2016年9月30日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で最近5年間に交際相手に殺害された人の数が約300人に上ることが分かった。
30日、国会の安全行政委員会所属のパク・ナムチュン議員が警視庁から提出を受けた資料によると、2011年から昨年までに233人が交際相手に殺害されたことが分かった。暴行致死と傷害致死はそれぞれ27人、36人で、合計296人が交際相手に命を奪われた。また、殺人未遂の被害者も309人に上った。
さらに、同期間に交際相手に対する「暴行」で検挙された人の数は1万4609人。「傷害」で検挙された人数は1万3221人、「暴力行為など処罰に関する法律違反」は5687人、「強姦・強制わいせつ」は2519人で、殺人だけでなく交際相手に対する各種の暴力も深刻であることが分かった。
また、最高検察庁の資料によると、2004年から昨年まで、殺人犯罪の被害者1万283人のうち被害者が交際相手であるケースは1059人で、全体の約10パーセントを占めた。加害者の77%が前科者だった。
パク議員は「被害者の多くが弱者(女性)であること、交際相手という親密な関係で起こる犯罪ということから、これまでは支援策や保護対策が不十分だった。デートDV禁止法など、制度的措置を講ずる必要がある」と訴えた。
これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「韓国人は執着心が強いから…」
「厳しい処罰以外に解決策はない。被害者が申告したら、警察は積極的に介入してほしい」
「女性を殴る癖は絶対に直らない。すぐに別れた方がいい」
「対応が遅過ぎる。学校でも教育を行わなければならない」
「人を殺しても死刑にならない韓国の法律が悪い」
「被害者の多くが、自分のことを深く愛しているから執着して殴るのだと勘違いしている。弱者への暴力は病気ということに早く気付いて!」
「韓国社会では1人で生きている人が1番幸せなようだ」(翻訳・編集/堂本)