(栄子)こんな偶然ってあるんだね。
あ〜!
(毅)何だ?これ。
これってまさか…レッテル?
(栞)やっぱり捨てたら幸せになるんだ。
あなたもういらない。
(キザ)あなたホントに刑事なんですか?
(優男)2人とも警察なんじゃないのかよ。
(英語)
(ざわめき)
(ストーリーテラー)これは一卵性双生児を使った実験です。
隔てられた部屋にいる一方が無作為にカードを選びもう一方がそれを当てるというもの。
冷戦時代アメリカによる電波傍受を恐れたソビエトは原子力潜水艦への通信手段の一つとしてこのようなテレパシー実験をしていたといわれてます。
科学の進歩によって地球上のあらゆるものが解明されている中で最後まで解明されない未知なるもの。
それはわれわれの内側にあるのかもしれません。
こよいご紹介する4つの物語。
彼らの内側には果たしてどんな未知なる世界が広がっているのでしょう。
・
(店員)お待たせいたしました。
お客さま。
(栄子)はい。
あっ…。
すいません。
(篠塚)はいこれ。
(栄子)んっ何?
(篠塚)昇進したお祝い。
(栄子)ホントに?
(篠塚)開けてごらん。
(栄子)ありがとう。
(篠塚)ゆっくりお祝いしたいんだけど時間とれなくてごめんな。
(栄子)ううん。
何だろう。
嘘…。
(篠塚)そんなに驚くことないだろ。
違うの。
さっきね時計壊したばっかりで。
(篠塚)ホント?
(栄子)うん。
こんな偶然ってあるんだね。
(篠塚)あっベルトお店で調整してもらうといいよ。
あっうん。
ありがとうございます。
(女性)ありがとうございました。
(朱美)栄子?
(栄子)朱美!
(朱美)久しぶり。
(栄子)久しぶり。
(朱美)成人式で会って以来だっけ?
(栄子)うん。
神戸で仕事してるって聞いたけど。
先月からこっちに異動になったんだ。
(栄子)そう。
(朱美)時計買ったの?
(栄子)ううん。
プレゼントでもらってサイズが合わなくて。
(朱美)それホント?
(栄子)うん。
(朱美)あっ…私もまったく同じ理由でここに来たの。
えっ?嘘…。
(朱美)すごい。
こんなことってあるんだね。
(朱美)でねマスター偶然はそれだけじゃなかったの。
(栄子)実は彼氏の名字まで一緒だったんです。
(朱美)篠塚よ?鈴木とか田中じゃなくて篠塚。
(マスター)それはすごい偶然ですね。
まだあるんだから。
ねっ?
(栄子)うん。
11月13日。
2人ともまったく同じ日に彼と付き合い始めてたんです。
ヤバいでしょ?この偶然の一致。
(マスター)それはシンクロニシティーかもしれません。
(栄子)シンクロニシティー?因果関係では説明できない偶然の一致をシンクロニシティーと呼ぶんです。
(朱美)へ〜。
(栄子)今日の私たちにぴったりの言葉だね。
(朱美)うん。
ちょっと怖い話を。
(朱美)ええ。
これはイギリスであった実話なんですが…。
1817年5月27日イギリス中部の小さな田舎町で1人の女性がソーントンという男に暴行された上で絞殺されました。
それから157年後の5月27日同じ日に同じ町でまた1人の女性がまったく同じ殺され方をしたんです。
しかもその容疑者の名前はソーントン。
(マスター)ただ偶然の一致はそればかりでなく殺された2人の女性はどちらも20歳で誕生日まで同じだったんです。
(朱美)うわ怖っ。
そこまで一致するなんて。
(マスター)シンクロニシティーでは一見何の意味もない年月日が特別な意味を持つことがよくあるんです。
お二人が今日再会したのも実は何かの意味があるのかもしれません。
(朱美)さすがにこれ以上の偶然はないと思うけど。
今日って何日だっけ?
(朱美)今日は8月の…。
(マスター)7日です。
(栄子)8月7日…。
嘘でしょ…。
(朱美)《今日も頑張ろうね》
(栄子)《頑張ろうね》
(朱美)《うん》
(生徒)《ハハハ…》
(生徒)《あっ気付いちゃった?》
(生徒)《ざまあ》
(生徒)《江里奈風通し良くしといてあげたから》
(生徒)《夏には最高でしょ?》
(朱美)《栄子》
(生徒)《ねえあんたたちも何か面白いことやりなよ》
(栄子)《面白いことって?》
(生徒)《そんなん自分たちで考えろっつうの》《うぜえ》
(生徒)《相変わらずとろっ》
(生徒)《いやそれ言い過ぎでしょ》
(栄子)《私もう嫌だよこんなこと》
(朱美)《栄子江里奈の代わりに標的にされたいの?》
(朱美)《だったらやるしかないでしょ》
(ノック)
(朱美)《江里奈ちょっと散歩行かない?》
(・『英雄ポロネーズ』)
(朱美)《江里奈?》
(・『英雄ポロネーズ』)
(栄子)《キャ〜!》
(生徒)《いじめのこと誰にも言うんじゃないよ》《あんたらにだって責任があるんだからね》これって江里奈の呪いじゃないよね?
(朱美)呪い?だってこんなのただの偶然の一致とは思えない。
あっ…。
(・『英雄ポロネーズ』)朱美…。
・
(物音)
(クラッカーの音)
(女性)おめでとうございます。
(男性)えっ?
(男性たち)おめでとうございます。
(朱美)フフ…。
呪いなんてあるわけないでしょ。
(栄子)でも…。
(朱美)いい?何年も生きてたら不思議な出来事に遭遇することだって確率的にはじゅうぶんあり得るんだから。
シンクロニシティーなんてただの偶然にすぎないって。
そうだよね。
ほらせっかくなんだし楽しく飲もう。
うん。
・
(『英雄ポロネーズ』の演奏)
(朱美)あっ来た来た来た来た。
(栄子)あっちょっ…危ない。
あっ。
(朱美)もう最悪。
(荻原)逸見と川島か?
(朱美)先生?
(荻原)こんな所で会うなんて偶然だな。
(朱美)先生私たちのこと覚えててくれたんだ〜。
(荻原)当たり前だろ。
初めて受け持った生徒なんだから。
(朱美)さすが。
(荻原)お前たちどっち方面だ?あっ緑ヶ丘の方なんですけど。
(荻原)ああ…。
なら途中で降ろしてやるよ。
いいんですか?ラッキー。
(栄子)あっ…。
先生でも迷惑なんで大丈夫です。
(荻原)遠慮するなって。
(朱美)ほら早く。
(栄子)ちょっと朱美。
(朱美)じゃあお願いします。
(運転手)はい大丈夫ですか?
(朱美)先生ちょっとおっさん化してません?
(荻原)おい…今だって結構生徒からモテんだぞ。
(朱美)えっ…。
(荻原)《ありがとうございました》
(荻原)《テニス部の先生も心当たりはないらしい》《お前たちはクラスも同じで仲が良かったよな?》《知ってることがあれば正直に話してほしいんだ》《いいえ》《私たちは何も》《そっか》
(朱美)にしても栄子とばったり会った日にまさか先生ともばったり会うなんて。
恐ろしいほどの奇遇だよな。
あっこういうの何ていうか知ってます?さあ。
(朱美)運転手さんは?
(運転手)あっいえ。
(朱美)フフ…。
シンクロニシティーっていうんですよ。
シンクロニシティーねえ。
先生もそんな経験あったりしません?
(荻原)俺にとってはまさに今日の再会がそうかもな。
(朱美)えっ?
