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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身貴族のノート

アキラです。バツ無し独身貴族のノート。

自分のことを何て呼ぶか・・・

自分のこと 日常

言葉に関しての話だ。

今回は一人称について・・・。

10/7読売新聞のコラムに、ちょっと面白い記事が有ったので紹介。

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レイモンド・チャンドラーの小説は主人公の私立探偵マーロウが語り手である。「私」清水俊二訳)。「おれ」田中小実昌役)。第一人称は訳者で異なる。どちらを好むかは人それぞれだが、<私は腰を降ろした>(清水訳『高い窓』)の「私」「おれ」であると、どうだろう。目に浮かぶ動作の速度や、椅子の立てる音は微妙に違ってくる。言葉とは繊細なものである。

 

個人的な好みとしては、P・マーロウには「私」って言って欲しいな。「おれ」だと、なんだかマーロウの持ってるオシャレな雰囲気が無くなるような気がするんだけどなぁ。H・ボガート演じる映画版では、何て言ってたか覚えてないけど・・・。

村上春樹もチャンドラーを訳してるんだけど、どういうふうに訳してるのか気になるな。近いうちに読んでみようとは思ってる・・・。

大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) 村上春樹 訳

大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) 村上春樹 訳

 

で、このコラムを読んで思ったのは・・・

なるほどなぁ・・・、ってこと。

<私は腰を降ろした>

<おれは腰を降ろした>

たしかに読んだときの印象、浮かぶ情景が微妙にちがう。小説なんかでは、こういう印象の積み重ねで、主人公などを人物造形してるんだろうけど、たしかに自分のことを何て呼ぶかは大切なのかもしれないなぁ。

これは、ブログなんかでも当てはまるような気がする・・・。

 

 続き~

 

いろいろブログを見てると、「僕」って人も居るし、「私」って人も居る。

女性の方のブログだと、大半が「私」じゃないかなぁ。まさか、女性で「僕」は居ないだろうし・・・。「ボク」って人は居たけどね。

「僕」とか「私」式の文章・・・何て呼んで良いか分からないから、とりあえず〇〇式と呼んだけど・・・

さすがに文章が綺麗だよね。

それに比べて、このブログ・・・「オレ」だもんなぁ・・・。

これでも、はてなに越してきた時に変えたんだけどな。

昔の記事は「わし」って書いてるハズだ。

「わし」って書いてると、なんか、妙な先入観を持たれるみたいで、たまにおかしなコメントが来たりしてた。

お孫さん、何歳ですか?

 

孫とか居ないし、まだ40代だ!

 

よく使ってたチャットがあるんだけど・・・。

チャットで話してる時も「わし」って使ってたら、いつのまにか、オレのこと「じーさん」ってあだ名が付いてたな。

そこで考えたんだけどね・・・

「わし」って使うのは、もしかして年寄りって思われる?

 

そんなこともあって、はてなに越したのを機会に「オレ」に変えてみた。

漢字で「俺」とか、ひらがなで「おれ」も考えてみたけど、何となく一番、若そうな雰囲気かなぁと思って「オレ」にしたんだけど・・・。

 

変えてみようかなぁ、「僕」とか「私」に・・・。

 

いやぁ、「今さら感」あるしなぁ・・・。

 

迷うなぁ・・・。

 

実生活では、完璧に使い分けてるんだけどね。

家では100%「わし」だし、仕事だと「オレ」だし、取り引き先相手とかだと「私」・・・。友人には、「わし」だな・・・。

一番、使いやすいのは「わし」なんだよね。「オレ」よりも慣れてるし・・・。

 

もうちょっと、読売新聞のコラムから引用しようか。

競泳選手マイケル・フェルプス選手(米国)の発言はテレビで「ぼく」と訳され、ほぼ同年齢の陸上選手ウサイン・ボルト(ジャマイカ)は「オレ」と訳されることが多いという。そうしたイメージの固定化はいずれ、報道を紋切り型にしかねない。

 

 

まぁ、たしかにボルトは「オレ」のイメージだな。

「ぼく」の方が優等生的なイメージなんだろうなぁ。否定はしないけど・・・。

って言うか、

こういうのがイメージの固定化か!?

 

とはいえ、第一人称の「I」「オレさま」と訳してみたい人が世間に居るのも確かだろう。

 

コラムではフィリピンの大統領やアメリカの大統領候補を挙げてたけど、こういう人、たくさん居るよな。

 

 

次回の予定~

警察が来た!

すごく怖かった夜の話。