8ヵ月も電池交換不要な活動量計『Withings Go』を試してみる【レビュー】
24時間いつでも運動&睡眠を記録。
充電不要の手軽さが魅力の『Withings Go』
Withings Go
メーカー:Withings
製品ジャンル:活動量計
実売価格:9000円前後
【連載企画】 ちょっと気になる“アレ”実際に試してみました!
DIGIMONO!スタッフが気になっていた製品を実際に試してみるレビューコーナー。定番デジタルグッズからちょっとした小物やサービスまで、ジャンルを問わず幅広く取り上げていきます。
画面の見やすさと、手間のいらない電池駆動がイイ!
ウォーキング、ランニング、スイミング、睡眠を自動で記録してくれる活動量計が『Withings Go』。スマホと同期すれば日々の運動記録を確認できるため、運動不足やお腹周りが気になっている人にピッタリの製品といえるでしょう。
とはいえ、1万円近い価格は数千円から買える競合製品と比べてしまうと割高に感じてしまうのも事実。また、スマホの着信通知も、心拍計も、アラーム機能も備えてないため、機能面でも見劣りしてしまいます。それでもあえてWithings Goがいいと思うのは、その価格差を補って余りある実用性に他なりません。
実用性で気に入った点としてまず挙げたいのが、表示に腕時計E Inkを採用していること。大きな円状のパーセンテージバーで設定歩数(標準では1万歩ですが、変更できます)の達成度が表示されるため、チラ見するだけで運動量が読み取れます。とくにランニングなどの激しい運動中は小さな文字が読みづらくなりますから、表示が大きいというだけでかなりの高ポイントです。また、 画面中央を少し強めに押すと10秒間ほど時間を表示してくれるので、時計としても活躍してくれます。アナログ表示なうえ、0時の位置が分かりにくいので、ちょっと読み取りづらいですけどね。
もうひとつ実用的なポイントとしてあげたいのが、ボタン電池で動くことです。充電する必要なく最大8ヵ月間使えるため、うっかり充電を忘れて何も記録されない、腕に付け忘れて出かけてしまう、夜間充電しているので睡眠時間が2日1回しか計れない、といったミスや不便な思いをしなくて済みます。
また、5気圧防水でプールもシャワーも装着したままで大丈夫ですから、24時間、すべての活動量を記録できるわけです。バンドは腕に巻くタイプと、ポケットやキーホルダーなどに付けられるクリップタイプの2種類が付属しているので、好みで使い分けるといいでしょう。
取得したデータはアプリでチェック
Withings Goで取得した活動量データはスマホと同期され、アプリで見やすく表示してくれます。データの同期は自動でいつの間にか行われていますが、手動での同期も可能です。ただし、手動更新はうまく接続できない場合があって、長いと数分程かかることもあるので注意したいところ。1日1回くらいアプリを起動していれば、ほとんどの場合、勝手に同期されているのでまず困らないかと思います。
睡眠はボタンを押すことなく自動で記録してくれます。浅い眠りと深い眠りを判別してくれるので、睡眠の質を知りたい場合にも役立ってくれるハズ。
正確な運動量と睡眠時間の把握は、健康管理に大切なデータです。普段から活動量を記録しておけないのでは、運動不足や睡眠不足などの把握も難しくなってしまいます。Withings Goは機能重視の製品と比べると見劣りしがちですが、充電不要&防水仕様で、常時装着しておけるのがメリット。最も重要な「活動量を記録する」ことを続けやすいだけに、面倒くさがりだと自覚のある人にこそ使ってもらいたい製品です。
なお、いかにも活動量計だというデザインが嫌だという人には、「Activité」シリーズがオススメ。価格は2倍以上してしまいますが、どう見ても腕時計にしか見えないのに、Withings Goよりも高度な機能を備えています。
文/宮里圭介
関連サイト
Withings Go製品情報ページ