キティちゃん。
今も昔も、彼女は人気者だという。
その証拠に、別に彼女を好きでもなんでもないぼくですら、彼女を知っていて。
だから、こんなこともぼんやり思っていたわけですよ!
「キティちゃんはよく分からないけど、せっかく東京で子どもがいるだから、サンリオピューロランド行ってみたいなあ。テーマパークとしての人気も一定あるみたいだし、今いかないと人生で二度といかないと思うしなぁ」
ところがどっこい、
YOSHIKITTYのぬいぐるみほしい…
— 紺碧 (@x_Yoshiki_11_20) 2016年10月8日
私の大好きなYOSHIKI とキティーちゃんが合体するなんて嬉しすぎる pic.twitter.com/lO5eEIy9yL
な、、YOSHIKITTY!?
気がつけば、キティちゃんは昔のそれとは全く違う存在に・・・、いや、手の届かないところに行かれてしまったようで、それがあまりにも衝撃的だったので、一度まとめておくこととします。
そもそもキティちゃんなにそれ
御年42歳、キャラクター界の大御所
まずはキティちゃんが改めて何者なのかを確認。
誕生はなんと1974年。
御年42歳として日本のキャラクター界の大御所として君臨しています。
ハローキティ 1974年
身長はりんご5個分。体重はりんご3個分。明るくて、優しい女のコ。クッキーを作ったり、ピアノをひくのが大好きで、夢はピアニストか、詩人になること。音楽と英語が得意。好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ。双子の妹、ミミィとは大の仲良し。
誕生日:11月1日
可愛い画像も拝借、と。
「キティちゃんは猫ではない、日本人ですらない」
少し前にはこんな記事も話題に。
猫じゃなかったなんて(笑)
「彼女はマンガのキャラクターです。小さな女の子であり、友達です。けれども、彼女は猫ではありません。彼女は、一度も4本足の姿で描かれたことはありません。彼女は二足歩行する生き物のように、歩いたり座ったりします」
そして日本人ですらないなんて笑
ハローキティは、日本企業のサンリオがつくったものなので、彼女のことを日本人だと思う人もいるだろう。しかし、ヤノ教授によると実は「イギリス人」なのだという。「キティ・ホワイト」というフルネームを持つこの少女は、「永遠の小学3年生」であるイギリス人なのだ。
キティちゃんの存在感
キティちゃんは日本のキャラクター市場で4位!
続いてキティちゃんがどのくらいの存在感か改めて確認。
以下のデータによれば、ミッキーマウスや妖怪ウォッチひしめくキャラクター市場のなかで、キティちゃんは4位につけてます!
- ミッキーマウス
- アンパンマン
- 妖怪ウォッチ
- ハローキティ
- スヌーピー
サンリオでは不遇の存在・・・
ですが、驚くなかれ、サンリオのキャラクター大賞では、5位なんです。
まさか3位にも入っていないとはw
なにこれ、「世界大会に出る以前に日本代表に選ばれるのが大変」みたいな状況w
ちなみに、歴代の同大賞では、2009年までは盤石の強さだったみたいですよ。
なんでも1998年〜2009年までずっと1位だったみたいですから。
それが最近では他のキャラクターに押され気味だそう。
「栄枯盛衰」というワードはキティちゃんには縁がないと思っていたけれど…
『キティ』は仕事を選ばない
「キティをぶっ壊す!」
そんなキティちゃん。
きっと不遇な状態が続いたから魔が差したのでしょう。
“コラボ”という大義名分のもと、自ら「キティをぶっ壊す!」かのようにグレました。
その反抗期の自己表現はNAVERまとめを見てもらうことが一番早いです。
サムネイル画像からして脅威ですよ。
「キティちゃん コラボ ひどい」
さらには、驚くなかれ。
「キティちゃん コラボ (スペース)」と打つと、「キティちゃん コラボ ひどい」というワードがサジェストで表示される始末。
期待を裏切らない「仕事の選ばなさ」
twitterでもちょっと検索するだけでこのありさま・・・。
こんなコラボありかよ!?⇒https://t.co/DSlg03kqy9 #gahaku500
— gahaku500BOT (@gahaku500bot03) 2016年10月9日
仕事を選ばないことでつとに有名なキティさんとはいえ、いくらなんでも選ばなさすぎだろ…っておもったけど、意外と有りかもしれん…恐ろるべしキティさん / “【仕事しすぎ】あのキティさんが『こち亀』とコラボした結果 → 両さん眉のキテ…” https://t.co/dtEtA9ToTu
