花のある暮らしは、花を一鉢育てることで続けていくことができます♪
この写真は、わが家のゼラニウム・カリオペの花をカットしてグラスに活けたものです♪
今年の8月はあまりに暑かったため、休みの日は冷房の効いた家の中で過ごしつつ、皆さんのブログをたくさん読ませていただき楽しんでおりました。
すると、花について書かれているブログ記事で、「家の中に花を飾り、花のある暮らしをしたいけれども、花を買い続けることがたいへん・・・」というような内容を書かれているものがいくつかありました。
もしも、そんなふうに思っていらっしゃる方がいたら、ガーデニングで花を育ててみてはいかがでしょうか。
暮らしに花を飾るというか、わたしの感覚だと、花にそばにいてもらう感じなのですが、それは花を買わずとも、一鉢の花を育てることで続けることができます。
まだガーデニングをしたことがない方は、もしかしたら、ガーデニングはすごくタイヘンと思われるかもしれませんが、やってみると、それほどタイヘンではないと思います♪
素人ガーデナーのわたしなどがガーデニングの始め方等について紹介記事を書くのはおこがましいかと思いましたが、花とともに暮らす素晴らしさ、楽しさに心を躍らせている者として、この気持ちを少しでも伝えられたらと思い、簡単なガーデニングの始め方をご紹介したいと思います~。(^^)
お勧めの最初の一鉢はゼラニウム!!
これはわが家の玄関のゼラニウム・アメリカーナのチェリーローズです♪
まず最初の一鉢は、周年を通して花付きが良いという理由から、「ゼラニウム」を育ててみてはと思います。
※ハーブの「ローズゼラニウム」は名前が似ていますが、別の品種ですので注意が必要です。
ゼラニウムは、ここ湘南では、真冬は少し開花が止まるものの、春・夏・秋には次々と花を咲かせてくれます♪
そして、とても丈夫です!!
ただ、好みによるとは思いますが、「ゼラニウム」の香りはあまり良い香りとはいえないかもしれません。ですが、その匂いの成分のためもあるのか、虫がゼロとまではいきませんが付きにくいですし、病気にもほどんどかからないです。
南アフリカが原産で、土は乾き気味にしておくと調子が良いです。具体的には、土がしっかりカラカラに乾いてから、水遣りをしています。
園芸店やスーパーで、ブランド苗(上のカリオペやアメリカーナ)や、無名の苗を売っていますが、自分がゼラニウムを育てた経験では、ブランド苗の方が花付きが良く、成長が安定していました。
アメリカーナとカリオペ
ゼラニウムにはたくさんのブランド苗がありますが、ご参考にわが家で育てているアメリカーナとカリオペをご紹介します♪
どちらも花付きがとてもよく、丈夫で育てやすいです。
この写真は、猛暑の真っ只中の8月13日に撮影した、ゼラニウム・アメリカーナのチェリーローズです。
春はこれよりたくさん花を付けてくれて、まるで玄関にブーケが置いてあるかのようでした。
家に帰るとゼラニウムのブーケが「ウエルカム!!」と出迎えてくれているようで、とてもうれしかったです。(^^)
アメリカーナは剪定(茎や枝などを適切にカットして、形を整えること)をしなくても、わりとコンパクトにまとまってくれています。
こちらはゼラニウムのカリオペのダークローズという色の花で、アメリカーナと同様に、8月13日に撮った写真です。
この記事の一番上の写真は、この鉢からカットして作ったフラワーアレンジです。
園芸店で苗を選ぶ時は、葉の緑が鮮やかで、ヒョロヒョロとしていない、しまった感じのしっかりした印象を受けるものを探すと良いと思います。
通販でも手に入りますが、出来れば直接自分の目で苗を見て購入できると良いですよね。
苗を買ったら必ず揃えるもの
苗を入手したら、鉢に植えるために必要なものは次のとおりです。
- 鉢(買った苗よりひとまわりか、ふたまわりくらい大きいもの)
- 鉢底にしく網
- 鉢底石
- 培養土
- 紙コップ(土を鉢に入れる時に口を入れやすいように折って使う)
どれも100均で手に入ります。(^^)
できれば鉢は、素焼きのテラコッタの方が、見た目も雰囲気がありますし、通気性が良いので好ましいと思いますが、最初からそこまでこだわらなくてもよいかもしれません。逆に、プラスチック製なら、鉢から水が蒸発しないため、水やり回数が少なくなって良いとも言えます。(水の遣りすぎで『根腐れ』というのになって枯らさないように注意ですが・・)
下に、どのようなものかをご紹介するためにAmazonの画像を貼っていますが、最初はあまりこだわらずに、身近で手に入るものを揃えてスタートするのが良いかと思います。
<テラコッタ製の鉢>
シンプルな形を選んでみましたが、デコラティブなものもあり、好みに合わせて揃えると楽しいです♪
<鉢底にしく網・鉢底アミ(ネット)>
排水をする鉢底穴からの虫の侵入や土が流れ出るのを防ぐために使います。穴をふさぐために、穴よりひとまわりかふたまわりくらい、余裕をもって大きく切って使います。最初から鉢のサイズに合わせて作られているタイプもあります。
<鉢底石>
鉢底に水が溜まり、根腐れして植物が枯れてしまうのを防ぎます。園芸店では1キロなどボリュームがあるものが多いので、100均か、もしくは発泡スチロールの箱などを直径2~3cmくらいの丸い形にカットして、キッチンのシンクの排水口に入れる網などに入れて輪ゴム複数個でとめて使っても良いと思います。(わたしは大きな鉢の底には、発泡スチロールのカットを入れています。鉢の移動が軽くなって楽です♪)
<培養土>
