「大好きな三谷幸喜作品に出演することが夢」と力強く語る真上さつき。濡れ場もいとわないド根性は天下一品だ=東京・大手町(撮影・斎藤浩一)【拡大】
大人っぽい表情とあどけない姿が同居する女優、真上(まうえ)さつき(21)。来年1月14日公開の日活ロマンポルノ生誕45周年プロジェクト作「牝猫たち」(白石和彌監督)で、中心人物の一人として濡れ場に挑戦した。
デビューのきっかけは故郷・滋賀でニートの状態だった2年前、「人生を変えなければ! 有名になりたい!」と一念発起。2万円を握りしめて上京し、住み込みで新聞配達のアルバイトをしながらオーディションを受け、映画出演のチャンスを手に入れた。
濡れ場は、7月に公開された初出演映画「アルビノ」(亀井亨監督)で経験済みだが、「やっぱり脱ぎたくないですよ。でも、作品の、芸術の一部であれば」ときっぱり。目標は一生女優を続けることで、「どんな役でも演じたい。見る人に心を伝えられる芝居をやっていきたい」と瞳を輝かせた。