米大統領選の共和党候補トランプ氏(70)による「わいせつ会話」問題が、同氏の選挙戦を大きく揺さぶっている。党大会で正式に指名されたにもかかわらず、党内から公然と不支持を突きつけられ、「四面楚歌(しめんそか)」状態だ。しかし、不支持勢力にとっても候補差し替えの術(すべ)があるわけではない。投票日が迫るなか、党の結束も瓦解(がかい)しつつある。
■ライス元国務長官「もういい加減にして、撤退を」
投票日まで1カ月となる8日は本来、共和党の「結束」を演出する日だったが、一転「分断」を露呈する日に変わってしまった。
多くの暴言を吐き、排外主義的…
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朝日新聞国際報道部