蹴球探訪
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【大リーグ】ダルビッシュのレンジャーズ 3連敗で地区シリーズ敗退2016年10月11日 紙面から
◇Bジェイズ7−6レンジャーズ大リーグは9日、両リーグの地区シリーズ(5回戦制)2試合を行い、ア・リーグでダルビッシュ有投手(30)が所属するレンジャーズ(西地区)はブルージェイズ(東地区、ワイルドカード)との第3戦に延長10回の末、6−7でサヨナラ負けし、3連敗で敗退が決まった。Bジェイズは2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出。ナ・リーグはナショナルズ(東地区)がドジャース(西地区)との第2戦に5−2で勝ち、1勝1敗のタイとした。10日の第3戦でド軍は前田健太投手(28)が先発する。 天国から地獄のプレーで敗退した。ルーグネッド・オドル二塁手(22)は4回の2ランで敵地の大ブーイングをはね返したが、最後は延長10回の送球エラーで終幕。米複数メディアによれば、「(一塁)送球が少し引っ掛かって横にそれたが、ベストは尽くした。これも野球だ。以上」と淡々と語った。 先発陣も大誤算だった。この日は元広島のルイスが先発し、前ヤクルトのバーネットが2番手と“逆輸入コンビ”が登板したが、ともに打ち込まれ、3回までに5失点。第1戦ハメルズ、第2戦ダルビッシュと合わせ、先発3人が計10イニング1/3を17失点。これでは試合にならず、ルイスは「失望している。自分がやられた」と言葉少なだった。 ア・リーグ最多の95勝を挙げながら、3連敗で敗退。昨季の地区シリーズも同じBジェイズ相手に2連勝から3連敗し、これでブ軍にPS6連敗という“カモねぎ”状態だ。バニスター監督は「家に帰る。ポストシーズン(PS)は本当に突然終わる。今の気持ちを和らげる現実の言葉など何もないよ」と憔悴(しょうすい)しきった表情だった。 ◆「何も心に残らない」メジャー5年目を終えたダルビッシュは「心に残っているものは」と問われ、共同電によれば、「何もない」と一言。第2戦に4被弾など5イニング5失点と火だるまになった屈辱を払拭(ふっしょく)する機会ももらえず、チームは敗退した。 今年5月に右肘手術から復帰し、レギュラーシーズンは17試合で7勝5敗、防御率3.41。「(個人的には)いい経験ができた。(理想の投手に)ちょっとずつ近づいてきているだろうとは思う。来年は、またもっと強くなるだろうと思う」 目標と公言する「世界一の投手」になるため、オフも気を緩めるつもりはない。「休まないといけないので、10日間ぐらいは何もしない。トレーニングが始まったら、むちゃをしようと思う。また上の領域に行かなければならないので」。2017年も要注目だ。 PR情報
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