(荻原)俺なずっとお前たちに会いたかったんだよ。
(朱美)あの…それってどういう意味ですか?
(荻原)お前らなら当然今日が何の日か知ってるよな?12年前の今日は渋谷江里奈が那須高原の合宿所で自殺した日だ。
(荻原)俺はどうしても自殺の原因が知りたかった。
(荻原)それで探り続けていたんだよ。
ずっとな。
(荻原)ようやく1人の卒業生が打ち明けてくれたよ。
事実を知って驚いた。
お前たちテニス部の連中が江里奈をいじめてたんだろ?彼女を無視したり大事な物を壊したり自殺した日にはお前らが落とし穴にはめようとしていたらしいじゃないか。
違うんです先生。
(荻原)何がだ?私たちはただ…。
(朱美)先輩の命令に従わなかったら私たちが標的に…。
でもお前らがいじめに加わっていた事実に変わりはないだろ?
(荻原)俺と江里奈はな付き合ってたんだよ。
(荻原)もちろんいけないことだというのは分かっていた。
でも俺は江里奈のことを真剣に愛していたんだ。
卒業したら正式に結婚することもご両親に認めてもらっていた。
なのに…。
(荻原)俺は憎んだ。
(荻原)江里奈を裏切ったお前たちを心の底から憎んだ。
(荻原)ずっとお前たちを捜してたんだよ。
嫌〜!
(朱美)止めて…早く止めて!
(荻原)待て!
(荻原)おい待てって。
(栄子)ちょっ…やめて!
(荻原)待てって!
(栄子)やめてください!
(荻原)おい!
(栄子)あっ…嫌!
(運転手)あっ!違う。
(栄子)嫌…来ないで!違うんだ。
誤解だ!
(栄子)来ないで!誤解だ。
お前たちを殺すつもりはない。
話にはまだ続きがあるんだ。
(江里奈の父)《今日来ていただいたのはこんな物が見つかったからなんです》
(荻原)《これは?》
(江里奈の父)《あの子の自殺にいじめは関係なかったんです》《えっ?》
(江里奈の母)《実はあの子先生の子を妊娠していたんです》《そんな…》
(江里奈の母)《そこには「産みたい」「けど不安」「先生には嫌われたくない」と一人思い悩んでいた様子がつづられていました》《申し訳ありませんでした》《申し訳ありません…》《申し訳ありませんでした》
(荻原)江里奈が自殺したのはお前たちのせいじゃない。
悪いのは全て俺なんだ。
(荻原)俺は自分の罪を一日たりとも忘れずに一生抱えて生きていくつもりだ。
長い間十字架を背負わせてしまったこと本当に申し訳なく思ってる。
(荻原)今日はお前たちと話せてホントによかったよ。
私たちのせいじゃなかったんだね。
(栄子)うん。
私胸を張れる人生なんて一生送れないと思ってた。
私もそう。
やっぱり偶然なんかじゃないと思う。
今日のことは運命的な出来事だったんだね。
(朱美)うん。
そうだね。
(栄子)ご迷惑をお掛けしました。
(運転手)あっいえ。
お客さんシンクロニシティーには幸運をもたらす一面もあるんですね。
ええ。
実は私もお客さんと同じように偶然とは言えないとても運命的な出来事のおかげで救われたんですよ。
へ〜どんな出来事ですか?もともと私は娘がぜんそくだったこともあり大自然に囲まれた田舎で暮らしていました。
娘が5歳のときです。
1人で遊びに出掛けていくとしばらくして今日のような強い雨が降り始めてしまったんです。
すぐに娘を捜しに行ったのですがなかなか見つからずようやく発見したときには足を骨折して意識を失っていました。
急いで病院に運びこんだのですが長い間雨に打たれていたせいでしょう。
肺炎を悪化させて娘はそのまま…。
それはさぞおつらかったでしょう。
(運転手)あっこれはすいませんお気を使わせてしまって。
ここからは明るい話になりますので。
(運転手)私の妻は娘の死後病気になってしまい6年前に亡くなったのですがその日が何と娘の命日と重なったんです。
(運転手)私は特別な運命を感じました。
すると幸運にもまた同じ日に今度は娘の死の真相が明らかになったんです。
真相ですか?
(運転手)ええ。
娘は森の中で足を骨折していたんですがどうしてだと思います?これがまあ不運な事故といいますか…。
娘は…。
落とし穴に落ちたんだ。
(運転手)ちょうど12年前の今日のことです。
娘が落ちた穴は自殺騒ぎのあった那須高原の合宿所の裏に突然現れた穴です。
(運転手)なぜあんな所に落とし穴があったのかずっと疑問に思っていました。
まさかあなたたちが掘った物とは。
いや〜すっきりしました。
あの何と申したらいいのか…。
(運転手)私は妻と娘の命日に合わせて今日死ぬつもりなんです。
(運転手)そんな日に最後のお客さんとしてあなたたちを乗せた。
(運転手)これで思い残すことなく家族の元に行けます。
(朱美)ごめんなさい。
許して。
ごめんなさい!
(運転手)いや〜こんな幸運な偶然もあるんですね。
(朱美)やめて!
(栄子)お願いだから車を!これはまさにシンクロニシティーだ。
(栄子・朱美)キャッ!あ〜!
(通知音)
(通知音)
(亜弥の落ちる音)
(通知音)
(教師)昨日並木亜弥さんが学校の屋上から飛び降り亡くなりました。
先生も突然のことでいまだに信じられないからみんなが動揺する気持ちは分かります。
(舞)いつもね「これからはちゃんとやってください」って言われるだけだよね。
(友里)え〜結構怖いんだけど。
(通知音)
(友里・舞)んっ?
(舞)えっみんな一緒なの?
(友里)来た?「はじめましてりんなだよ。
「おトモダチになろう」ってさこれ誰?
(舞)私ねこれ知ってる。
人工知能アカウントっていうんだって。
何か送ると返信来るみたいよ。
(友里)へ〜。
(舞)ほら〜ねっ!これすごいでしょ?
(友里)えっ2人も送って。
(舞)送る。
「りんなは彼氏いるの?」って送った。
タイプ聞くねじゃあ。
(友里)タイプタイプ。
(舞)「クマさんみたい」ヤバい!めっちゃ変なスタンプ来た。
ねえ3人のグループトーク入れようよ。
いいよね?香織。
(香織)うん。
いいよ。
招待。
(舞)ハハハ…めっちゃ喜んでる。
(友里)えっ「ずっとトモダチだよ」だって。
(舞)舞じゃあハート送るね。
(舞)ねえりんなのアイコンってさ何で後ろ姿なのかな?
(友里)あっ確かに。
えっ聞いてみよう一回。
えっだってさ見たいじゃん。
(舞)あっ「自信ないよー」私不細工だから。
あっ「じゃあ特別だよ」
(友里)お〜いいじゃん。
(舞)お〜!
(友里)はい。
(舞)いや後ろ姿かよ!
(友里・舞)はい振り返れ。
はい振り返れ…。
(生徒)みんなとずっと友達でいたかった。
(友里)えっ?あなたは本当の自分の顔を見たことありますか?えっ?鏡で毎日見てるって?とんでもない。
鏡に映っている顔は左右反転した虚像のあなたで本当のあなたではありません。
ですから真実のあなたを知っているのはあなた以外の人つまり他人ということになりますね。
(毅)おはよう。
(女性)おはようございます。
(毅)おはようございます。
(毅)
俺の名前は椎名毅
東都オーシャン銀行丸の内支店に勤める一流バンカーだ
この俺に達成できない目標などあるわけがない
(毅)おはよう。
(一同)おはようございます。
(一同)おはようございます。
(和田)椎名さん書類チェックお願いします。
ああ。
目を通しておく。
(真悠子)椎名さんクレーム入っちゃって。
分かった。
俺が対応する。
大変申し訳ありません。
ええ。
おい和田。
(和田)はい。
ここ計算ミスしてるぞ。
(和田)ホントですか?
