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【芸能・社会】

ピース綾部、本気でハリウッド 来年4月からNY拠点に活動

2016年10月9日 紙面から

米国へ活動拠点を移すことを発表したピースの綾部祐二=東京・神宮前で(安江実撮影)

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 お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二(38)が8日、東京・神宮前のラフォーレミュージアム原宿で緊急会見し、来年4月から活動拠点を米国に移しハリウッド俳優を目指すことを明らかにした。期限は区切らずコンビは事実上活動中止。それでも相方の又吉直樹(36)も賛成してくれたという。会見で綾部は「とにかく一度でいいからレッドカーペットを歩きたい」と大きな夢を描いていた。

◆来年4月から

 人気芸人が驚きの決断を発表した。綾部は英語がまったくできないため、まずはニューヨークに渡り2〜3年英語の勉強をした後、コメディアンとして活動。最終的にハリウッドスターを目指すという。

 綾部は2003年、又吉と「ピース」を結成。熟女好きを公言し笑いを取り、露出・人気共に急上昇。よしもと男前ランキングで3年連続1位となり殿堂入りするなど、イケメンとしても知られる。バラエティーのほか、ドラマや映画で俳優としても活動。昨年放送のフジテレビ系ドラマ「別れたら好きな人」では主演に抜てきされた。

 順風満帆の芸能生活だったが「夢はハリウッドデビュー」と本気とも冗談ともつかない口調で語っていた。綾部は昨年1月に初めてニューヨークを訪れ、これまで4回訪問。「すごくパワーとスピードを感じた。ここで勝負してみたいと思った」と強い憧れを抱いた。

 突然の発表の理由について「来年40歳になるのが一つのきっかけ」と挙げたほか、昨年、又吉が小説「火花」で芥川賞を受賞したことも影響したという。受賞で又吉がさらに知名度を上げると、又吉との“格差”がささやかれた。綾部は又吉のことを「先生」と呼んで持ち上げネタにしていたが「先生(又吉)が偉業を成し遂げて、自分はこのままでいいのかという思いが強くなった」と悩んでいたという。

 現在、TBS系「王様のブランチ」などでレギュラーを務めているが、来年3月末で降板することを、今年夏ごろから各局と調整を進めてきた。

 又吉は「行ったらええやん。勝負してきなさい」と背中を押してくれた。又吉はこれまで通り国内で活動し、綾部はコンビについて「解散しません」ときっぱり。所属事務所の社長には「お笑い界の(元メジャーリーガーの)野茂英雄になりたい」と言ったら爆笑されたことも明かした。

 綾部は独身で、単身渡米。熟女好きを公言してきたが「アメリカに行ってまで熟女を追おうとは思っていない」と熟女断ちを宣言。「アメリカでビッグになって帰ってくる。何でビッグになるかは分からないけど、とにかくスターにこだわる」と力強く語った。

<綾部祐二(あやべ・ゆうじ)> 1977(昭和52)年12月13日生まれ、茨城県出身。99年NSC(吉本総合芸能学院)東京校5期生として入学。2003年又吉直樹と「ピース」結成。コンビで10年キングオブコント準優勝、同年のM−1グランプリ4位。身長167センチ、体重55キロ、血液型O型。趣味は野球、スケボーなど。

 

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