シリア 停戦崩壊で市民500人近くが犠牲に
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シリアでは、停戦の崩壊に伴い、アサド政権と反政府勢力に加えて過激派組織IS=イスラミックステートも攻勢を強め、犠牲になった市民が500人近くに上っています。
停戦が崩壊したあと、アサド政権は北部の最大都市アレッポの制圧に向けて攻勢を強めていて、8日には東部に立てこもる反政府勢力を空爆するとともに、地上部隊を攻め込ませて支配地域を広げました。
一方、反政府勢力も政権側が支配するアレッポ西部を砲撃し、死傷者が出ています。
さらに、これまで劣勢だった過激派組織ISが、停戦崩壊後の混乱に乗じて再び攻勢を強めていて、アレッポ県のトルコとの国境付近で反政府勢力に大規模な攻撃をしかけ、複数の村を制圧しました。
内戦の情報を集めているシリアの人権団体は8日、この3週間にアレッポ県だけで、子どもを含む市民合わせて497人が戦闘に巻き込まれて死亡したと発表しました。
シリア全土での犠牲者の数はさらに多いと見られ、停戦が崩壊したシリアの状況は深刻さを増しています。
一方、反政府勢力も政権側が支配するアレッポ西部を砲撃し、死傷者が出ています。
さらに、これまで劣勢だった過激派組織ISが、停戦崩壊後の混乱に乗じて再び攻勢を強めていて、アレッポ県のトルコとの国境付近で反政府勢力に大規模な攻撃をしかけ、複数の村を制圧しました。
内戦の情報を集めているシリアの人権団体は8日、この3週間にアレッポ県だけで、子どもを含む市民合わせて497人が戦闘に巻き込まれて死亡したと発表しました。
シリア全土での犠牲者の数はさらに多いと見られ、停戦が崩壊したシリアの状況は深刻さを増しています。