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【プロ野球】

4番内川の本塁打含む3安打2打点の活躍でソフトBが先勝

2016年10月9日 紙面から

ソフトバンク−ロッテ 3回裏2死、同点ソロ本塁打を放ちガッツポーズする内川=ヤフオクドームで(三笘真理子撮影)

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◇パ・リーグ クライマックスシリーズ<第1戦> ソフトバンク4−3ロッテ

 ソフトバンクが競り勝った。0−2の1回に内川の二塁打で1点を返し、3回にも内川がソロを放って同点。8回は内川の安打を足がかりに満塁とし、1死から今宮の左前打で2点を勝ち越した。千賀の7イニングで12三振の好投が光った。ロッテは1回に清田の先頭打者本塁打などで先行したが、8回に2番手の内がつかまった。9回の反撃も及ばなかった。

      ◇

 9回2死、一打同点のピンチをしのいだのを確認すると、ソフトバンク・内川は二塁本多と抱き合った。さすがは主将、これぞ4番。初回の右越え適時二塁打に、3回の同点弾、8回は中前打で勝ち越しの口火を切った。CSでは昨年のファイナルステージ初戦に続く猛打賞。内川の貢献度は打つだけではない。

 「様子がおかしかった。何かそわそわして」。初回先頭弾を許したCS初先発の千賀に、一塁から駆け寄った。「おまえ、大丈夫か」と笑いかけると「やべえっす」と返ってきた。察した上で、あえて畳み掛けた。「すげえな。なかなか打者1人で1点取られんぞ。おまえ、やるな」と。「ああいうのも絶対、経験だと思う。何回、経験しても緊張するけど」。緊張を受け入れ、消化できるのは経験ゆえだ。

 昨年はCS全3戦で勝利打点。今年も3安打で滑り出し、CS通算打率は3割8分7厘となった。強さの秘訣(ひけつ)は内川流の確率論にある。「(シーズン)打率は3割だけど、打席の打つ確率、打たない確率は5割ずつだと思って、打つ方を信じて」

 3回にCS2年ぶり、3本目のアーチ。涌井の内角シュートを左翼テラス席へ放り込んだ。「どうやって打ったか、どういう意識だったか、あんまり覚えてない。あんなコースを、あんな打ち方…」。同点の8回には中前打で好機の足場をつくった。

 「価値ある適時打と本塁打を打ってくれた。主将が率先して、思いを形にしてくれた」。工藤監督が口にした内川の重み。歴史的V逸に沈んだチームが、日本一へ最初の1勝をあげた。 (森淳)

 

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