全日空機が定員超過で出発

飛行前に発覚、引き返し

 国土交通省は11日、全日空が9月30日の福岡発羽田行き256便ボーイング777を、定員405人を1人オーバーした状態で出発したと明らかにした。駐機場を出た直後、着席していない客を客室乗務員が発見し、すぐに引き返したため、飛行はしなかった。

 国交省によると、別々の席を予約していた父親と息子が、誤って同じ2次元バーコードを使って搭乗手続きをしようとしたのが原因で、保安検査場の職員の確認不足などが重なった。国交省は11日午後、全日空を厳重注意する。

 256便は引き返して父子を降ろし、定刻の約45分後に再出発した。

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