「聴き放題」など音楽のネット配信サービスが本格化するなか、楽曲のネット配信の権利を扱う非営利の国際団体マーリン(本部・ロンドン)が日本に上陸する。独立系レーベルから配信の権利を委託してもらい、グーグルなどの配信事業者と交渉。世界3大レコード会社が席巻する海外の配信市場で、日本の楽曲の拡大をめざす。
音楽のネット配信では、レコード会社など楽曲の音源(原盤)を持つ事業者が、1億人以上が利用するスポティファイやグーグル、KKBOXなどの配信事業者に楽曲を提供し、使用料を受け取っている。
世界の音楽市場ではユニバーサルミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナー・ミュージックの3大メジャーのレコード会社が6割のシェアを誇る。それ以外の独立系にとってはグーグルなど配信事業者との交渉力が課題だ。
マーリンは、3大メジャー以外…
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