DeNA、CSファイナル進出に本拠地・横浜の街も揺れた
2016年10月11日6時0分 スポーツ報知
◆アットホーム クライマックスシリーズ セ 第1S第3戦 巨人3―4DeNA(10日・東京ドーム)
巨人を破り、初めてクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ進出を決めたDeNAに、本拠地・横浜の街も揺れた。
関内にある横浜スタジアムから徒歩1分の「ホームランバー」は、スタッフの半数が球場のビールなどの売り子経験者で、売り子を終えた後にアルバイトをするつわものもいるスポーツバー。約40人の客は一球ごとに一喜一憂し、ゲームセットの瞬間は、全員がハイタッチで狂喜乱舞した。
2008年の開店から勤務し、現在も売り子を続けている高瀬利七子さん(27)は「実家もお店をやっていて、横浜ファンの方がたくさん来ていたんですが、前回の優勝の時はまだ小さくて、一緒に祝杯を上げられなかった。今回は楽しみです」と上気した表情。会社員時代、98年の優勝決定戦を見るために“ズル休み”したというオーナーの新保宏司さん(41)は「僕は日本一を知っているので、それを知らないファンのお客さんに、優勝を経験してもらいたいですね」と話した。
この日は予約客のみの貸し切りだったが、熱狂的ファンの中で歓喜の涙を流す人も。大阪から上京し、2日連続で同店を訪れたという羽田間(はだま)由美子さん(32)は「声も涙も出しまくってます。『広島、待ってろよ』という感じですね」と興奮冷めやらぬ様子だった。