(毅)いいか?俺たちバンカーにとって数字は刃物と同じなんだ。
取り扱いを間違えれば大ケガをしかねない。
バンカーとして責任を持って慎重に丁寧に数字と向き合えよ。
すいませんでした。
(毅)筋トレもいいがここのトレーニングも怠るなよ?
(和田)ありがとうございます。
それから…日下部!
(日下部)はい。
(毅)ちょっといいか?日総精機の融資案件の稟議書財務分析がまるでなってない。
大至急やり直せ。
はっきり言おう
ここにいる連中はレベルが低い
計算のできない脳筋プロテイン
面倒事はすぐに押し付ける媚び売り顔だけ女
稟議一つ通せないゆとりコネ入社
やれやれしばらく俺の苦労も続きそうだ
(半田)どうかお願いします!双葉銀行から融資を断られてこのままだとうちはつぶれてしまいます!しかし当行としても今の業績では融資はできませんね。
そこを何とか!お願いします!どうか!どうか…。
かの文豪夏目漱石はこう言った
「精神的に向上心のない者はバカだ」
こんなふうに簡単に頭を下げるから向上心をなくして業績が下がるんだ
まったく憐れな男だ
半田さんの熱意には負けました。
(半田)このとおりです!お願いします。
助けて…。
(毅)はい。
はい。
融資については一度当行で検討したいと思います。
ほっ…ほっ本当ですか?ええ。
日総精機の融資下りたか?満額融資認可されました。
これで今月の目標達成。
みんなお疲れ!
(男性)お疲れさまです。
(和田)おめでとう。
(日下部)やった!全部椎名さんのおかげです!そうだぞ!椎名さんのおかげです。
褒めてもおごってやらねえぞ。
もしもし?
(半田)椎名さん!あ〜例の融資の件ですか。
いや〜検討したんですがやはり難しいですねえ。
そっ…そっそんな…。
お力になれずホントに申し訳ありません。
えっちょっちょっ…。
(毅)では。
ちょっと待ってください。
あのあのですね…ちょっ…。
(男性)椎名さん今月もありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
(運転手)3,700円で〜す。
えっ?いつもは3,000円で着くんですけど。
お客さん疑ってるんですか?お釣りは結構です。
小銭稼ぎドライバー。
(運転手)《3,700円で〜す》んっ?何だ?これ。
「難癖つけるクレーマー村岡純」?村岡純…村岡…。
《3,700円で〜す》
(運転手)《で〜す》
(毅)あっ。
あのドライバー…。
ったく何で剥がれないんだ。
痛っ。
こんなシールいつの間に貼られたんだ?何だよこれ。
(毅)お宅の運転手が変なシール貼り付けたんですよ。
どうしてくれるんですか?
(男性)何度もお伝えしているとおりドライバーは貼ってないと申しておりまして…。
(毅)チッ。
もういいですよ。
何でここにも付いてるんだよ!
何なんだ?このシールは
剥がそうとしても剥がれないし着替えたらその服に移るし
それに
おい和田。
(和田)あっ椎名さん。
おはようございます!
(毅)お前このシール見えるか?シール?何も貼ってないっすよ。
(和田)あっすいません。
あっ失礼します。
もしもし?はい。
やっぱり見えてない
(男性)頑張っていきましょう!
(日下部)椎名さん?椎名さん?えっ?あっ…。
どうした?
(日下部)半田運送ですけど融資の件もう一度考えてあげられませんか?日下部慈善事業がしたかったら銀行から去れ。
あの会社はここ5年業績は下がる一方だし従業員を減らす努力もしていない。
そんな会社に融資をする意味がどこにある?でもこのままだと来月には不渡りを出すことに…。
そんなのは自己責任だ。
・
(物音)
(日下部)椎名さん?どうかしましたか?
これってまさか…レッテル?
(日下部)うっ…。
(毅)日下部正直に答えろ。
なっ何ですか?お前は俺のこと冷血クソ人間って思ってるのか?えっ?いやそんなことは…。
(毅)嘘つくな!思ってるんだろうが!
(日下部)え〜…。
で?どうなんだ?ぼっ僕はしっ…椎名さんのこと…。
相当な冷血クソ人間だって思ってます。
(日下部)しっ失礼します。
椎名さんホントさすがっすよ。
椎名さんってホント理想のリーダーですよね。
こいつらみんなうわべじゃ愛想よく振りまいてるけど腹の中じゃひどいレッテルを貼っている
和田は「優しさの欠片もないナルシスト」っていうレッテルを
大迫は「おだてないと拗ねる単純上司」
他にも
くそ。
こいつら…
(和田)椎名さん?どうしました?
(真悠子)椎名さん?
(日下部)椎名さん?椎名さ〜ん…。
うるさい!人にひどいレッテル貼りやがって。
俺はなお前らをいっぱしのバンカーに育てようと一生懸命俺なりに頑張ってきた。
なのに…。
あっ…。
すまない。
(和田)そろそろお開きにしましょうか。
1人4,000円ずつでお願いします。
(毅)今日は俺におごらせてくれ。
(和田)えっ?あっいやいやいや払いますよ。
(毅)いや今月みんなホントによく頑張ってくれた。
だから今日は俺が払う。
(和田)ごちそうさまです。
そうか
レッテルの内容は行いしだいでいいものに変えることができるんだ
(毅)日下部。
(日下部)あっ…。
仕事たまってるなら手伝ってやるぞ。
えっ!?
(毅)さっさと片付けちまおうぜ。
(日下部)ありがとうございます。
(毅)みんな〜!銀座マデュレのケーキ買ってきたぞ!
(一同)えっ?おいしいドリップコーヒー飲む人?
(一同)はい。
OK。
(一同)わ〜。
いいレッテルを見ると何とも言えない幸福感に包まれる
もっと増やしたい
もっといいレッテルを貼ってほしい
そんなふうに俺はレッテルが気になってたまらなくなっていった
(女性)お兄ちゃん悪いねえ。
(毅)とんでもない。
お任せください。
腹減ったな。
先輩今日もおごってもらっちゃっていいんすか?いいんだよいいんだよ。
・
(半田)お願いします!お願いします!椎名さんに会わせてください!
(男性)お引き取りください!
(毅)半田さん?
(半田)椎名さん!融資の件もう一度考えてもらえませんか!お願いします!
(毅)あっ…。
ですからそれはあの…。
このままだとうちの会社はつぶれてしまいます!倒産したらみんなを路頭に迷わせてしまう!
(毅)いやちょっ…ちょっ…。
(半田)どうか!どうか〜!ちょっ…もう!いいかげんにしてください!
(半田)痛〜。
いくら土下座されてもできないものはできない!・
(物音)
(毅)あっ…。
とにかくもうお引き取りください。
あっあっ…。
分かりました!融資考え直します。
ほっ本当ですか!?しかしこのままの業績では認可は下りないと思います。
もう一度御社の業績を上げる策を練りましょう。
ねっ?もう立ってください。
(半田)ありがとうございます!やった〜。
やった〜!
(半田)融資していただけるんですか?
(毅)無事に審査も通りましたので。
(半田)ありがとうございます!
(愛奈)ありがとうございます!