あらかじめ肥料などが入った培養土を使うのが手軽でお勧めです。たくさんの会社から様々なブランドが販売されています。土は花や植物の成長にダイレクトに影響しますので、良いものを使った方が好ましいとは思いますが、やはり園芸店のものはボリュームがありますので、自分のこだわりが出てくるまでは、これも最初は100均でよいかもしれません。
鉢植えの作り方
図などがなくて文章だけでスミマセン!!(^^;)
土を使う作業は手が荒れますので、使い捨てのゴム手袋をつけて作業するのがよいと思います~!!大丈夫だろう・・と思って素手でやってしまうと、しばらく手の細かい傷に土が入りっぱなしになって見た目もわるく、手荒れの痛みもツライです。。
(1)鉢の中に、鉢底アミ(ネット)をしきます。
鉢底アミを自分でカットする場合は、鉢の底に開いている穴が塞がるように余裕を持ってカットします。
(2)鉢底石を入れます。
入れる分量は鉢の大きさにもよりますが、だいたい鉢の高さの五分の一くらいでよいかと思います。わたしはそれより多かったり少なかったりしますが、特に成長に問題はありませんでした。また、鉢底石はネットに入っていないものを用意するなら、排水口ネット(薄いものなら2~3枚重ねて)に入れて輪ゴム複数個で止めて鉢に入れると、鉢の植え替えの時に古い土を落としやすくなり、再利用しやすいです。
(3)土を入れます。
土を入れる用の土入れカップがあり使うと楽ですが、試しに一鉢を作ってみるなら、紙コップを土を鉢に入れやすいように適当に口を折って使うので十分だと思います。おおよそ鉢の三分の一くらいまで入れて様子を見ていきます。
(4)苗をポットから抜いて鉢にいれ、土を足していきます。
鉢の中に苗を入れたら、土から茎や枝が生えているところが、鉢の上端から3~4㎝くらいのところに収まることを目標に、片手で苗を持って浮かせて様子を見ながら土を足していきます。最後に軽く手で土を抑えて植え付けは完了です。
(5)鉢底穴から水が出るまで水やりします。
ジョーロがあるとよいですが、ガーデニングを続けると決める前にはペットボトルに水を汲み、ドバっと出ないように気を付けて、少しずつ水をやるので十分だと思います。
(6)強い日差しが当たらないところにしばらく置きます。
季節によりますが、だいたい5~10日間くらい風通しの良い、日差しが強すぎないところに置きます。水やりは、何日に1回とか回数を決めて行うと根腐れしたり、水が足らずに枯れてしまいますので、土の表面が乾いたら行います。
(7)その語、日当たりの良い場所に鉢を移します。
だいたいの植物は日当たりが良く風通しの良いところを好みます。元気に育ち、花をたくさん咲かせくれます。(^^)
(我が家のゼラニウムのアメリカーナをカットして飾ったところです)
あったらよいものは次のとおりです。
植え付け時には必ずしも必要ないですが、あると良いのは次のものです。
- 液体肥料
- 固形肥料
- オルトラン(アブラムシがつかないように土に撒く顆粒)
- 土を入れるカップ(最初は上の紙コップで十分だと思います)
- スコップ(植え替えをする時までは要らないかと思います)
<液体肥料>
表示に書かれているとおりに植物に施すと、明らかに花付きや葉の色が良くなります。また、表示の倍に薄めて、施す回数を増やすといったテクニックも花付きが良くなるのことに有効でした。(^^)
<固形肥料>
表示に書かれているとおりに、定期的に土にパラパラと撒いたりして施します。花付きに即効性があるのは液肥のほうです。こちらは数か月おき等に施します。
<オルトラン>
ヨトウムシ(いわゆるイモムシといってよいかと思います)、アブラムシなどの虫を見付けてから殺すのではなく、表示に書かれているとおりに、あらかじめ土の上に顆粒を撒いておき防除します。わたしはこれも、ゼラニウムには使わずに済んでいます。パンジーやビオラは虫がつきやすいので使っています。
<オルトラン>
ガーデニングを続けるのでしたらあると楽です。土を鉢に入れるほかにも、小さいものではオルトランや肥料をすくって鉢に入れるのに便利です。
<スコップ>
鉢を植え替える時などに必要になります。
あとはもし、病害虫のトラブルが出てしまったら、ホームセンターや園芸店などの薬剤売り場の店員さんに相談して対処を決めるのがよいかと思います。わたし自身のガーデニングでは、フルタイムの仕事をしているためガーデニング作業の時間が十分に取れませんので、手入れの時間が少なくてすむように病害虫に強い植物を選び育てているため、上記のオルトラン以外(これも今年は使っていません)は薬剤を使うことはほとんどなく済んでいます。
ガーデニングを始めるにあたり、あると心強い園芸本については、美しいもの、楽しそうなもの、わかりやすそうなものがたくさん出ていますよね!!
作業の方法などの参考にする園芸本は、ガーデニングスタート時は本屋さんで手に取って、ご自分がわかりやすいものを求めるのがよいかと思います。
その他、花図鑑があるとなにかと重宝します。わたしはこの本を使っております♪
これから、秋のガーデニングシーズンに、今シーズンに咲く一年草(基本的にはそのシーズンだけ咲いてくれます。)を植えたり、来年の春の庭をイメージしてガーデニングするのはガーデナーにとって楽しいひとときです。球根も店頭にたくさん出揃いましたしネ!!
ぜひお花を一鉢育てて、ご自宅に飾ってみてはいかがでしょうか。(^^)
(わが家のゼラニウム・カリオペをカットしてIKEAの花瓶に活けました♪)
自分で育てた花を飾るのは、本当にガーデナーの醍醐味で、とても楽しくうれしく幸せなことです~!!(^^)