Windows10 の プチフリ/フリーズ問題のチェックポイント (メモ書き)

SSD,プチフリ,windows10 RS1

Windows10 RS1 で CドライブにSSDを利用してて Windows システムが頻繁にプチフリしちゃう場合のチェックポイントをメモしたページです。

SSD,プチフリ,windows10 RS1などについて。

Windows10 の プチフリ/フリーズ問題のチェックポイント (メモ書き)

CドライブにSSDを利用してて Windows10 のシステムが頻繁にプチフリしちゃう場合のチェックポイントをメモしたページです。

  • 症状は大きく分けると4つに別れるようです。
    1. Windows10へのアップグレードが引き金になっているもの。
    2. アップグレードではなく「事前のバックアップやクローン」が引き金になっているもの。
    3. 従来からある、SSDのLPM問題など。
    4. ストレージ関連のアプリやドライバとの相性
  • ちなみに Windows10 Anniversary Update 以降では、2016年9月30日配信のKB3194496(またはそれ以降の累積アップデート) をインストールすると、一部のプチフリ現象はかなりの改善が見込めます。
  • ページタイトルに「Windows10」を付けていますが、Windows10に限らず、以前のWindowsで発生する問題も含まれています。

 

現段階では「ネット上で興味深い情報を拾ったのでメモしておこう」程度のページです。全ての現象が手元で確認できたわけでもなく、また細かい手順や効果をスルーしている項目も含まれています。

また、プチフリ問題とは別の問題も、敢えて一部このページに書き記しています。(OSクローンの話題などは、プチフリ問題だけ書いてOSが起動しなくなる現象をスルーしてしまうとモヤモヤが残るため)

チェックポイント

  • EaseUS Todo Backup Free や Acronis True Image HD など、サードパーティ製バックアップツールをインストールしている
    • このメモページを残しておこう、と思うキッカケになった項目。
    • サーとパーティ製クローン・バックアップツールの「自動バックアップ用サービス」がSSDのプチフリを引き起こすケースがあるらしい。
    • とりとめもないはなし。: SSD 換装で、大コケにコケた話。
      MX100 SSD Freezes After 8.1 (KB2919355) - Crucial Community
      • コメント欄含め、何件か同様の報告あり
      • リンク先では、Windows 8→8.1のアップグレードで発生。
      • システムドライブのクローンや換装は、LPM問題なども発生する危険性がある。
    • その他、バックアップツールに含まれるストレージ関連のドライバそのものがWindows10のシステムと相性が悪いケースもある。
      • 正常にバックアップできているか確認する
      • セキュアブート有効時でもドライバが正常作動するか確認する。
  • ストレージ換装時の問題
    • Acronis True Image などのツールでGPTディスクをクローンすると、HDD、SSDの相性によってはアライメントのずれが発生する場合があります。
      • パフォーマンスが落ちたり、(起動ドライブの場合は) クローンが起動しなくなったりする。
      • ずれが発生する組み合わせの場合、セクタバイセクタのクローンが有効なケースが多い。
      • 古いHDD (512ネイティブ) → 最近のHDD/SSD(512eまたは4Kネイティブ)で発生する。(その逆でも発生する)
      • 大ストレージ(HDD) → 小ストレージ(SSD)などでも発生する場合がある。
      • 最新のバックアップツールでは発生しない場合もある。
  • SSDへの換装時の問題
    • システムドライブを HDD → SSD と換装した時
      • Trim発行やデフラグ設定などが、SSDに最適化されているかチェック。
      • HDDとSSDの省電力設定が異なるために発生
    • システムドライブを SSD → SSD と換装した時
      • LPM対応からLPM未対応のSSDに引越しなどで発生
  • GPTストレージの問題
    • MSR領域 (Microsoft予約領域) の存在しないGPTディスクは使わない。 
    • GPTフォーマットしたフトレージは、起動ドライブにもデータドライブにもMSR領域が存在するのが普通。
      GPTのMSR領域 (Microsoft予約領域)
      ▲クリックで拡大
    • しかしどういうわけか、GPTディスクなのに、MSR領域が存在していないGPTストレージが存在する模様。
    • 手元で色々テストしてみても、「MSR領域の存在しないGPTディスク」というものは作成されないので謎。
      • Windows7時代に「データドライブのMSR領域を削除するとOS起動が高速化する」という危険なTipsが出回った事があるが、その影響か?
        これはやっちゃダメなTips。
      • 古い USB-SATA変換アダプタを使うと、外付けUSB接続では正しくGPTフォーマットできないのか?
      • Linuxなど他のOSを使ってGPTフォーマットすると発生するのか?
      • いろいろ条件を変えGPTフォーマットしてみるが、一般的なフォーマット方法では必ずMSR領域が作成される。原因が特定できない。
  • Windows OS のメジャーアップグレード
    • Windows 8 → 8.1
      Windows 10 v1511(TH2) → v1607(RS1)
      などで一定数の報告がある。
    • 先のクローンツールの常駐バックアップサービスや、SSD換装/クローンなどの問題も含まれるか?

個人的メモ

我が家のメインPCの場合、Paragon Backup & Recoveryを使ってSSD換装。
その後 Windiws7 → 10 TH1 → TH2 → RS1 とアップグレード。
プチフリ問題は特に発生せず。

  • システムドライブ SSD換装 (クローン) 履歴
    Intel SSD 335 240GB (Windows7時代)
    → TOSHIBA THNSNJ256GCSU (7 → 10 TH1 → TH2 → RS1)
    → Intel SSD 330 180GB (TH2時代に一時的に利用)
    • 補足
      Intel SSD 330 180GB はライセンス認証問題の確認で一時的に換装したもの。2~3日利用してすぐに元に戻した。
      (ライセンス外れなかった)
  • 2016年8月12日~14日頃、一時的にプチフリ発生。自然解消。
    (↑RS1へアップグレード後、初回のWindows Updateして2日後)
  • フリー版 Paragon は、「自動バックアップサービス」系の機能は (おそらく) デフォルトでは無効。
    (この手の機能は無意識のうちに無効化しているので覚えていない)


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更新日 2016/10/08(2016年10月公開)このページはリンクフリーです

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