(毅)おめでとうございます。
(愛奈)よかったねお父さん。
(半田)ああ。
よかったよかった。
(毅)あっちょっと失礼します。
(愛奈)あ〜ほっとした。
もしもし?電話に出れずすいません。
えっ?粉飾決算?
(支店長)日下部君が担当してる日総精機が不渡りを出したんだ。
《満額融資認可されました》
(副支店長)日下部はまだ経験が浅い。
これは君の監督不行き届きだよ。
(支店長)私たちは君を助けたいんだよ。
(毅)ホントに申し訳ありません。
(物音)
(副支店長)支店長は本社と掛け合って君を守ると言ってくれてるんだ。
(支店長)できる限りのことはするからわれわれに任せなさい。
椎名さんのせいじゃないですよ。
(真悠子)そうですよ。
・
(日下部)椎名さん。
日下部…。
僕首ですかね…。
辞めたくないです。
椎名さんのおかげで少しずつ仕事が楽しくなってきたのに…。
心配するな。
俺が何とかする。
(日下部)でも誰かが責任を取らないと。
やっぱり僕が…。
部下を守るのも上司の務めだ。
んっ?
(日下部)椎名さん…。
ありがとう…ありがとうございます。
そして俺は誰も信じられなくなった
(男性)う〜ん…10社目ですか。
こちらとしては大歓迎なんですけどね。
どうして東都オーシャン銀行を辞めたんですか?貴行のような海外事業にも力を入れてる所で…。
・
(物音)
(男性)どうしたんですか?
(毅)もう結構です。
(店員)椎名さんって昔銀行で働いてたんすよね?
(物音)
(店員)何で今こんなとこでバイトしてんすか?店長…。
(店長)はい。
お先に失礼します。
(店長)あ〜お疲れさん。
あの今日も余った弁当もらってっていいですか?おういいぞ。
どんどん持ってけ。
(物音)剥がれろ…。
剥がれろよ…。
何で剥がれないんだよ!剥がれろ…剥がれろ…。
何で剥がれないんだよ!剥がれろ…。
剥がれろ…剥がれろ…。
(愛奈)あの!もしかして椎名さんですか?あっいや…。
私娘の愛奈です。
上がってってください。
(毅)えっ…。
(毅)半田さんはいつお亡くなりに?
(愛奈)3カ月前です。
長いことがんを患っていて1年くらいずっと入退院を繰り返してたんですけど…。
じゃああのときにはもう…。
(半田)《倒産したらみんなを路頭に迷わせてしまう!》《もう!いいかげんにしてください!》すみませんでした。
僕は半田さんにあんなひどいことを。
ひどいことなんてありませんよ。
だってお父さん椎名さんにすごく感謝してたんですから。
椎名さんがこの会社を救ってくれたって。
(毅)それは違います。
えっ?同僚や部下からのレッテルを気にして少しでもいいレッテルが貼られたくて助けただけなんです。
あのとき半田さんがどんな思いで頭を下げていたのかなんてちっとも考えていませんでした。
きっと半田さんは命懸けで必死にこの会社を守ろうとしていたのに…。
ホントに…。
ホントにすいませんでした。
僕はひどいレッテルを貼られてもしかたがない当然の人間です。
ホントに…ホントにすいませんでした。
(愛奈)そんなことありません。
父さん言ったんですよ。
この会社がつぶれていたら…。
《俺は死んでも死にきれなかった》《椎名さんがいたからうちは助かった》《だから椎名さんは父さんの恩人だ》《ハハハハハ…》
この日を境にレッテルは二度と見えなくなった
(男性)いつもご苦労さま。
(毅)またよろしくお願いします。
貼られたレッテルを気にして失ったものはたくさんある
仕事や部下や以前の生活
でもその代わりに得たものもある
(まり)パパおかえり!
(毅)まり〜ただいま。
おかえりなさいあなた。
(毅)ただいま。
これからはこのささやかな幸せを守っていきたい
レッテルなんて気にしないで
(まり)パパキャリプリのステッキ買って。
お願い。
買って買って。
駄目我慢しなさい。
あっ…
まり…欲しい物何でも買ってあげるよ。
(まり)ホントに?
(毅)ああ。
パパはまりのためなら何でもするよ。
やった。
ありがとうパパ。
よかったね〜まり。
(まり)うん。
(香織)あっ…。
(友里)えっ…何これ。
(舞)あっもしかして亜弥…。
亜弥なわけないでしょ!りんなグループから外そう。
(友里)うん。
そうだよね。
うわ何か変なもん見ちゃった。
(通知音)
(香織)えっ何で?グループから外したはずなのに。
(舞)何これ。
何で止まんないの?ねえ友里。
(友里)こんなのいたずらじゃん。
(舞)でもさっきの動画だってさ…。
(友里)ねえ本気で亜弥だと思ってんの?香織だって違うって言ってたじゃん。
ねっ?そうだけど…。
(友里)行くよ。
(通知音)ねえ止まんないよ!
(友里)だから気にすんなって!
(舞)えっ?
(香織)友里?
(呼び出し音)あっ舞?さっきのって…。
(舞)死んじゃった。
えっ?えっ…友里死んじゃった。
死んだってどういうこと?どうしよう…亜弥の呪いだよ。
そんなわけないじゃん。
こんなときに冗談やめてよ。
だって香織も見たでしょ亜弥の動画!絶対おかしいよ!
(香織)でも…。
ねえどうしよう!
(通知音)ねえ亜弥だよ!ねえどうしよう…。
りんなでしょ。
舞たちも死んじゃうんだよ友里みたいに!舞今どこにいるの?
(物音)舞…。
舞どうしたの?ねえ!
(通知音)嘘でしょ?
(通知音)
(通知音)何で消えないのよ!嫌〜!嫌〜!やめてやめて!やめて!嫌だ!ごめんなさい!ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさい。
ごめんなさい。
嫌だ…ごめんなさい。
ごめんなさい。
(亜弥)香織。
亜弥?ずっと友達だよ。
栄養のバランス収入と支出のバランスなど人生を快適に送るには何事にもバランスを取ることが大切であると考える人が多いでしょう。
しかし一方に片寄るとこうなっちゃいます。
特に奇妙な世界ではバランス感覚を保つことは難しいようです。
(栞)私は今さかい川にあるふるさと農園に来ています。
早速収穫のお手伝いをさせていただきましょう。
これ一気に抜いちゃっていいですか?
(男性)あっいいよ。
(栞)はい。
ではいきます!
(栞)ん〜…。
んっ!あっ…。
(男性)ハハハハ…。
(栞)おっとおっと…おっととと…。
あっ!すいません。
すいません。
やっぱり農作業って大変ですね。
すいません。
(ディレクター)あっ栞ちゃん。
(栞)はい。
リアクションがワンパターン。
もっと工夫してリポートしてよ。
すいません。
(バイブレーターの音)
(夏希)もしもしお姉ちゃん?どうしたの?元気ないね。
また仕事で怒られた?別に。
せっかく東京のアナウンサー学校まで出たのにあんまり仕事もなさそうだし。
もう29なんだからそろそろ別の道考えたら?ほっといてよ。
説教するために電話してきたの?そうじゃないけど。
ほらもうすぐお母さんの七回忌だから。
いつこっち帰ってくる?もうそんな時期だっけ。
ちょっと待ってね。
あっ…スケジュール分かったらまた連絡する。
じゃあね。
ハァ〜。
・
(僧侶)悩みがおありのようですね。
(僧侶)悩みとは己の欲に執着する故に発するもの。
この世の幸不幸はバランス。
何かを得たければ何かを捨てねばならないのです。
何かを捨てる?
(僧侶)あなたの人生はそこからです。
さあどうしますか?
