ヒラリー・クリントン(5) そもそも “替え玉” は違法か?
ヒラリー・クリントンの“替え玉” はどうやらすでに2015年からこっそりと使われていたようである。
まず、以下の写真をごらんいただきたい。
April 29, 2015 in New York by AP
ネット上で、ヒラリー・クリントンの替え玉は2015年から使われているという指摘を目にして、調べてみると、出てくるわ、出てくるわ。
ふてぶてしくも堂々とニューヨークでスピーチをしている。
すっかり成りきったつもりである。
いずれも同日の April 29, 2015 in New York の撮影の写真であるが、 いかがであろうか?皆さんもかなり目が肥えてきているので、判断できるであろう。
それでは、“本物” はどうだったであろうか?念のために。
これが “本物” である。両頬に特徴がある。
“本物” には、ヒラリーに特徴的な Joker Smile の両頬の丸みがある。
では比べてみよう。左が “本物” である。
そもそも 唇の右上の “イボ” が “替え玉” にはない。
“本物”と比べて、“替え玉” は比較的やや “受け口” であるように見える。
“替え玉” の “鼻孔のしきり” は “本物” に比べてかなり垂れ下がっている。
本物は意外に口がデカい。その結果、露出する歯の数が多い。
そして、2016年9月11日の式典途中退席の4日後に、プライベートジェットの機内でインタビューに応えている。
April 29, 2015 September 15, 2016
この二人の “替え玉” は、ヘアースタイルこそやや違いこそすれ、同一人物であると思われる。
目のくま、鼻筋、鼻孔のしきりの垂れ具合、顔左側のシルエット、あご、そして最後に、くちびる右下にある小さなくぼみの陰が一致している。
この “替え玉” は1年半ほど前にすでにデビューしていたのだ。
してやられたものだ。ニューヨークの高級マンション前での派手な登場が最初ではなかったのだ。去年からすでにこっそりと使い始めていたのだ。
わたしは要人が “替え玉” を使うこと自体に異を唱えているのではない。身の安全のために “替え玉” を使うことが理にかなっている場合があることは十分に承知している。政治的要人が一般人よりも危害を加えられやすい立場にあることも理解できる。
しかし、“替え玉” は、
本物になりすまして公的なスピーチをしてはならないだろう。
身の安全のためではなく、国民を欺くために使ってはならないだろう。
しかし、クリントン陣営は、余命いくばくもない “本物” のかわりに “替え玉” を使って、おそらく 史上初の “替え玉大統領” を実現しようとしているフシがある。
もともとスピーチ原稿も政策決定も民主党のブレーンがやっていることは言うまでもない。本物であれ、替え玉であれ、民主党の“顔”として、つまり、ヒラリー・クリントンという “ブランド” の “イメージキャリアー”として、機能してくれればいいというシニカルな政治哲学が根底にあるようだ。
隠蔽と欺瞞によって自国民や他国を操作することがそのまま政治だという哲学である。
簡単に言うと、“政治とは騙すことだ” という考え方である。