土鍋ご飯の炊き方/レシピ
調理時間:60分以下※米の浸水時間を除く
土鍋ご飯の炊き方の材料(2~3合分)
- 米 … 2合
- 2合に対して水400~450mlが目安
- 米 … 3合
- 3合に対して水600~650mlが目安
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土鍋ご飯の炊き方/レシピ
土鍋ご飯の炊き方の基本
土鍋でご飯を炊くにあたってはじめに「どういった土鍋を使うか?」「どの分量を炊くか?」ということを確認しておく必要があります。 土鍋には下の写真のように「ご飯炊き専用の土鍋(写真左)」と「普通の鍋料理に使う土鍋(写真右)」がありますが、どちらでも同じように炊くことができます。
ただ、炊く容量だけ気を付けたほうがよく、炊飯専用は推奨されている量を上限として炊き、普通の土鍋は炊きあがりの容量が6~7割以下となる分量を炊くのが吹きこぼれにくく、炊きやすいと思います。
※土鍋炊き専用の土鍋は、吹きこぼれにくいように鍋のふちが高くなっているものが多く、鍋料理用のものに比べて炊きやすくなっています。
土鍋ご飯を炊く前の準備(米を浸水させる)
まず、炊く前に米を研いで浸水させておきます。夏は30分、冬は1時間が目安です。
→研ぎ方の詳細は、『おいしい米の研ぎ方』、米の浸水(どこまで浸水させるのか)は『鍋炊きご飯の炊き方』を参照してください。
米が十分に水を吸ったら、ざるにあけてしっかり水気を切ります。その後、土鍋に米を移し、2合に対しては水400~450ml、3合に対しては水600~650mlを目安に水を加えてください。土鍋によって沸騰までの時間や炊きあがりの状態がずいぶん変わってくるので、水の量は目安として、2回目以降にまた好みの加減に調整して炊いてみてください。
※米を研いで浸水させるときボウルではなく土鍋に入れたり、炊く前に長く土鍋の中に米と水を入れておくのはNGです!土鍋は水を吸いやすく、土鍋が水を多く水を吸っている状態、鍋底が濡れている状態などで強い火にかけると、鍋底にヒビが入ったり割れたりする原因となることがあります。
土鍋ごはんの炊き方
土鍋でごはんを炊く場合は、強火にかける必要はなく、熱がじっくり伝わっていくのではじめから中火でOKです。 2~3合を炊く場合は、中火にかけて10分ほどで沸騰をはじめると思います。この時、慣れないうちは土鍋の蓋をとって、沸騰しているかを目で確かめるとよいです。
沸騰した後は『弱火にして15分炊く』これが土鍋ご飯の基本の炊き方となります。熱を逃がさない土鍋だからこそ、弱火でも中はしっかり沸騰した状態を保ってくれるのです!
土鍋ごはんの仕上げと蒸らし
15分たったら蓋を開けてみて、水気の残り具合を確認します。ごはんの表面から水や大きな泡がブクブク出ているようならまだ水気を飛ばし足りていない状態です。弱火のまま水気がなくなるまで、追加で1~2分ごとに確認しつつ火にかけてください。
水がなくなってくれば、土鍋に耳を近づけたとき小さく“パチパチ”という音が聞こえる鍋もあります。 音や目で水気が残っていないことを確認したら、一度火を中火に戻して10秒ほど加熱します(これは後の蒸らしのため。おこげを作りたいときは鍋によりますが20~30秒ほど中火にかけることを一度お試しください)
後は火からおろして10分蒸らせば美味しい土鍋ご飯の完成です。蒸らし終えたら蓋をとって全体を混ぜ、余分な水分を飛ばします。 土鍋は他の鍋に比べて吸湿性にも優れているので、土鍋にご飯を入れておいてすごくべちゃつくということはありませんが、 蓋と土鍋の間に布巾をはさんでおくとよりよいです。
【補足】
- 土鍋はものによっては、蓋と本体部分の密閉度が低いものがあります。そのような土鍋を使う場合は、濡らした布巾を土鍋の縁に巻きつけると密閉度がアップして美味しいご飯が炊けます。 また、料理屋では炊飯時に土鍋の蓋の穴を箸などでふさぐことも。これも中の圧力や温度を下げないための工夫の一つです。
鍋炊きごはんの基本もぜひ!
火加減の調整が少し必要ですが、土鍋炊きよりも短い時間で炊くことができます。こちらもぜひご覧ください。「鍋炊きごはんの基本」
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