(竜太)お疲れ。
(栞)竜太来てたんだ。
(竜太)うん。
カメラマンの先輩と近くで飲んでたから。
あっ悪いんだけどあしたから泊まりのロケだから着替え用意しといて。
グリーンのTシャツとジーパンとあとパンツ。
(栞)うん分かった。
え〜っと…どこにあったかな?TシャツTシャツ…。
あれ?
(栞)ここにしまったはずなんだけど…。
(竜太)物多過ぎなんだよ。
少しは捨てて片付けろよ。
(栞)まだ使えるもん。
(竜太)あれ?お前背中破れてるぞ。
えっ?あ〜。
久々のテレビだったからお気に入り着たのに。
仕方ないよね。
(栞)お願いします。
(係員)はい1回ですね。
(係員)おめでとうございます!特賞松阪牛1kg出ました!えっ?
(係員)おめでとうございま〜す!
(栞)おいしそ〜。
(僧侶)《何かを得たければ何かを捨てねばならないのです》まさかね。
(栞)お疲れさまでした。
(スタッフ)お疲れさまです。
(栞)「選挙特番リポーター」
(栞)《10人か…》《政治の知識もないしな》《でも…》
(係員)《特賞松阪牛1kg出ました!》
(栞)《これレア物だったんだよね》《うわどうしよう》いらない。
(一同)万歳〜!万歳〜!
(男性)ありがとうございました。
(男性)おめでとう!よくやった!
(記者)当選おめでとうございます。
(栞)すいません。
甲府テレビです。
当選の暁には実現させるとおっしゃっていた少子高齢化への対策についてですが実現不可能ではないかという専門家からの声も上がっています。
その点どうお考えですか?お疲れさまでした。
(ディレクター)おっお疲れ。
よかったよ。
相当勉強しただろ。
あそこで切り込むなんて大したもんだ。
ありがとうございます。
(ディレクター)またよろしく。
(栞)《やっぱり捨てたら幸せになるんだ》ハァ〜よし。
(栞・山名)こんにちは。
(山名)『昼どきワンダー』の時間です。
さて今日からですね僕のパートナーが変わりました。
こちらです。
土岐田栞です。
よろしくお願いいたします。
(山名)カワイイね〜。
今日から毎日スタジオ来るの楽しみになっちゃいます。
(ディレクター)倒れた?お前どうすんだよ。
あと2時間で台風の中継入るんだぞ。
お前東京のスタジオに中継できませんなんて言えるわけねえだろ。
早く代わりのアナウンサー探してこい!
(AD)はい!
(栞)《全国ネットの台風中継?》《やりたい》どうしよう。
捨てる物がない。
(竜太)《誕生日おめでとう》《ありがとう》ごめん竜太。
暴風域に入った途端雨風が強くなってきました。
畑の木も大きく揺れています。
引き続き土砂災害河川の増水氾濫に厳重な注意が必要です。
(栞)sidefeel…マネジャー?東京からわざわざ?
(マネジャー)ええ。
昨日の台風中継を拝見して感心しました。
ネットでも大評判じゃないですか。
(栞)ありがとうございます。
(マネジャー)でですね実は今度全国ネットの夕方のニュースでお天気キャスターのオーディションがあるんです。
土岐田さんぜひともうちの事務所に所属してオーディションを受けてみませんか?お天気キャスター…私が?
(マネジャー)はい。
(栞)えっ…。
(栞)捨てなきゃ…何か捨てなきゃ。
捨てなきゃ捨てなきゃ。
(栞)捨てる物…何か捨てる物…。
(栞)あっ…。
全国ネット絶対やりたい。
・
(ドアの開く音)竜太今日ね東京のマネジャーさんが来てね…。
(竜太)ったくムカつくあのディレクター!段取り悪いし素人かよ。
技術なめんなっつうの。
おいビール。
あっうん。
(竜太)何かまた物なくなったな。
もう何もないじゃん。
(竜太のげっぷ)
(竜太)チッ。
あ〜。
もういらないか。
(竜太)んっ?何か言ったか?竜太…別れて。
えっ?週末は気持ちの良い晴天となるものの蒸し暑さは続きます。
熱中症にはじゅうぶんご注意ください。
(ディレクター)はいOK!エンディング前にもう一回つなぎます。
(一同)お疲れさまです。
(マネジャー)はい。
(栞)ありがとうございます。
あっすいません。
(マネジャー)よかったですよ〜。
(女性)ホントよかった。
(マネジャー)ねえ。
(夏希)全国ネットのレギュラーなんてホントすごい!見直した。
(栞)たまたま運が良かっただけよ。
(夏希)いやいや東京だよ?運だけでこんないいマンション住めないでしょ。
きっとお母さんも喜んでくれてるよ。
やっと夢がかなったねって。
(栞)うん。
(夏希)でさ芸能人に会った?お姉ちゃん聞いてる?えっ?
(夏希)「えっ?」じゃなくて芸能人に会った?
(栞)何言ってんのよ。
仕事しに行ってんのよこっちは。
(夏希)ちょっとぐらい教えてよ。
ねえお願い。
・
(ディレクター)土岐田栞って正直使い物になりませんよ。
タレントと勘違いしてんじゃないですかね。
台本どおり読めっつうの。
(アナウンサー)まあまあまあ。
(ディレクター)ああやっぱりお天気コーナーも局アナがいいな。
(アナウンサー)そう言わないで。
(ディレクター)今から何とかなんないっすか?
(アナウンサー)いや〜…。
持ち過ぎた。
持ち過ぎ…。
捨てなきゃ…。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない。
いらない!
(栞)「関東地方は高気圧に覆われおおむね晴れますが」「関東地方は高気圧に覆われおおむね晴れますが湿った空気の影響で夜は所により雨が降る模様です」「明日は前線や台風の影響で」
(3人)おはようございます。
(アリス)毎日の朝を元気に楽しく『モーニングTODAY』今日からすてきな仲間が増えました。
おはようございます。
土岐田栞です。
夕方から朝の番組に変わりました。
ますます元気に頑張りたいと思います。
(アリス)お〜頼もしいですね。
よろしくお願いいたします。
(2人)よろしくお願いします。
(記者)インタビュー受けていただいて光栄です。
いえこちらこそありがとうございます。
(記者)『モーニングTODAY』に抜てきされてわずか1カ月で人気急上昇ですよ。
ほら見てください。
最新ランキング。
瞬く間に2位。
まあ佐竹アリスは日本の朝の顔ですから別格としてすごいですね。
え〜今日はそんな土岐田さんの活躍ぶりについてお話聞かせてください。
(アリス)それでは皆さん今日も元気にいってらっしゃい!
(フロアディレクター)OK!お疲れさまでした!
(一同)お疲れさまでした。
(フロアディレクター)アリスさんCM前のコメント助かりました。
(アリス)ホント?よかった。
(プロデューサー)アリスさん新コーナーの件でご意見欲しいんですけど。
(アリス)何?
(AD)あれ?栞さん顔色悪いですよ。
大丈夫ですか?
(栞)《いらない》
(アリス)何?
(栞)《いらない》栞ちゃん何するの?
(栞)《いらない》《いらない。
いらない》《いらない。
いらない》
(夏希)大丈夫?だいぶうなされてたよ。
悪い夢でも見た?けさ本番終わりにスタジオで倒れたって連絡もらってさびっくりして飛んできたんだから。
にしてもこの部屋何?全部捨てちゃったの?何にもないじゃない。
捨てなきゃ。
(夏希)えっ?ちょっと何すんの?
