【プロレス】古館アナ実況はNGも、幻のオールスター戦を上映
2016年9月30日16時37分 スポーツ報知
10月7日に後楽園ホールで開催される「昭和の新日本プロレスが蘇る日」の記者会見が30日、東京・帝国ホテル内で開かれた。猪木・アリ戦の仕掛け人でもある元新日本プロレス専務の新間寿実行委員長(81)のもとに、藤波辰爾(62)、初代タイガーマスク(佐山サトル=58)、元テレビ朝日の舟橋慶一アナウンサー(78)、榛葉賀津也参院議員(49)が集まった。
このイベントはプロレス興行ではなく、テレビ朝日の協力で昭和の新日本プロレスの名勝負の上映や、レスラーらによる「言えんのか!」トークバトル、伝説のベルトやトロフィーなどのお宝展示、力道山、山本小鉄、星野勘太郎、ムハマド・アリ、アンドレ・ザ・ジャイアントら名選手の追悼式などが行われる。
新間氏はテレビ朝日提供のVTRに加え、自身秘蔵の「夢のオールスター戦」(1979年8月26日・日本武道館)の上映を発表。当時は新日本プロレス(テレビ朝日)と全日本プロレス(日本テレビ)が中継権で折り合わずノーテレビ(ニュース報道のみ)だった幻の試合が蘇る。
ミル・マスカラス、ジャンボ鶴田と組んで出場した藤波は、一部映像をチェックし「あの時以来、見てなかったが、よくこの一戦が実現したな」としみじみ。入門していなかった初代タイガーマスクは、当日は試合はないものの「集中トレーニングしたい」と気持ちを高ぶらせている。
両選手のタイトルマッチも上映されるが、プロレスの枠を超えてしまった古舘伊知郎アナ(61)の実況はテレビ朝日から許可が出なかった。新間氏はぼやきながら「師匠の舟橋さんの方がいい」と言い、舟橋アナも「私の実況はストロングスタイル。スポーツの原点は古代ローマ・パンクラチオン」と名調子を響かせた。