-第5回-
正方形の中に「あっ!」をどこまでおさめるか。
この連載ってどんなの?
よむよむカラメル編集部のまわりにいるカメラパパたちに、撮影スタイルや機材のこだわりについて根ほり葉ほり聞いちゃう連載企画! 第5回は、以前この企画に登場したデザイナー・デミさんから紹介いただいた伊野 亘輝さんです。
伊野 亘輝(いののりてる)
あだ名:伊野さん
ROLLCAKE株式会社の取締役・UI/UXデザイナー。写真プリントアプリ「レター」「ALBUS(アルバス)」の設計やデザインを担当。
もくじ
- 1.ベストショットを見せてください!
- 2.Instagramの活用方法
- 3.ポラロイズと日の丸構図
- 4.撮りためた写真をどう生かすか?
ベストショットを見せてください!
はじめまして、ですね。まず伊野さんの家族について、教えてください。
僕のうちは4歳の娘と1歳の息子と妻の4人家族です。

今回のゲストはUI/UXデザイナーの伊野さん。
さっそくですが、お気に入りの写真を見せていただけますか?
なんかこういうのは好きですね。姉弟の仲いいやつ。
あとはやっぱりうれしそうな顔。
撮るとき何か気をつけてることはありますか?
なんで写真を撮るかっていうと「あっ!」て思ったときに撮るんですよ。
何に「あっ!」って感じたのかをなんとなく考えて撮ってます。つまりそれって、枠の中にどこまで含めるかなんですよね。
どこまで含めるか。
たとえばですけど、このシーン3人写ってるじゃないですか。
はい。
3人だけに「あっ!」て感じた場合もっと3人に寄ったトリミングをするんですよ。でも僕が感じたのは左にパラグライダーの人がいて、向こう側に海と空があって、この丘の上にいるっていう状況に「あっ!」て思ったんです。だからこういう場合は引く。もちろん3人を撮ろうというのがきっかけなんですけど、シャッターを切るときは、何に対して「あっ!」て思ってるか考えます。
撮るときにそこまで考えているんですか。
うん、そういうのを瞬時に判断してるというか。
たとえばこれだと、ふたりに「あっ!」て思ってるんじゃなくて、この家の前の、地面も濡れていて、浮き輪が落ちていて、パンダ(伊野さん一家の愛車)が向こうにいて、だからこの画角になるっていう。
これなんかはもう彼女だけですよね。
初めてかき氷食べた娘が「チチ、ここ(眉間)痛いのなんでー?」って。
チチって呼ばれてるんですね(笑)
そうそう。(笑) 「うーん。なんでだろうね?」って。
あーこれとか、すごい考えてるんじゃないかな。暗い側・明るい側・彼女の半分。それを、待って、パチッて。
待って撮ったんですか。
うん。これは2つの世界がおもしろくて、待って撮った。
伊野さんはひとつひとつの写真に対してものすごく細かに説明できるのがすごいです。
そうなんです。これ、クセなんですよ。
言語馬鹿みたいな。
デザイナーの職業病ですかね。
ありますねー。見た目の説明責任とかずっと追い続けます。
どこに何を配置してどうしてこの色にしたのか説明する責任がデザイナーにはあるし、その言語の積み重ねによってデザインをしているし。まあ違う人もいるでしょうけど、僕はそういうタイプのデザイナーなので、つい写真にも出ちゃうんですよ。