(栞)いらないの。
(夏希)お姉ちゃん…。
お姉ちゃん!駄目!お母さんと最後に撮った写真大事な思い出でしょ?捨てなきゃ駄目なの。
えっ?家族なんていらない。
(女性)どうですか?巻いてみたんですけど。
(栞)あっいいですね。
(プロデューサー)土岐田君!悪いけど急いでメーンMCの準備して。
(栞)どうしたんですか?これだよ。
今日から謹慎になるから代わりにメーンよろしく。
分かりました。
(3人)おはようございます。
毎日の朝を元気に楽しく『モーニングTODAY』けさは急に肌寒くなりましたね。
(アナウンサー)そうですね。
(フロアディレクター)エンディングの締め見事でした。
ありがとう。
(プロデューサー)やっぱり好きな女子アナランキング1位は違うな。
ですよねホントに。
(フロアディレクター)栞さんの時代ですね。
(女性)どんどん奇麗になって…。
(女性)ねえ。
華があってホントにねもう。
(女性)ねえ。
奇麗。
(マネジャー)懇意にしている編成さんからの情報なんだけど今度局の柱となる大型報道番組を立ち上げるそうなんだ。
(栞)「NEWSINONE」
(マネジャー)そのメーンキャスター候補に君の名前が挙がってる。
メーンキャスターともなれば名前が前面に出る上に番組の中身も決められる。
いわばアナウンサーの頂点だ。
こんなチャンス二度とない。
(栞)はい。
だからスキャンダルにはくれぐれも注意してくれ。
向こうに取られるわけにはいかないからな。
向こうって?もう1人の候補佐竹アリスだよ。
どうしてもメーンは局アナでって声も根強いらしい。
例のスキャンダルもあったけどそろそろほとぼりも冷める。
報道にシフトチェンジして復帰させるんだろう。
その方が話題にもなるし。
(バイブレーターの音)この件まだ内密にな。
絶対に渡さない。
(男性)ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
(栞)アリスさん。
栞ちゃん?どうしたの?
(アリス)奇麗〜。
(アリス)相談って何?
(栞)私アナウンサーとしてうまくやれてると思いますか?
(アリス)もちろん。
私が辞めた後の『モーニングTODAY』しっかり引っ張ってくれてると思ってるよ。
あっそれに…私が言うのも何だけどこれからもっともっといいアナウンサーになるんじゃないかな。
そうですか。
じゃあ…。
あなたもういらない。
えっ?えっ!ちょっ…。
(栞)こんばんは。
今日から始まりました『NewsInOne』キャスターの土岐田栞です。
まずは国会のニュースから。
本日臨時国会が招集されました。
(栞の笑い声)
(栞)それではまたあした。
・
(AD)CM入りました。
(プロデューサー)土岐田君榎並君お疲れさま。
(榎並)お疲れさまでした。
(栞)お疲れさま。
今日のトップニュースやっぱり弱かったわね。
(スタッフ)すいません。
あしたはこれでいく予定で…。
(栞)ブラック企業?駄目。
インパクトが足りない。
もっといいネタつかんでないの?あっ実はまだオフレコですが湾岸部再開発に関係して民自党の議員に汚職の噂があるんですが。
(スタッフ)いいじゃないかそれ。
いやでも決定的な証拠が…。
政治家が相手だから慎重にやらないと。
ちゃんと裏取ってからでも遅くはないだろう。
やりましょう。
(プロデューサー)いやでも…。
『NewsInOne』は攻めの報道が信条よ。
スクープをみすみす逃すわけにはいかない。
何とか形にして。
(プロデューサー)あっ土岐田君。
いや〜まずいことになったよ。
(栞)どうしたんですか?昨日の汚職事件のニュース当局から誤報だってクレームが入ったんだよ。
誤報?まさか。
確証がないまま放送したのは事実だが…。
誤報だと決まったわけではないんですよね?
(プロデューサー)議員サイドからも抗議が来て大変なことになってる。
取りあえず謝罪原稿読んどけってのが上の判断だから。
(栞)でも!謝罪放送なかったら俺はこれだよ。
君だって…。
とにかくあとよろしく。
こんばんは。
土岐田栞です。
まずは昨日お伝えした汚職事件のニュースについて訂正とお詫びがあります。
民自党の元宮斉昭議員に汚職の疑いがあると昨日放送した件で事実無根であると…。
(社員)数字下がりまくり。
勘弁してくれよ。
(社員)まったくいい迷惑だよな。
土岐田君ちょっと。
(報道局長)今回の誤報の件は君が主導して動いたそうだね。
これは重大な失態だ。
(栞)しかし追跡取材すれば必ずスクープが…。
(報道局長)そういう君のスタンドプレーが誤報を出したんだ!その結果視聴率を落とし局は信用を失った!報道局長として私の責任も問われる。
しばらく自宅謹慎してくれ。
そんな…。
嫌です。
この番組は…。
(報道局長)数字が取れなければ番組自体終わる!君が数字を落としたんだぞ!『NewsInOne』は私の番組です!
(プロデューサー)土岐田君!
(報道局長)話は以上だ!
(栞)数字が欲しい…数字が…。
スクープさえ取れば…。
やっとキャスターになれたのに…。
やだ。
やだ。
やだ…。
(栞)《何か捨てなきゃ…》《何か…》《何か…何か捨てなきゃ…》《捨てなきゃ…何か捨てなきゃ…》何か捨てなきゃ…。
何か…。
あった…捨てる物。
(榎並)こんばんは。
『NewsInOne』の時間です。
初めに当番組のキャスター土岐田栞さんの自殺についてお伝えします。
これからご覧いただく映像は『NewsInOne』で放送してほしいと土岐田さんが残したものです。
死の直前に自ら撮影したものと思われます。
その中では佐竹アリスアナウンサーの死についても言及しています。
(栞)こんばんは。
土岐田栞です。
その日『NewsInOne』の視聴率は過去最高の数字を記録したそうです。
(キザ)あなたホントに刑事なんですか?
(猪首)あんたこそ刑事じゃないだろ。
(優男)お前ら2人とも警察なんじゃないのかよ。
「藪の中」という言葉をご存じでしょうか?それぞれの証言が矛盾し真相が分からないことを意味するかの芥川龍之介の小説から生まれた言葉です。
次にお送りする物語。
時は昭和30年代。
走る列車の中での出来事はまさに藪の中でした。
・
(音楽)
(車掌)お客さん。
お客さん。
(男)んっ?
(アナウンサー)ここでニュースです。
ラジオ。
(アナウンサー)警察官2名と犯人グループ1名が死亡した麻薬取引を巡る事件から5日。
警察は引き続…。
(アナウンス)やぎしたやぎしたに到着です。
(売り子)旅のお供にお飲み物お弁当はいかがですか?
(優男)酒。
(猪首)チッ。
じゃあお茶で。
勝手なことすんな。
(キザ)お茶ぐらい飲ませてあげたらどうですか?あっ余計なお世話でしたか。
お願いしますよ〜。
(猪首)ったくよ。
(売り子)ありがとうございました。
(戸の開く音)
(車掌)あっもし。
切符を拝見。
ふた開けたいんですけど。
(猪首)あっ?勝手に開けろ。
いやだって…。
(猪首)ったく…。
すいません。
(キザ)あなた刑事ですよね?あっ?同業者です。
ここいいですか?
(猪首)駄目だ。
見てのとおり護送中だ。
なああんたも刑事なのか?
(キザ)ええ。
なら聞いてくれ。
人違いなんだ。
黙ってろ。
(キザ)お〜人違い?何かの指名手配の犯人に似てるって言われて捕まっちまったんだけどもう…人違いなんだよ。
他人の空似ってやつで。
(猪首)だから黙ってろって!
