三連休の真ん中、爽やかな休日になると思っていた。しかし目覚めは姉の呻き声によってもたらされる最悪なものだった。
最初何事かと思ったが本人の呻き声から生理痛によるものと判明した。
姉の生理痛はたまに重い時があり、熱を伴うことがあった。過去形。
何故なら前に病院でよく効く漢方薬を貰っており、それを飲むことで改善されていたからだ。
そう、飲み続けていればの話だが。
案の定最近は飲むのを怠っていたらしい。声を聞いて慌てて母親が起き、姉と会話したことで判明した。
そして母親が漢方薬を持ってきて飲ませていた。(ていうかなんで母が来るまで飲んでないんだよ)
しかし漢方が効くのには時間が少しばかりかかる。続く呻き声。同じ部屋のベッドの中の自分。
う、うるせえ…
不快だ。苦しみ続ける人の声を聞くとか拷問かよ。残念ながらそんな趣味もないし。しかし眠い。夜更かししたしゆっくり寝たい。しかしうるさい。
心配する気持ちは少しはある。しかしだからと言って何かできるわけでもないし、というか機嫌の悪い姉に不用意に話しかけると何をしてくるか分からないから、声をかけるのは恐ろしい。ていうか原因が完全に漢方飲み続けなかったという怠慢だし。後普段の行いがあまりにもあんまりだし。
というわけで起きた。
そして数時間経った今、姉は漢方薬が効いたのかケロっとして「いやー大変だったなぁー」と言っている。
大変だったのは出掛ける寸前だったのに姉のケアをする母だった気もするけど。
「漢方薬飲まなかったの?」と聞いたら「毎日飲むのって大変なんだよー」との返事。まあ自分もよく他の薬を飲むので分からんでもないが、あれだけ苦しむのをほぼ確定回避出来るのに飲まないのは理解が出来ない。
ていうか他人に迷惑を掛けたという意識が微塵も無さすぎわろりんぬ
いつもこうなんだよな
社会人になったら家を出たいなと改めて思った