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【政界徒然草】
民進・蓮舫代表の「二重国籍」問題を不問に付す自民 今からでも遅くはない、辞職勧告を突き付けよ
臨時国会が召集され、与野党は日々、論戦を戦わせている。民進党の蓮舫代表の日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」問題は、9月23日に蓮舫氏が台湾籍の離脱手続きの完了を明らかにしたことで、まるで存在しなかったかのように過去の話となりつつある。9月28日に代表として初めて参院本会議で代表質問に立った蓮舫氏が自身の失態に言及することはなかった。
(※10月5日にアップされた記事を再掲載しています)
自民党の二階俊博幹事長も9月25日放送のラジオ日本番組で「われわれはこの問題に対して何かモノを申し上げることはない」と宣言した。その言葉通り、9月27~29日の衆参代表質問で質問に立った自民党議員が蓮舫氏の二重国籍問題を取り上げることはなかった。自民党として不問に付したということだろう。
折しも、自民党の小野田紀美参院議員にも米国籍との二重国籍が判明した。蓮舫氏を攻撃しづらい環境かもしれない。とはいえ、このままでは自民党にも連帯責任が生じることになりかねない。
蓮舫氏は旧民主党政権の菅直人首相、野田佳彦首相によって行政刷新担当相などに任命された。蓮舫氏は当時から日本国籍を保有していたとはいえ、「日本国籍以外の“国籍”を持った人物」が天皇陛下の認証を受けたということだ。