眼圧下げる方法って?ツボ押しが有効!?サプリや目薬など改善方法を解説!
目の疲れやストレスなどから、眼圧が上がっていると感じる人も現代は多いことでしょう。眼圧が上がってしまうと、さまざまな障害が発生するため、放置せずに眼圧を下げることが重要です。今回は、眼圧下げるための方法や日常生活で気をつけることなどをご紹介します。
眼圧下げるにはどうする?
日頃から目を酷使しており、眼圧が上がっていると感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、目は起きている最中はずっと使い続けるものであるため、なかなか眼圧を下げる方法などを行っている人は少ないことでしょう。
今回は、この眼圧が高い状態ではどのようなおそれがあるのかや、眼圧下げる方法などについて詳しく調べてみました。目の疲れなどが気になる人は、一度こちらの記事を確認してみてください。
眼圧って何?高いとどうなるの!?
眼圧が高い・低いという言葉はよく耳にしますが、この眼圧とはいったいどんなものなのでしょうか?まずは、この眼圧についてを詳しく解説していきます。
眼圧とは?
眼圧とは、「目の中の圧力」のことを指す言葉であり、「目の硬さ」のことを表します。目の中では、一定量の水(房水)が作られ、それと同じ量の水が目から流れ出ていくことによって、眼圧は通常一定に保たれると言われています。
しかし、この目の中で作られる房水の量が増加したり、流れ出る量が減ってしまった場合に眼圧は上がり、逆の場合には眼圧は下がると言われています。また、目を球状に保ったり、目の中の血液の流れをスムーズに保つためには、一定以上の眼圧が必要とされますが、眼圧が高すぎてしまうと、視神経が傷むなど障害が発生してしまうと言われています。
そして、このような眼圧は、通常10~20mmHgが正常な範囲であるとされています。
眼圧が高いときの症状
眼圧が高いときの症状には、以下のようなものがあります。
・頭痛
・目がかすむ
・目が痛い
・吐き気
・眼精疲労
上記のような症状が見られた場合には、眼圧が高くなっている可能性があります。また、この眼圧が高くなることによって視神経が圧迫された状態が続くと、緑内障を発症してしまうおそれがあるので、十分に気をつける必要があります。
眼圧が高くなる原因
眼圧が高くなる原因には、眼精疲労が大きく関わっていると言われています。現代ではパソコンを使用する機会が多かったり、コンタクトレンズを使用する人が多いことから、過度に目にストレスがかかることが眼圧が高くなる理由の1つであると言われています。
また、スマートフォンやタブレットをつねに見続けているような行動も、目にとっては大きなストレスとなっているため、このような眼精疲労が原因となり眼圧が高くなると言われています。
眼圧下げる薬はある?治療法は?
眼圧の仕組みや眼圧が高くなる原因がわかりましたが、それではこのような眼圧が高くなっている状態を元に戻すためには、いったいどうしたら良いのでしょうか?次からは、眼圧下げる方法について詳しく解説していきます。
点眼薬による治療
眼圧を下げる方法の1つとして、点眼薬による治療があります。目薬をさすことにより房水の流れを良くし、眼圧を一定に保つ方法ですが、点眼の場合には使用を中止するとまた眼圧が高くなってしまうので、一度使うと手放せなくなってしまうと言われています。
また、点眼薬には、喘息になりやすくなるという副作用もあると言われているため、もともと喘息気味の人の場合には注意が必要です。このようなことから、点眼薬の使用は、できれば避けたほうが良い方法であると言えるでしょう。
レーザー治療
おもに、眼圧が高くなったことにより、緑内障を発症してしまった場合に適用される方法がこのレーザー治療です。このレーザー治療には、緑内障の症状によって以下の2つの方法に分けられます。
1.SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術、隅角光凝固術)
おもに、慢性緑内障の人で、眼圧のコントロールが点眼薬では回復しない時などに行います。
2.LI(レーザー虹彩切開術、虹彩光凝固術)
急性緑内障の発作(急に眼圧が極端に上昇する発作的症状)が起こった場合や、発作の予防に行います。
手術による治療
おもに緑内障の人で、点眼薬やレーザー治療で効果を得られなかった場合に行います。この手術にも方法がいくつかあり、緑内障のタイプや進行の度合いなどにより、どの方法にするか判断されます。以下、手術の種類になります。
