「何かが起きそう……」富士山の山頂にかかる雲の不思議な姿に驚きの声

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謎のディアボロさん(@u_n_diavol)が10月8日の昼頃に撮影した富士山の写真。山にかかる雲が不思議な形をしています。

富士山の周囲を雲が取り巻き、山頂部分はまるで帽子をかぶっているように見えます。

Twitter/@u_n_diavolo

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なかなか見られない富士山の姿に、ネット上では驚きの声があがりました。

ビーム出そうこんな景色あるんだ……奇妙だなこれは……もうすぐ天気が荒れるぞ……!突如出現した謎の巨大建造物感ありますね!このまま光に包まれて浮いていき、進化系へと…何か?起きるかも〜

天候が悪くなる予兆

「これは天気が荒れる」という声がありましたが、これは恐らくその通りになりそうです。

山梨県鳴沢村のライブカメラが撮影した12時ごろの映像を見ると、やはり雲が山頂を取り囲むように集まっています。

http://www.vill.narusawa.yamanashi.jp/

http://www.vill.narusawa.yamanashi.jp/

山に雲が取り巻いて帽子をかぶった「傘雲」が出現すると次の日以降は雨が降るという古くからの言い伝えがあります。

「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」 「ひとつ笠は雨、二重笠は風雨」

これは「観天望気(かんてんぼうき)」といい、自然現象などから天気を予想する方法です。

傘雲は、低気圧が接近して日本列島に暖かく湿った空気が入り込むと発生します。そのため、雲の発生後はかなりの確率で天候が崩れて雨が降ります。

傘雲が出た後の24時間後までに雨が降る確率は、春・秋が約70%、夏は約75%、冬・約70%と、かなり高い的中率で、統計からみても信頼度が高いとか。

確かに、この雲が観測された10月8日・9日の天気は、静岡県では曇りのち雨、山梨県でも晴れ一時雨の予報。雨が降る可能性はかなり高そうです。

山の天気は変わりやすいことから、天気予報が頼りにならないことも。山にかかる雲の様子で天気を予想できるよう、覚えておくと便利です。