【10月4日 時事通信社】韓国外務省報道官は4日の記者会見で、安倍晋三首相が元慰安婦宛ての「おわびの手紙」に関し「毛頭考えていない」と断言したことについて見解を問われ、「言及を控える」と述べた。一方で、「(慰安婦)合意の精神と趣旨を尊重し、被害者の名誉、尊厳の回復、心の傷の癒やしが早期に実現するよう日本側と引き続き協力していく」と強調した。

 報道官は先に「日本側が追加的な措置を取ることを期待している」と語っており、「おわびの手紙」を含め、合意を後押しする措置を引き続き求めていく考えを示唆したとみられる。(c)時事通信社