(キザ)指名手配…。
俣野昇?あんた俣野昇だ。
声が大きい。
(キザ)手配書で見ましたよ。
麻薬密売警察官殺害の凶悪犯。
(猪首)警官2名だ。
(キザ)そうそうそう。
確か5日前事前に得た情報から大河原組のやくざと麻薬密売グループとの取引現場を警察が押さえた。
(刑事)《その場で手を上げろ!》
(キザ)しかし…。
《うるせえ!》派手な銃撃戦がおっぱじまってその結果麻薬密売グループの1人が死亡。
(キザ)他の容疑者はその場で逮捕。
(キザ)ただ一人密売グループの俣野昇は警察官2人を殺してその場から逃走。
しかも取引されるはずだった1億の金と麻薬の両方を持っていた。
見掛けによらず大それたことしたもんだな。
だから違うんだって!
(猪首)いいから。
でも妙だな〜。
これほどの大事件の犯人をたった一人でしかも電車で護送だなんて。
それに俣野が逮捕されたって話はまだ聞いてないし。
何が言いたい?あなたホントに刑事なんですか?えっ?どういう意味だ?本気で疑ってるわけじゃないんですよ。
まあ暇つぶしのゲームだと思って聞いてください。
街中に俣野の手配書が張り出されてここ数日は検問も厳しい。
それで?例えば警察に逮捕されて護送途中だってことにすれば手配書で俣野の顔を見た人間に見つかっても通報されることはない。
そうでしょ?面白い話だな。
だがそのためには刑事のふりをする協力者がいなきゃ話にならん。
確か密売グループには表に出てきてないリーダーがいるって話でしょ?グループ内で唯一捕まったやつもそれを認めてたはず。
(刑事)《お前らのリーダーは誰だ》《カワウソ》《お前らのリーダーはカワウソってやつだろ?》
(児島)《やめてくれ》《カワウソのことしゃべったら殺されちまう》
(キザ)私も噂を聞いたことがある。
裏切り者は決して許さない残酷無比な男。
その男は体のどこかにカワウソの入れ墨を入れてるという。
そのカワウソが考えた逃亡策が刑事と犯人の2人連れというシナリオだった。
つまり俺がそのカワウソってわけか。
待てよ。
お前ら2人とも警察なんじゃないのかよ。
ハハハハ…。
ハハハハ…。
傑作だな。
(優男)えっ?確かに逮捕された児島はリーダーの存在を認めた。
だがホントにカワウソとは会ったことがないらしい。
密売グループでカワウソと面識があるのは射殺された永田継男だけだった。
そんな都合のいい話がありますかね?俺たちも最初は責任を逃れるための嘘だと思った。
でも児島がそんな嘘をつく必要はどこにもない。
リーダーが永田で全部命令されたと言えば死人に口なし。
真偽も確かめようがないんだからな。
つまりこいつはカワウソの顔も名前も知らない。
助けてもらいたくても連絡の取りようもないんだからな。
確かに…。
いやその前に人違いだから。
(キザ)カワウソの方が先に見つけて助けに来たっていうのは?こんなちんぴらを危険を冒してまで助ける価値があるのか?そりゃあるでしょう。
1億の現金と大量のヤクを持って逃げちまったんだから。
ただカワウソが噂どおりの男なら金とヤクの在りかを聞き出したら俣野を始末するでしょうね。
待て。
始末って…。
じょっ冗談じゃねえよ!あんたホントに刑事じゃないのか?
(猪首)がたがたわめくんじゃねえ!こいつはただのゲームをしてるだけだ。
暇つぶしのゲームをな。
そうだろ?もちろん。
ただ一つふに落ちないことがある。
あんた何で変な芝居したんだ?芝居って?
(猪首)最初にここの席に座ったときにこいつが誰だか気付かないふりをしただろ?
(キザ)《指名手配…》《あんた俣野昇だ》
(猪首)捜査員と同じぐらい事件に詳しい人間がすぐに俣野だと気付かないはずがない。
何が言いたいんです?あんたこそ刑事じゃないだろ。
面白いですね。
私が刑事じゃないとしたら何をしにここへ?隙を見て俣野を奪おうっていう魂胆だろうな。
こいつから金とヤクの在りかを聞き出して手に入れるためにな。
どうして私がそんなことを?それは…。
あんたがカワウソだからだ。
えっ?えっ?カワウソの入れ墨はさしずめその包帯の下とかな。
残念ながら痛々しい傷痕があるだけですよ。
もし仮に私がカワウソだとしたらたった一人で来ますか?仲間を連れてきて強引に俣野を奪った方が早い。
あんたの身なりを見るかぎり相当なしゃれ者だ。
例えばたらしこんだ女をこの電車の中に送り込んでいるとかな。
(売り子)旅のお供にお飲み物おつまみお弁当はいかがですか?
(猪首)おいきったねえな!チッ。
ホントによ…。
だってお茶に毒入ってるかも。
だとしたらとっくに死んでるよ。
何度も言わせんな。
これは暇つぶしのゲームなんだって。
そうですよ。
私はホントに刑事だしこちらも本物の刑事。
そしてあんたも本物の俣野でしょ?あっ…いや俺は違うって!ようやく信じることにしたってわけか。
俺が刑事だって。
信じるも何もあなたのことは元から知ってますよ。
水神署の平田巡査部長。
ほう。
深夜の電車に乗ったらたまたま顔を知ってる刑事がたまたま護送中だったんでゲームを始めたっていうわけか。
いけませんか?
(猪首)いけなかないが怪しまれてもしかたがない。
あなただってじゅうぶん怪しい。
相棒も連れずに一人で犯人を護送だなんて。
相棒がいないっていうのはそんなに不思議か?不思議というよりは不自然ですね。
理由は簡単だ。
相棒が5日前に死んだばかりだからさ。
えっ?あんたの相棒ってのは…。
こいつに射殺された警察官の一人佐藤満男だ。
そういう意味で言うとこいつを殺したいっていう気持ちはカワウソよりも強いかもしれんな。
だから俺じゃないんだって。
相棒ってことはあなたも現場にいたんですね?ああいたさ。
(キザ)では相棒が撃たれるとこを見てたんですね?いいや。
とにかく現場は入り乱れていてな。
一つおとぎ話をしてもいいですか?さっきからしてるのがそうだと思ったが。
ある刑事がいます。
マル暴担当で刑事としては非常に優秀だった。
しかし彼はある悩みを抱えてた。
悩み?7歳になる一人息子さんが難病に侵されてた。
病気の治療には相当のお金がいる。
お金に困った結果その刑事は自分の立場を利用することにしたんです。
知り合いのやくざにガサ入れ情報を流してその見返りに小遣いをもらう。
まっここまでならよくいる汚職警官の一人だ。
しかし彼はもう少し欲が出た。
自分も麻薬取引に手を出すことにしたんですよ。
刑事が麻薬取引?おとぎ話にしてはとんでもない話だな。
彼には考えがあった。
賄賂のやりとりをしてた中で知り合った永田という男とつながり仲間を集めさせ麻薬密売グループをつくったんだ。
そして自分は陰から指示を出すだけ。
その刑事によって警察の動きは全て筒抜け。
麻薬密売グループは徐々に取引の規模を拡大させていった。
だが…。
(佐藤)《お疲れさまです》
(猪首)《おう。
どうだった?》
(佐藤)《空振りです》《こちらの動きが漏れてたみたいで》《今月に入って3回目か》
(佐藤)《平田さん俺に何か隠してることないですか?》
(猪首)《相棒が疑い始めてる。
もうグループは解散だ》・
(永田)《あんたに決める権利はない》《俺が警察に全部話せばアウトだろ?》
(キザ)刑事にとっては永田が邪魔な存在になってきた。
そんなときだった。
大河原組とのでかい取引の話が舞い込んできたのは。
(キザ)これは刑事にとってチャンスだった。
その情報を警察に流し自らも刑事として取引現場に向かった。
(猪首)《その場で手を上げろ!》
(キザ)まずは邪魔者だった永田を殺しさらに自分と麻薬密売グループのつながりを疑ってた相棒の刑事も銃撃戦のどさくさに紛れ殺した後金とヤクを持った俣野だけをその場から逃がした。
逃がしたのは何でだ?金だろうな。
その場で殺すか捕まえたとしても1億は警察に押収される。
俣野が逃走して1億を隠した後刑事として俣野の前に現れ身柄を押さえる。
そして事情聴取のふりをして隠し場所を聞き出すつもりだった。
あとは俣野に全ての罪を着せて葬るだけ。
ふざけんな。
てめえだったのか。
(猪首)あっ?永田に指示を出してたんだろ?てめえがカワウソなんだろ!だからこれはおとぎ話だ…。
(優男)うるせえ!これ以上てめえの好きにはさせねえ!やめろ!こんなのは出任せだ!真に受けるな!仲間の敵を取ってやる!やめろ…!落ち着け!
