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【プロ野球】

広島・新井「初戦から一丸」 4度のCS経験が支えに

2016年10月11日 紙面から

試合形式のケース打撃で、江草(右)から右前に適時打を放ち、ガッツポーズを見せる新井=マツダスタジアムで(吉澤敬太撮影)

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 相手は決まった。広島の新井貴浩内野手(39)は、ナイター練習の合間にエルドレッド、ルナ、菊池、ジョンソンらとベンチ裏のテレビモニターでDeNAの勝利を見届けた。

 「DeNAも初のCSでファーストSを突破して勢いに乗っていると思う。かといって相手は相手なので、自分たちのやってきたことをしっかり準備してやるだけ」

 広島は13、14年に続く3度目のCS。新井自身は阪神時代に08、10、13、14年の4度経験し、14年はCSを突破して日本シリーズへ進んだ。

 「短期決戦は難しさもあるし、受け身をとっていたら、あっという間に終わってしまう。アドバンテージとか関係なく初戦から一丸となって入っていけるようにしたい」。期待と重圧の中で戦ってきた経験が支えだ。

 「理想は先制して中押し、ダメ押しということですけど。そんなにうまくはいかない」。それでも広島には、今季45度の逆転勝利を収めた試合終盤の驚異的な粘り強さがある。「どんな状況になろうとシーズン同様、最後まで諦めない」とチームの思いを代弁した。

 CSの本拠地開催は球団初。緒方監督も「ホームでたくさんのファンの人も声援を送ってくれる。それを力に変えてやりたい」と話すように、赤に染まったスタンドも心強い戦力となる。

 シート打撃では四球、右前打。「順調に来ている」と新井は確かな手応えを口にした。8日には球場で決起集会も行い「(団結力は)申し分ない。みんな早くやりたいと思っている」。あとはDeNAを粉砕するだけだ。(井上慎也)

 

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