので是非こまめに使う習慣をつけましょう。
10. 書式情報を除きテキストだけペースト
「ネットで見つけたものを自分のメモにC+Vでコピペしようとしたら、デザイン情報まで一緒にコピーされてしまった」なんてことはよくあると思います。command + Cでコピーした後、貼り付け時にcomannd + shift + V を使えば、書式情報を除きテキストだけペーストできます。
11.スクロールを素早くする
▼大きくスクロール
▼最上部、最下部まで一気にスクロール
ただの「↑」「↓」キーだと1行ずつしかスクロールされませんが、「fn + 上下方向キー」で、大きくスクロールができます。ほとんどのMacアプリで使用することができるので、覚えておくと非常に便利です。使いどころは ①ブラウザでネットサーフィンしているとき ②文章執筆しているとき(はてなブログでもEvernoteでも使えるので試してみてください)③テキストエディタでコーディングしているとき、等。右手で方向キーとfnをブラインドタッチで操れるようにしましょう。また、 fn +「←」で最上部まで一気にスクロール、fn +「→」で最下部まで一気にスクロールすることができます。
できれば覚えておきたいショートカット一覧
12. 表示サイズを切替(ブラウザ/エディタ/デザインソフト等)
▼command +「-」で表示サイズを縮小
▼command + 0で元の表示サイズに戻す
▼command + shift + 「+」で表示サイズを拡大
拡大だけshiftが入っており覚えづらいですが、ブラウザだけでなくテキストエディタやPhotoshop/Illustrator等のデザインソフトでもよく使います。デザイナーは必ず覚えましょう。
13.(テキスト入力時)行頭・行末に移動する
▼control + Eで、行末にカーソルを移動
▼control + Aで、行頭にカーソルを移動
よく使います。端までいくのに、方向キーで1文字ずつ移動していくのはもう辞めましょう。
14. 現在のカーソル〜行末までテキスト消去
control + Kで、「現在のカーソル」〜「行末」までテキストが削除されます。「control+Aで行頭までカーソルを動かし、control + Kで行を削除」というコンボが便利です。
15. カーソル右側の文字を消去。
「delete」だとカーソル左側のテキストが消去されますが、control + D で右側が消去されます。自然に使えるようになるまでマスターすると便利です。
16. 文字の書式を変える
▼command + B で選択したテキストを太字に
▼command + I で選択したテキストを斜体に
▼command + U で選択したテキストに下線を引く
これははてなブログのエディタなんかでも使えます。
17.文字列検索
知っている人が多いと思いますが一応紹介。表示されている画面中に含まれている文字列を検索することができます。大抵のアプリで使用できます。
18. ブラウザでページを再読込
command + Rで現在開いているページを再読込します。開発者の方は覚えておきましょう。
19. 色々なスクリーンショット
▼command + Shift + 3で画面全体のスクショ
▼command + Shift + 4でスクショ範囲を自分で選択
command + Shift + 4を押した後にさらに「スペース」を押すと、カーソルがカメラ型に代わり、ウィンドウサイズぴったりでスクリーンショットで撮れるように。
20. 現在開いているアプリをしまう
command + M で最前面にあるアプリをしまいます(Dockにしまわれる)=ウィンドウの左上にある黄色の「ー」をクリックしたときと同じ挙動です。
command + Hでも非表示に。こちらはDockからも隠れます。こそこそとエッチな動画を見るときに便利です。
Finderでの操作が早くなるショートカット
21.プレビュー表示
Finderで画像や動画ファイルを選択した状態でスペースを押すと、プレビュー表示となります。これは既に知ってる人が多いかと思います。
22.ファイルのサイズ等の情報を見る
選択中のファイルのサイズ等の情報をすぐに見ることができます。
23. ファイルを複製する
Finderで選択中のファイルを複製することができます。
24. Finderウィンドウをもう1つ開く
データ整理・移行のときに便利です。
25. 選択中のファイルを削除
よく使います。これ以外にもFinderでのショートカットはいくつもありますが、あまり大きな時間節約にはならないので割愛します。
その他できれば覚えておきたいショートカット
26. アプリの強制終了
option + command + esc で開いているアプリ一覧が表示され、強制するアプリを選択できます。一部のアプリがフリーズしてしまったときに便利です。
27. Macの強制終了
control + command +電源ボタンで強制的にコンピュータを再起動します。Macごとフリーズしてしまったときに便利です。
28. テキスト入力時に上下左右に自由に動けるようになるショートカット
▼control + Pでカーソルを上の行に
▼control + Nでカーソルを下の行に
▼control + Fでカーソルを1つ右に
▼control + Bでカーソルを1つ左に
カーソル移動の多い、プログラマーの方はできれば覚えて使うようにしましょう。「矢印キーを使えば良いじゃないか」と思うかもしれませんが、コーディングをしたり文章を書いていたりすると、矢印キーまで手を伸ばすのにほんの少しずつ時間を取られていきます。小さな塵ですが、気づかないうちに積もりやすいのがカーソル移動操作です。はじめはとても煩わしいかと思いますが、意識して無理やり使うようにすれば、大きな時間節約になるはずです。
というわけで結局、そこそこの数のショートカットを並べてしまいましたが、よく使いそうなモノをいくつか選んで意識的に使うようにしましょう。後から「あのとき覚えてよかった!」と間違いなく思うはずです。