訪日中の米国のサマンサ・パワー国連大使(46)が8日、都内で朝日新聞のインタビューに応じ、2児の母としての子育てと、世界の難題に取り組む多忙な大使の仕事を両立させる日々の苦労について語った。
パワー氏は、仕事で忙しい日々のなか、当時5歳の長男に「いつもプーチン、プーチン、プーチン(ロシア大統領)。たまには僕の名前を呼んで」と訴えられたエピソードを明かした。
長男デクラン君(7)と長女ライアンちゃん(4)を育てながら、国連大使の重責を担うパワー氏の暮らしぶりは、現地メディアでも取り上げられてきた。
ただ、ロシアによるクリミア併合などが起きた2014年のウクライナ危機の際は多忙を極め、週末は子ども連れで勤務先へ。同僚から最新の世界情勢の報告を受け、電話では上司のケリー国務長官と方針を話し合った。
そんななかでプーチン氏の名前を口にし続けた母に、当時5歳だったデクラン君がかんしゃくを起こし、「もう一度、僕の名前じゃなくて、プーチンの名前を呼んだら、僕は出て行くよ」と宣言されたという。職場で、デクラン君はちょっとした有名人になったという。
パワー氏は、人口の半分を占め…
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