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イエメン空爆「現場は血の海」 サウジ介入後最大の被害

朝日新聞デジタル 10月9日(日)20時29分配信

 内戦が続く中東イエメンの首都サヌアで8日、多数が参列していた葬儀会場が空爆を受けた。国連によると、140人以上が死亡し、525人以上がけがをした。サヌアを支配する反政府武装組織フーシは、サウジアラビア主導の連合軍による空爆だと非難した。2015年3月にサウジなどが軍事介入を開始して以来、一度の空爆で最大の犠牲者を生む惨事となった。

 サウジ側連合軍は、報道官が地元メディアに「その地域での空爆は実施していない」と関与を否定。その後、「事件について早急に調査する」との声明をサウジ国営通信を通じて発表した。

 現場の建物では、サウジ側連合軍が攻撃対象とするフーシ関係者の葬儀が営まれていた。フーシと連携するサレハ前大統領の関係者も参列していたという。AP通信は救助関係者の話として、「現場は血の海になった」と伝えた。犠牲者の大部分は民間人だったとみられる。

朝日新聞社

最終更新:10月9日(日)20時58分

朝日新聞デジタル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。