— flipflop (@flipflop_jp) 2016年10月6日
新日本プロレス通販サイトで限定販売中です!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2016年9月27日
『ハローキティ コラボTシャツ「HELLO KITTY meets Lion-mark」』https://t.co/ezZ1iTOCC3#マツコの知らない世界 #キティちゃん #njpw pic.twitter.com/KktPhJJp9C
【キティちゃんは仕事を選びません】
— ☆サンリオHAPPY館☆ (@sanrionews) 2016年9月27日
キティを探せ~♡
なめことキティのコラボ pic.twitter.com/d6dV95RxtA
「アンドロイドキティ」戦略
サンリオ側の意見はどうやらこういうものらしく。
過去の日経ビジネスにこんなようなことが載ってました。本文より抜粋。
2000年代、業績不振に喘いでいたサンリオ。2009年を境に高収益体質へと転換した。原動力は海外ライセンス事業の拡大。「ハローキティ」商品は今や109の国と地域に並ぶ。脱キティ・脱ライセンス依存ー。物販改革とキャラの発掘・買収でさらなる成長を目指す。
通常は、ディズニーのキャラクターを想像してもらえればお分かり頂ける通り、キャラクタービジネスにおいては、他社によるデザイン変更は御法度なんだそう。
使い方を制限し、イメージを慎重に守るのがセオリーらしいのだけど、サンリオの場合、
「『かわいい、仲良く、助け合い』」の精神にのっとっていれば自由」
このマナーが守られている限り、ライセンシー側にある程度のデザイン変更が認められてるそうです。印象に残ったのが次の一文。
ディズニーのライセンス手法を自由度が限られる米アップルの「iPhone型」になぞらえるなら、サンリオのモデルは米グーグルの「アンドロイド型」だ。
なるほど。これは分かり易い。
アンドロイドキティ・・・!
多過ぎる競合とアンドロイドキティの焦燥
いやあ、でも、キティちゃんがグレるのも分かりますよね。
マイメロディという刺客
2014年にサンリオキャラクター大賞で1位を取ったマイメロディと戦いながら、
きんようびは めろでぃの よるカフェで ひとやすみ していってね♪ pic.twitter.com/BmBl7VZXzF
— マイメロディ【公式】 (@Melody_Mariland) 2016年10月7日
ポムポムプリンの台頭
2015年・2016年に同大賞で1位のポムポムプリンとの2正面作戦を強いられてる間に
お待たせしました〜♪ ぼくのマックフルーリーがついに完成したよ☆ プリン味の自信作なんだ〜♡ 10/14(金)発売だから、みんなに食べてもらえたらうれしいな♪ https://t.co/z9beVA2joh pic.twitter.com/RRnwODcqdM
— ポムポムプリン【公式】 (@purin_sanrio) 2016年10月7日
黒船、ミスターメンの来航
そうかと思いきや、サンリオが送り込んだ黒船、ミスターメン。
もうすぐハロウィーン♪ミスターメン リトルミス公式サイトでは、ハロウィーンデザインのスマホ壁紙プレゼントがスタート!こんなかわいい壁紙が無料でDLできるよ☆Trick or Treat! http://t.co/sr9WwfuqGi pic.twitter.com/AdyCzxkyBt
— サンリオ (@sanrio_news) 2014年10月27日
サンリオも鬼ですね。
いくら「可愛い子には旅をさせよ」とはいえ、英国のキャラクターを買収することはないでしょうに・・・。
Mr. Men Little Missとは、イギリスにて Roger Hargreaves(ロジャー・ハーグリーブス)氏によって描かれた絵本のキャラクターで、そのキャラクター達は人間の持つ様々な性格を表現しています。86種類ものキャラクターが登場するMr. Men Little Missの絵本は全世界で15カ国語に翻訳され、世界30カ国以上で、累計2億冊以上の販売実績があります。
しかも、絵本可愛いじゃないか。。
まとめ:アンドロイドキティはどこへ向かうのか
まとめましょう。
キティちゃんは昔のそれとは明らかに違います。
なんかもう、アンドロイドキティがキティを乗っ取ろうしている感じで、ほとんどサイボーグみたいな感じ笑
こういう変遷をみて、今までの素直なキティちゃんを見ると、不思議とほっこりしてしまいますね。
これからどういう進化を遂げるのか。
目が離せません。
ほんだらのー!