・線維柱帯切開術(トラベクロトミー)
・線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)
・隅角癒着解離術
大事なのは生活習慣!日常生活で眼圧を下げる方法
眼圧を下げる薬や治療法をご紹介しましたが、いずれも緑内障の人向けのものであるため、緑内障にはなっていないものの眼圧が高い人のために、次からは日常生活で眼圧下げる方法をご紹介します。
ツボ押し
眼圧を下げるには、ツボ押しも効果的です。眼圧を下げるツボはいくつかあるので、以下に紹介していきます。
風池(ふうち)
後頭部の真ん中を下になぞっていき、骨がポコッと出ているその左右に少しずらすと、浅いくぼみがあります。この風池というツボを押すことにより、脳の血流を良くし間の周りの血流も改善することができます。風池のツボを押す場合には、気持ち良いと思うくらいの強さで押すようにしましょう。
太陽(たいよう)
こめかみの近くの目尻の延長線上に、ややへこんだ部分があります。そこが太陽というツボで、昔から目の特効ツボとして有名です。視力低下、疲れ目、老眼、白内障、緑内障、黄斑変性症、糖尿病による網膜症など、さまざまな目のトラブルに効果があります。
手の中の目のツボ
手のひらの中指の指先部分の小指側に、目のツボがあります。このツボを刺激することにより、眼圧を下げる効果があります。右手左手どちらにもあるツボです。
バランスの良い食事
眼圧をさげるには、バランスの良い食事を心がけることも大切です。とくに、刺激の強い食べ物は避けるようにした方が良いでしょう。また、急激に大量の水を飲むのも眼圧が上がる原因となるので、注意するようにしましょう。
運動をする
眼圧を下げるには、適度な運動をすることも効果的です。軽く汗をかく程度の運動は、緑内障にも効果があるので、日常的に行うようにしましょう。
サプリメントの摂取
眼圧を下げる効果があるとして注目されているのが、ルテインというサプリメントです。ルテインは、眼の新陳代謝を促す働きをすることから、房水の異常を改善する効果を発揮するため、眼圧低下につながると言われています。
実際に、このルテインの栄養補助食品を摂り続け、緑内障の症状が劇的に改善されたという例も多数報告されているようです。緑内障の予防のためには、このルテインを1日6mg摂取するのが良いとされており、すでに緑内障になっている人の場合には、1日12〜15mg程度を摂取した方が効果が高くなると言われています。
ストレスを溜めないこと
眼圧が高くなるなどの循環障害が生じるのは、ストレスによる交感神経の緊張が原因の1つであると言われています。そのため、眼圧を下げるためには、ストレスを溜めないようにすることが重要であると言われています。
働き過ぎや心の悩み、夜更かしや睡眠不足なども、目には大きなストレスとなっています。これまでの生活を見直し、これらの中に思い当たるふしがあれば改善するように心がけましょう。
眼圧を下げる市販の目薬は?
眼圧を下げる市販の目薬は、一般的には販売されていないようです。また、通常販売されている市販の目薬自体が眼圧を上げてしまうおそれがあることから、緑内障や緑内障の疑いのある人は使用しない方が良いでしょう。
そのため、市販の目薬のほとんどに「緑内障の方は使用しないでください」と注意書きがされています。また、内服薬であっても緑内障の人が服用すると眼圧が上がってしまう可能性があるものもあるため、市販薬には「閉塞隅角緑内障禁忌」もしくは「急性緑内障禁忌」などと書かれているものもあります。点眼や服用の際にはきちんと確認するようにしましょう。
眼圧を下げるには、日常生活の行動にも気をつけよう!
眼圧とは、目の中の圧力のことを指す言葉であり、目の硬さのことを表しています。この眼圧は、通常は一定に保たれていますが、何らかの原因で異常をきたした場合に高くなってしまうと言われています。このような眼圧が上がる大きな原因は、眼精疲労とストレスであると言われているため、現代人は自分の日常生活を良く見直す必要があります。
もし、眼圧が現在上がっていると感じる人は、こちらでご紹介しているようなツボを押すことや、バランスの良い食事を摂る、適度な運動をする、サプリメントを摂取するなどを試し、眼圧下げる生活を心がけてみてはいかがでしょうか。
このまとめのキュレーター
カテゴリ一覧