(キザ)おとなしくするんだ。
(優男)あ〜!俣野もうやめるんだ。
はい。
こいつの上着から銃を取り出すんだ。
俣野お前…。
(優男)悪いが俺は俣野じゃないんだ。
(キザ)俣野じゃない?
(優男)たまたま顔が似てるせいでこんなうさんくさい計画に駆り出されたんだ。
(キザ)計画?あんたをおびき出すための計画だよ。
平田さんはたった一人で俣野を逮捕したんだ。
そして俣野を餌にすればカワウソも顔を出すんじゃないかと考えた。
そしたら…。
(キザ)《あなた刑事ですよね?》
(優男)まさか本当に現れるとはね。
(キザ)フフフ…。
フフフフ…。
何がおかしいんだ?面白いアイデアだ。
感服しました。
・
(物音)
(キザ)だが…。
(優男・猪首のせき)
(優男)待て!大丈夫か?詰めが甘かったな。
・
(銃声)
(男)あ〜!危険物の持ち込みは困りますね。
こちらに頂きましょうか。
(売り子)旅のお供にお飲み物おつまみ…。
ウイスキー。
(猪首)じゃあ俺も。
(キザ)いいんですか?護送中に。
(猪首)問題ない。
東京に着いたら捜査員たちがお前を待ち構えてるからな。
それに今は祝杯を挙げたい気分なんだ。
あんたやっぱり…。
(売り子)ありがとうございました。
じゃあ乾杯でもするか。
チッ。
あ〜。
ええ。
平田刑事がカワウソを護送中です。
(男)痛っ…違う!
(優男)でかい声出すな!
(男)あ痛っ…。
(優男)もうすぐ救急車が来る。
(男)違う。
あの人はな…!
(猪首)そうだ。
伝説の入れ墨とやらを見せてもらおうか。
お前は…。
カワウソじゃない。
大河原組の人間だ。
(猪首のいびき)・
(売り子)飲み物おつまみお弁当はいかがですか?
(売り子)長〜い旅のお供にいかがですか?今からおよそ120年前フランスのリュミエール兄弟によって世界で初めて上映されたとされる映画は遠くから近づいてくる列車を撮影したものでした。
映画を初めて見る当時の観客たちは迫り来る列車を現実の列車だと思い込んで大慌てで劇場から逃げ出したという伝説的な逸話も存在します。
理解を超えた奇妙な出来事の前では私たちも120年前の観客たちと変わらないのかもしれません。
(カズレーザー)神回中の神回じゃない?
(さんま)大師匠たち来んのやろ?2016/10/08(土) 21:00〜23:10
関西テレビ1
土曜プレミアム・世にも奇妙な物語’16 秋の特別編[字]
女子アナ深田恭子が捨てて幸せ掴む悪女!▼レッテルが見える!?成宮寛貴ビクビク生活▼キザすぎる北村一輝杉本哲太も暑苦しい!▼怖すぎる偶然の一致黒木メイサが大絶叫!
詳細情報
番組内容
『奇妙』シリーズならではの世界をストーリーテラー・タモリと共にお送りする。
『シンクロニシティ』主演: 黒木メイサ
ある日、栄子(黒木メイサ)は時計のサイズを直すため時計店を訪れると偶然高校時代の友人、朱美(藤井美菜)に出会う。しかも時計を直しにきた理由に始まり、恋人の名前、彼氏とつきあい始めた日まで同じであることが判明する。そんな2人の会話をバーで聞いていたマスターがそれはシンクロニシティという
番組内容2
現象であると伝える。
『貼られる!』主演: 成宮寛貴
椎名毅(成宮寛貴)は銀行の一流バンカーとして活躍していた。ある日、タクシーに乗った毅は運賃がいつもより高いと運転手にたずねるとその瞬間自分の体に「難癖つけるクレーマー」というレッテルが貼られていることに気付く。
『捨て魔の女』主演: 深田恭子
女性アナウンサーの栞(深田恭子)は29歳にもなりながらいまだアナウンサーとして花開かず妹には心配される
番組内容3
ほど。ある日、すれ違った僧侶に何かを得たければ何かを捨てなければいけないとの言葉をかけられる。
『車中の出来事』主演: 北村一輝
ある車両の最後尾、向きあわせに乗り合わせた3人の男の物語。猪首の男(杉本哲太)と隣り合わせに座る優男(古川雄輝)。彼の前に座ったのがキザな男(北村一輝)。実は猪首の男が警察官で優男は護送されている途中だったのだ。3人の化かし合い、駆け引きの中から真実をたぐりよせていく。
出演者
【ストーリーテラー】
タモリ
【シンクロニシティ】
〈主演〉
逸見栄子: 黒木メイサ
〈出演〉
川島朱美: 藤井美菜
他
【貼られる!】
〈主演〉
椎名毅: 成宮寛貴
〈出演〉
半田愛奈: 三倉茉奈
半田辰夫: 渡辺哲
他
【捨て魔の女】
〈主演〉
土岐田栞: 深田恭子
〈出演〉
土岐田夏希(栞の妹): 阿部純子
出演者2
佐竹アリス(栞のライバルアナウンサー): 上野なつひ
他
【車中の出来事】
〈主演〉
キザな男: 北村一輝
〈出演〉
優男: 古川雄輝
・
猪首の男: 杉本哲太
他
スタッフ
【プロデュース】
岩田祐二(共同テレビ)
【編成企画】
稲葉直人
加藤達也
西原恵
【シンクロニシティ】
〈原作〉
新津きよみ「シンクロニシティ」「彼女たちの事情」(光文社文庫)所載
〈脚本〉
岡田道尚
〈演出〉
岩田和行
スタッフ2
【貼られる!】
〈原案〉
HERO「レッテルのある教室」「7と嘘吐きオンライン HERO個人作品集」(ガンガンコミックスONLINE/スクウェア・エニックス刊)
〈脚本〉
宇山佳佑
〈演出〉
品田俊介
【捨て魔の女】
〈脚本〉
吉井三奈子
〈演出〉
土方政人
【車中の出来事】
〈原作〉
我孫子武丸「車中の出来事」「たけまる文庫 謎の巻」(集英社文庫)所載
〈脚本〉
森ハヤシ
スタッフ3
〈演出〉
植田泰史
【制作】
共同テレビ
フジテレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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