昨日の記事
【電通過労死事件】被害者のツイートから浮かび上がる電通の体質
が大きな反響を頂いております。
しかし「メンヘラの馴れ合いと暇つぶしと処世術」を社是とするメンヘラ.jpが、なぜ電通過労死事件という社会問題について切り込んだのか。疑問に思う読者も若干いらっしゃるようです。
そこで編集長として、読者のみなさまに今回の記事を書くに至った経緯を、若干ご説明をさせて頂ければと思います。
マスメディアに対する不信
自分がまつりさんの過労自殺について知ったのは、朝日新聞と産経新聞のWEBニュースからです。
24歳東大卒女性社員が過労死 電通勤務「1日2時間しか寝れない」 クリスマスに投身自殺 労基署が認定
これら記事では、まつりさんがtwitterアカウントを持っていることに触れられていました。
自分はtwitterのヘビーユーザーですので、ではいっちょまつりさんの生の声を聞いてみようと思い立ち、アカウントを特定し、内容を読み始めました。
読んで、1分で絶句しました。
常識を越えた長時間勤務、休日出勤、パワハラ、セクハラ…
まつりさんのツイート数は350ほど。読むのにそれほど時間はかかりません。
まつりさんのツイートを読み終わると、この事件が単なる「残業105時間で過労死」といったような、言ってみれば『よくある労災』とはかけ離れていることは明白でした。
しかし、上記の朝日新聞、産経新聞の記事には、これらの異常な点についてほとんど触れられていません。
産経新聞の報道では、休日出勤と深夜勤務について触れられていましたが、朝日新聞ではそれすらも触れていません。明確なセクハラ・パワハラ被害については、両誌とも完全に沈黙しています。
電通、という企業の権力がそうさせるのか。
とにかく、このままでは異常なまつりさんの勤務状況、ひいては電通で働く何百何千もの若手従業員たちの異常な労働環境は、決して明らかにはならないのか、と考えました。
そこで、及ばずながらまつりさんのツイートという一次情報をまとめた形の記事を作成し、昨日
【電通過労死事件】被害者のツイートから浮かび上がる電通の体質
の記事を出させて頂きました。
多くの方にご高評頂けたようで、筆者として胸を撫で下ろしております。
それはともかく、まずはこの「マスメディアへの不信」というのが、自分が筆を取った理由のひとつです。
まつりさんも、恐らく我々の同士だった
WHOの自殺予防マニュアルによれば「自殺既遂者の90%は精神疾患を持っていたと推定できる」とあります。つまり、自殺とメンタルヘルスは極めて密接に結びついているのです。
当サイト、メンヘラ.jpは、「メンタルヘルスに何らかの課題を持つひと」を「メンヘラ」と定義し、そういった精神疾患当事者たちへの情報提供を進めていくサイトです。
言ってしまえば、高橋まつりさんは、おそらく我々の同士です。
うちのライターに、「090」という名前のライターがいます。
彼女は大学院を卒業し、しかし新卒で入ったブラック企業で精神を摩耗させ、限界を迎えた彼女は、ある日線路に飛び込み鉄道自殺を成功させかけました。
幸い、それは失敗に終わり、現在は療養しながらうちでライターを続けています。
【参考記事_090さんの社畜時代のエピソード】
「目標は過労死!」暴走した承認欲求が導き出した、完全に狂った結論
これは勝手な感情移入に過ぎないのですが、高橋まつりさんにも、「自殺に失敗した未来」があったはずなんじゃないか、と思うのです。そして090さんのように、身体を癒やしながら好きなことをやったり、インターネットで何かを書いたり、それを僕が読んだり、といった縁が生まれることもありえたのではないかと思います。
そういった意味で、まつりさんの過労自殺は、「メンヘラ.jpとは無関係な経済ニュース」とは思えなかったのです。
ブラック企業はメンヘラの敵
上記のように、自殺とメンタルヘルスは極めて密接に関わり合っています。
そして、メンタルヘルスとブラック企業も、また密接に関わり合っています。
したがって、我々メンヘラ.jpはこれまでも「就活におけるブラック企業の見分け方」といったテーマや、「具体的にどうやってブラック企業から逃れるか」といったテーマで記事を作成してきました。
【参考リンク】
メンヘラが就活で必ずブラック企業に入社してしまう理由
働くメンヘラを救うかもしれない「傷病手当金」と「自立支援制度」の話
ブラック企業は、メンヘラの敵です。
我々は、もちろんメンタルヘルスに問題を抱え、現在療養している方に向けた記事を第一に書いていきます。
しかし今回のように、巨大なブラック企業が死を撒き散らしているにも関わらず、マスメディアがそれを指弾しない───といった状況があれば、微力ながらその事件の全貌を暴き、広く事件の事実関係を知らしめるメディアとしての役割も果たそうと思っています。
まぁ本件(電通過労死事件)については、とりあえず火をつけることには成功したので、その後はプロのジャーナリスの方などに任せていこうと思っています。
というわけで明日からはいつもどおりのまったりした記事ですのでご安心を。
以上!
『なぜメンヘラ.jpで「電通過労死事件」について扱ったのか』でした。
ちなみに明日の更新は
【検証】オフパコ男60人集めて座談会をしたらどうなるのか?
というバカ記事です。肩の力を抜いてお楽しみください。
それでは、今後ともメンヘラ.jpをよろしくお願いします!
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わかり手
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