衝突で右前部が大破したマイクロバス(8日午前10時58分頃、石川県七尾市で)

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 石川県七尾市中島町笠師の自動車専用道路「のと里山海道」で8日早朝、同県珠洲すず市立緑丘中学校の野球部員21人ら23人を乗せたマイクロバスと、親子2人が乗ったワゴン車が衝突し、1年生の男子部員2人が死亡したほか、双方の運転手ら3人が重傷、14人が軽傷を負った。

 ワゴン車はバスの右前部にぶつかっており、死亡した2人は運転席のすぐ後ろの2列にいた。

 七尾署の発表によると、事故は午前6時40分頃に発生。死亡したのは珠洲市蛸島町、山崎粋生すい君(12)と、同市野々江町、蟹由かにゆ晃一君(12)。監督の30歳代男性教諭を除く全員が病院に運ばれ、バスを運転していた保護者の同市上戸町北方、消防士源剛一さん(42)と、1年の男子部員(12)、ワゴン車を運転していた金沢市金川町、農業浦和宏さん(45)が重傷。ほかの1、2年生部員13人と、浦さんの息子(11)は軽傷だった。