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【芸能・社会】

じゃんけん女王は田名部生来 AKB新ユニット、センターに

2016年10月11日 紙面から

じゃんけん大会で優勝し、感極まるAKBの田名部生来=神戸ワールド記念ホールで(佐伯友章撮影)

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 ユニットを結成してCDデビューするメンバー7人を決める「第7回AKB48グループ ユニットシングル争奪じゃんけん大会」が10日、神戸市の神戸ワールド記念ホールで開催され、AKB48チームBの田名部生来(みく、23)が同チームKの湯本亜美(19)をグーで破って優勝した。2位から7位は田名部がセンターをつとめるユニットのメンバーに、8位から14位は同ユニットのカップリング曲を歌うユニットのメンバーとなる。

◆「たなみん」感涙

 AKBの後輩にあたる湯本亜美との決勝を制した田名部は大号泣。「やりました〜!」と絶叫するや顔を押さえて泣き崩れ、場内の6000人のファンからは一斉に「たなみん」コールがわき起こった。

 酒好きをアピールしている田名部は、酔っぱらいサラリーマンのコスプレで登場。スーツ姿でネクタイを頭に巻き「冷やし中華始めました」の旗をさした。これには1回戦の入場時に場内のファンも爆笑だ。順調にAブロックを勝ち上がり7人の決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントの組合わせで1番目にクジを引くと見事にシード枠を引き当て、「なんか、今日、イケそうな気がします」と自信満々の表情。田名部は2010年の1回目のじゃんけん大会から昨年まで連続出場。最高は10年の12位でシングル選抜入りしているが、初の決勝進出を決めると、感激のあまりネクタイで涙をふいた。

 決勝の前には「AKBに入って10年、大好きな古株のメンバーの気持ちを背負って勝ちたい! 酒が飲みたい!」とじゃんけん初制覇に向け並々ならぬ意気込み。湯本と対峙(たいじ)し、1回目で勝負を制すると喜びを爆発させた。

 トロフィーを手渡された田名部は「ドッキリです。本当にビックリしてます」。これまでシングル選抜入りは総選挙では0回。じゃんけんの1回のみとあって、「報われないことだらけだったけど、ここまでちゃんとAKBをやってきて良かった」と本音を吐露した。

 <田名部生来(たなべ・みく)> 1992(平成4)年12月2日生まれ、滋賀県近江八幡市出身。AKB48チームB。164センチ。2006年に追加メンバーオーディションに合格。07年4月に公演デビュー。10年3月にチームKに異動、9月のじゃんけん大会で12位となりメディア選抜入り。11年9月、ユニット「BABY GAMBA」としてDVDシングル「ええじゃないか」でデビュー。12年11月、チームBに異動。14年の選抜総選挙で71位に。愛称は「たなみん」。おたく趣味。AKS所属。

◆3期生も大喜び

 田名部を祝福しようと、同じ3期生の柏木由紀(25)と渡辺麻友(22)もステージへ。2人とも涙を流し、渡辺は「たなみんがスポットライトを浴びる日が来て良かった。自分のことのようにうれしい」と喜びを分かち合った。

 終了後の会見で田名部は、「今日は1杯目はビールがいい」と勝利の美酒に思いをめぐらせた。自身の家族に対して、「つらい時も支えてくれて応援してくれた。感謝したい」と話すと再び涙した。

(左)柏木 由紀(25)(AKB48)(右)伊豆田莉奈(20)(AKB48)

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◆「こち亀」で登場 柏木&伊豆田

 連載が終了した国民的マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」から「両さん」こと両津勘吉と麗子がお目見えした。

 両さんにふんした伊豆田莉奈(20)と、金髪のカツラの柏木由紀(25)は試合開始早々のAブロック2戦目で対決。軍配は両さんに上がり、柏木は「(試合開始から)まだ10分もたってないんですよ〜」とあっけない退場にガックリ。

◆Nコン課題曲に AKB48

 来年度のNHK全国音楽コンクール・中学校の部の課題曲を秋元康氏が作詞し、AKB48が歌うことが決まった。NHKが10日、発表した。

 「Nコン」の愛称で知られる歴史ある合唱コンクールで、これまでも人気アーティストが課題曲を歌ってきた。来年度の課題曲のテーマは「夢」。作曲者は未定。

◆センター曲初披露 島崎遥香

 開戦前のミニライブで、島崎遥香(22)がセンターを務める新曲「ハイテンション」(11月16日発売)が初披露された。

 忘年会シーズンにぴったりのノリノリのダンス曲で、「テンションションション」と耳にこびり付くフレーズが特徴。このほど卒業を発表し、じゃんけん大会を辞退した島崎だが、ライブには参加し、ハイテンションなパフォーマンスをこなした。

◆本紙が選ぶベストドレッサー賞 セクシーあり、お笑いもあり

 じゃんけん大会名物コスプレ衣装。今年もセクシーあり、お笑いあり、はやりものありで大会を盛り上げた。

 峯岸みなみ(23)は、人気タレントの「りゅうちぇる」になりきり、本物のぺこ&りゅうちぇるを従えて登場した。はやりものでは、中村麻里子(22)も、バブル芸でブレーク中の平野ノラのコスプレで会場を沸かせた。

 セクシー女王は小嶋菜月(21)。ステージ上でビキニに生着替えし、推定Fカップのバストでファンを悩殺。対照的に島田晴香(23)は悪役レスラー「ダンプ島田」として会場を恐怖で支配。竹刀を振り回したり、対戦相手の従者の額をビール瓶でかち割ったり、やりたい放題。

 SKE1期生で唯一の出場の大矢真那(25)はドアラのコスプレで勝負に臨んだが、1回戦で負けてしまった。

<カップリング選抜>(8〜14位) 8位・川本紗矢(18)AKB48、9位・高橋朱里(19)AKB48、10位・小笠原茉由(22)AKB48、11位・小嶋真子(19)AKB48、12位・市川愛美(17)AKB48、13位・田中優香(16)HKT48、14位・鈴木まりや(25)AKB48

<最終順位の決定方法> トーナメント敗者はステージ裏で再度じゃんけんを行い、14位までの全ての順位を決めた。

<じゃんけん大会> 選抜メンバーを決めるイベントとして2010年に初開催、14年からはソロメンバーを決めてきた。今年は予選通過者を含む98人が7つのブロックに分かれ、それぞれの勝者7人がユニットを結成、優勝者をセンターにCDデビューする。初代女王はAKB48の内田眞由美。以降、篠田麻里子(AKB)、島崎遥香(同)、松井珠理奈(SKE)、渡辺美優紀(NMB)、藤田奈那(AKB)が優勝した。

◆瀬戸内で新グループ「STU48」結成 来夏から始動

 終了後、会場ではサプライズでAKBの新姉妹グループ「STU48」が結成され、17年夏に始動することが発表された。これまでのグループは各都府県の劇場を拠点としていたが、STU48は船上劇場型。STUは「瀬戸内」の略で、山口・広島・岡山・兵庫・愛媛・香川・徳島という瀬戸内海に面する7県を拠点とする。

 

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